だんらん5
その後のことは、察するに余りある。
『そこに映り込んでしまった、招かれざる者……』
「は……っ!? はひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!」
「み、耳が……っ」
『ピースサインをする男性の肩先に、恨めしげな女の顔が……』
「あぁ……っ、ああああああああああああああぁっっっ!!!!!」
「……あ。 これ本物だ」
「!!!!!!!」
心霊写真やホラー映像など、番組の主軸に合った媒体が紹介されるたび、穂葉は絶叫した。
それはもう、ものすごく絶叫した。
「あぁ、これは偽物だわ。 よく出来てるけども」
「はぁ……。 ですよねっ? 私もそう思ってた所ですよ! ホントですよっ? でも、こうして見ると、なかなか楽しい番組──」
「あ……」
「へ?」
「これ、やっぱり本物かもなぁ……」
「!!!!!!!!」
これほど怖がってもらえると、ホラー番組としては大成功だろうし、製作陣も万々歳だろう。
「………………」
「う゛ぅ゛~……」
けれども、史は然して喜ばしい気分にもなれず、深々と息をついた。
傍らで、クッションに顔を埋める穂葉へと、声をかける。
「そろそろゲームする? 体もまぁまぁ冷めたことだし」
「……ううん。 もう寝ます。 電気、ちゃんと消しておいてくださいね?」
「え? うん。了解」
涙目を“こしこし”とやって、クッションを抱えたまま、フラフラと腰を上げる。
そうして穂葉は、よろよろと史の前を横切り、リビングの出入り口付近へ。
しかし、ドアノブに手をかけた途端、ふと固まってしまった。




