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縁語 ─えんご─
高羽市
─たかはねし─
面積:11,35キロ平方メートル。
住人:約6万人。
気候:わりと温暖。 雨が少ない。
市木:松。
マスコットキャラ:天女のテンちゃん。
良くも悪くも、“都会田舎”という印象の、平凡な中小都市の一角です。
市の実情としては、都会へ通勤する人々が多く暮らす、ベッドタウンといったところでしょうか。
かつては、市の西側一帯に、白砂青松の美浜がありました。
古い時代、天女が水浴びをしようと舞い降りたのを皮きりに、中古代には、数多の歌人がその美景を詠い上げました。
つい昔日を偲ぶと、海水浴に訪れる人々の歓声が久しく、有数の観光地という栄華が、昨日のことのように思い起こされます。
しかし、一巡の盛衰を経て、町の様子はガラリと変わってしまいました。
その大部分が埋め立てられ、すっかり寂れた砂浜の名残。
もはや存在しない旅館の名称を、いつまでも記し続ける錆びついた看板。
それらが、どこかのんびりとした町並みのあちこちに、散見されるのみとなっております。




