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第十六話 本土で式典が開かれる

準備が出来た。

壮行会をやってもらった。と言っても、肉親とか友達とか知り合いとかが少ないメンバーなので、それでも500人ぐらいが帝国ホテルに集まった。


大宮君の関係者は30人に止めてもらって、後日大宮君だけの壮行会を開催した。


大宮君には、助けてもらった患者や病院関係者、手術用の器具や特殊な薬の調合で薬剤会社など、多くの人が出席希望を届けてきた。有に2000人を超えたのが理由だ。

有名で有能な大宮君を手放すことになるとは関係者は絶句した。四方八方から慰留、懇願が届いたそうだ。しかし、本人のたっての希望が叶い、今日の日を迎えた。


意外なところでは、サトシに関係した人たちだ。6歳の天才児は、各方面にコネクションがあって120人が出席した。誰も来ないのはココロちゃんだけだね。まあそれは仕方ない。


ユウやイチローは、数少ない友人や学校の関係者がやってきた。

俺は、既にリタイヤしているので、招待状は友人だけにした。


その他の出席者は、このプロジェクトの研究者一同と防衛大臣。

今日は、報道機関も一般見学者も一切を寄せ付けていない。だから実況中継はない。


我々は英雄ではない。この世の忌避者でもない。無謀者でもない。

しかし、一抹の不安や後悔の残滓がないわけではない。笑って手を振るほど我々は豪気じゃない。

晒せたくない顔だってあるよ。


いよいよ、潜行開始だ。行こう!

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