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神祇 ─じんぎ─  作者: 高石童話本舗
あらかじめ
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22/1823

縁語 ─えんご─

高羽市

─たかはねし─



面積:11,35キロ平方メートル。


住人:約6万人。


気候:わりと温暖。 雨が少ない。


市木:松。


マスコットキャラ:天女のテンちゃん。



良くも悪くも、“都会田舎”という印象の、平凡な中小都市の一角です。


市の実情としては、都会へ通勤する人々が多く暮らす、ベッドタウンといったところでしょうか。


かつては、市の西側一帯に、白砂青松の美浜がありました。


古い時代、天女が水浴びをしようと舞い降りたのを皮きりに、中古代には、数多の歌人がその美景を詠い上げました。


つい昔日を偲ぶと、海水浴に訪れる人々の歓声が久しく、有数の観光地という栄華が、昨日のことのように思い起こされます。


しかし、一巡の盛衰を経て、町の様子はガラリと変わってしまいました。


その大部分が埋め立てられ、すっかり寂れた砂浜の名残。


もはや存在しない旅館の名称を、いつまでも記し続ける錆びついた看板。


それらが、どこかのんびりとした町並みのあちこちに、散見されるのみとなっております。

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