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神祇 ─じんぎ─  作者: 高石童話本舗
さがしものと
80/1823

しゅうごう2

「やっぱり、穂葉はダメだった? 怖いって?」


「うん。 ニンニク持ってビビってた」


「ニンニクっ!? ニンニクってオイ!? 吸血鬼まで出んの!? うちの学校!」


「え!? やー……? そんな話、聞いた覚えないよ?」


「興味深いな……」


本来ならもう一名、ここに加わるべき仲間のことを、親身になって気づかってくれる。


そんな一同に応じた後。 史は、ひとまず辺りへ視線を巡らせた。


広々としたグラウンドは、非常に静かなものである。


乾いた土の匂いが、かすかに足元から立ち(のぼ)ってくる。


時おり通過していく車のヘッドライトが、高校の敷地を囲むフェンスの表面を、ゆるく撫で上げていった。


校門のそばに植えられた桜の樹木が、生ぬるい宵の風を受け、かすかに(ざわ)めいた。


枝ぶりに接する外灯の明かりが、よく(しげ)った緑葉(りょくよう)に散らされて、さわさわと明滅した。

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