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悪人は滅!冥界ポイント交換で人生イージーモード  作者: 仲田野 寿


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―――おはようございます。七時です。ニュースのお時間です。


 きょう未明、〇〇拘置所に収監中の〇〇死刑囚、〇〇死刑囚、〇〇死刑囚、〇〇死刑囚、〇〇死刑囚、〇〇死刑囚が死亡しました。病死と見られます。

 拘置所内に感染症がないかなど、詳しい検査をしています。


「あ。やっぱり多すぎたかな? ま、いいか。ちゃんとニュースになるんだね」



―――今日は北側の拘置所に行こうかなー? あ、そういや学校は休校なのだよ。昨日もね。

 ほら、あの暴力団関係者っぽい人が学校の前に来ちゃった件でね。なんで来たのか警察も調べているんだけどわからないらしいから、少しの間安全が確保されるまでーってことで明日まで休みになったのさー。


 なので今日は北側に行こうね。

 昨日の中華食べに行ったところみたいなボーナスがあればいいけどねー。あんなのはそうそうあるわけないからなー、あれが普通と思っちゃだめだな! 気を引き締めてやんないとなー。


 んと、でも、拘置所のビル遠いから、またアーノちゃんに手伝ってもらうわけで、えっと、その……。むむむむむ。

 またあの、なんか、なんか、……ちょっとえっちな気分になるあれするのかな?(小声) あっ、ちょっとだけだからね!?


 やっぱ今日やめる??

 ベッドでごろごろしながら少し迷ってたら、パソコンを見てた小春ちゃんがやってきた。


『千歳ー。ワラワ動物園なるものに寄ってみたいのじゃ』

「あ、そういや近くにあったね」

『電車の記念館みたいなのも近くにあるのじゃぞ!』

「ええー、両方行けるかはわからないなー。あ、そうだ小春ちゃん。……こないだのね、アーノちゃんと、あの、その、スキル一緒に使った時のことなんだけど、あの……」

『ああ、魂を重ねたときじゃな?』

「そうそうっ、それなんだけど、どういうことなのかわかるの?」

『ふむ。そうじゃな。アーノのスキルをお主に見せるためには、お主に自分の能力を被せる必要があるのじゃが、ここはわかるかの?』

「うん、そりゃそうだよね。アーノちゃんのスキルなんだし」

『そうじゃ。でだ、それを簡単にするのが魂を重ねることじゃな。お主らは相性がいいから出来ることだがの』

「相性?」

『魂の波長が合うと言うのかの? お主の母親とはお主は合わぬが、ヒナコとは合うの、そういう感じゃな。まず見える時点で相性がいいと言うことじゃしな。各々の力もあるがの』

「ほうほう。じゃあ相性がいいのは最初からわかってるのね。で、なんか、あの、なんていうか、あの」

『千歳はおぼこじゃからなー。うむ、言わずともわかるぞ。魂を重ねるときは多少なりとも刺激があるのじゃ。相性が悪いのに使うと痛みを感じるしの? 相性が良ければ気持ちが良いの。……巫女もそのような相性の良い者を選ぶのじゃ。万が一、ワラワも魂を重ねるような場合があれば痛みがあるのはいやじゃからのう』

「なるほど。わたしがおかしいんじゃないんだね……? よかったー!」


 ほっとしながら小春ちゃんに頷く。よかった!


『うむ。アーノの場合は、生まれたばかりの見習い状態から死神に至ろうとする期間が極めて短時間のようじゃしの、それは千歳がおらなんだら無理だったはずじゃし。……だからなのか特に千歳に執着しておるようにも見えるの。

 千歳が傷ついたあのときのような、すべての枷を自力で壊してお主に仇なす者を屠ろうとするなどと、肉体がない者にとっては我ら神の域になるのじゃぞ。……千歳、そなたが嫌がるようであれば、ワラワがなんとかできるが』

「……執着……? そうなの? んんー、よくわからないけど、でも別に嫌じゃないし、守ってくれたことがうれしかったから大丈夫。ありがとうね小春ちゃん。……しっかし物知りだねー!! さすが!」 

『むむ、長生きといいたいのかの? まあ、外の世界には出ておらなんだが、それなりに長い期間生きて? おるしのう。人の世界も昔からの巫女を見ておったしの。ヒナコなんかは特に子に幸運をくれとか言うからな、人々の営みも見て幸運を授けておったのじゃぞ』

「……営み? ……そ、そうなんだ? ……わたしのは、見なくていいからね!」

『わかっておる。ほんに千歳はおぼこじゃのう』


 人形の手で頭撫でられた。ぐぬぬ。

 おぼこってなんなのさ。何語なのさ。むむむ。


 まあ、男の人とかあの化け物とかから、やなことされそうになったときはすごくすっごくいやで蹴ったりなんだりしたけど、アーノちゃんはくっついてても全然嫌じゃないもんね。

 これが魂の相性がいいってことなのかなー? ふーん? えへへ。



―――なんて話してたらアーノちゃんがやってきた。


『あの、トセ? いかないの?』

「あーそうだね、んじゃー動物園にも行こうかー!」

『ワラワ、ホワイトタイガーなるものが見たいのじゃ!!』

『トセ!! タイガー!!』

「猫のおっきい子かなー? 楽しみだね」


 今日は何着ていこうかなー。

 んーと、だるっとした太めのデニムハーフパンツにローブと同じ色の黒のオーバーサイズ七分袖Tシャツに黒のスニーカーに黒ソックスとキャップ合わせていくかー。動物園だしなー。



―――電車で移動した。

 そういや今日平日だったー。サラリーマン風の人多いな。ここで乗り換える人も多いのかな。


『あの、トセ、赤い人』

「あー、やっぱり……?」


 んー追跡弾使うのはもったいないし、かといって鎌振りかぶるのは無理だし、【隠密】は急に消えた? ってなりそうでちょっとやばいかなー。

 

 移動するふりして後ろについて、コルトパイソンくっつけて普通の弾撃ち込んで移動しよう。


 ……。よし。思った通りに出来た。

 あ、赤い人電車の中じゃなく、外に出てった。え、電車にひかれたりしたらやだな。……ん、大丈夫そう。



―――そこからはまた電車にのって移動したけど、途中、アーノちゃんが反応した。


『……トセ、赤い人、あっちこっち、かなりいっぱい』

「え、電車降りてこの街ってこと?」

『ふむ。念のため結界をしておくのじゃ』


ん、じゃあ降りよっか。


「終わったら動物園と最初の目的に行こね」


 ボーナスかな!?



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