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神祇 ─じんぎ─  作者: 高石童話本舗
さがしものと
59/1823

だんらん5

その後のことは、察するに余りある。


『そこに映り込んでしまった、招かれざる者……』


「は……っ!? はひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!」


「み、耳が……っ」


『ピースサインをする男性の肩先に、恨めしげな女の顔が……』


「あぁ……っ、ああああああああああああああぁっっっ!!!!!」


「……あ。 これ本物だ」


「!!!!!!!」


心霊写真やホラー映像など、番組の主軸に合った媒体が紹介されるたび、穂葉は絶叫した。


それはもう、ものすごく絶叫した。


「あぁ、これは偽物だわ。 よく出来てるけども」


「はぁ……。 ですよねっ? 私もそう思ってた所ですよ! ホントですよっ? でも、こうして見ると、なかなか楽しい番組──」


「あ……」


「へ?」


「これ、やっぱり本物かもなぁ……」


「!!!!!!!!」


これほど怖がってもらえると、ホラー番組としては大成功だろうし、製作陣も万々歳だろう。



「………………」


「う゛ぅ゛~……」


けれども、史は()して喜ばしい気分にもなれず、深々と息をついた。


(かたわ)らで、クッションに顔を(うず)める穂葉へと、声をかける。


「そろそろゲームする? 体もまぁまぁ冷めたことだし」


「……ううん。 もう寝ます。 電気、ちゃんと消しておいてくださいね?」


「え? うん。了解」


涙目を“こしこし”とやって、クッションを抱えたまま、フラフラと腰を上げる。


そうして穂葉は、よろよろと史の前を横切り、リビングの出入り口付近へ。


しかし、ドアノブに手をかけた途端、ふと固まってしまった。

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