表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神祇 ─じんぎ─  作者: 高石童話本舗
さがしものと
PR
94/1823

せきにんかん2

『その中で、誰がいちばん偉いか分かるか?』


『んー……? わたし?』


笑みをこぼす柔和な気配がして、大きな手が、私の頭をナデナデしてくれた。


『たしかに、まずは発見者が持て(はや)されるだろうな?』


『違うの?』


『うん。 発掘に(たずさ)わってくれる者みんなが、お前と同じくらい。 いや、もしかすると、それ以上に偉いのだよ?』


『なんでー……?』


もの柔らかな吐息が、頭のてっぺんを優しく(かす)めていった。


『いずれ分かるときが来るわさ。 精進するのだぞ?』


『しょうじん……? しょうじんってなにー?』


『え?』


いまなら解る。


祖父の言葉の意味が、はっきりと解るのだ。


“人というものは、ひとりで生きていくことなんて出来ない”


“人は、かならず誰かに支えられて生きている”


ちなみに、祖父はまだまだ健在である。


あの人は、自分の墓すら自分で暴きかねないので、ピンピンしてくれていないと、逆に困るところではある。


それに何より、大好きな私のおじいちゃんなので、もっともっと長生きしてほしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ