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悪人は滅!冥界ポイント交換で人生イージーモード  作者: 仲田野 寿


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―――学校を終えて、今日はバイトのシフト入れてないしー、とエアガンを買いに来た。


 マックのある通りよりもかなり路地側で、あまり治安のよろしくない少し奥まった店舗なんだけど、わたしはこないだ赤いサラリーマンの人を狩った時にこの店舗を見つけたのだー!

 ちょうど銃使おうとしてたから目についたんだよね。ちゃんと覚えててえらいわー。


 あ、ちな、今はなんと小春ちゃんも一緒なんだよねー!


 今日の朝、『形代出来上がったのじゃー!』と、うれしそうな小春ちゃんが分身体でやってきた。一瞬人形が歩いてきたからまじでびびった。


 『ワラワも学校に行くー! 行くのじゃー!!』 と騒ぐから、スクールバッグにジャージと一緒につめたわ。

 こっそり顔出したりして周り見てたみたい。かわいいね。

 授業中は一番うしろのロッカーの上にバッグ置いて、そこから周囲が見えるようにしてた。アーノちゃんと話したりしてたね。

 授業中は静かにと注意しました!



 で、エアガンのお店でなにがいいかなーとしゃがんでスマホで調べつつずーっと迷ってたら誰か複数人の足音がした。お客さん入ってきたのかな。


 さすがにずーーっと迷ってるのもあれだし、これ買うかー。

 めっちゃ調べたけどリボルバーてのスコープつけるのはちょっと……、できるっちゃできるらしんだけど、命中率が悪いらしいんだよねー。

 エイムくそ野郎の千歳ちゃん的には、これ以上命中率悪くなると無理無理の無理になりそうなんだよねー。


―――なんてほんと一生迷ってたら、アーノちゃんから袖を引っ張られた。


 アーノちゃんが『あの、赤い人、あの。全部』っていうから、ええっ!? とこっそり覗いてみたら、……たぶん本物の銃持ってる人と、……あと薬かな? の取引っぽいのをする前段階? みたいなのを見ちゃった……。

 奥でやればいいのに、店員にバッグの中確認させてたのわざわざ手に持ってた。アホなの?

 ていうか、四人いる……まずい。ここは密室だし人数が多すぎる。みつかったらやばい。【かくれる】して一旦離れよっか。……三分……音を立てないように、逃げれるかな……っ……!?


 その取引中、見えないはずなのにこちらに向けて銃を撃ってきた人がいた。音あんまりしないからサイレンサーついてそう……って違う。


「誰だ」

「兄貴、誰もいませんぜ?」

「いや。いる」

「お前らも撃て。どこかに当たる」


 なんでっ!? やばいやばい。


 っっ痛っ! ちょっと腕と足にかすった……。まずい、逃げないと。てかなんで場所わかるの?


「あ、血が!? まじっすか!!?」

「なんもいなくね?」

「でも血が!?」


 アーノちゃんがわたしの血を見てふるえだした。


『トセ! ……トセを、傷つけた』


『アーノ!! 千歳はワラワが守るのじゃ! もう触れさせぬ。アーノ頼んだ』

『……っ……』


 アーノちゃんの髪がブワッと広がったと思ったらきれいな黒髪が白髪へと変わり赤い目が輝き出した。首のあたりに赤い血かな? が呪文のように纏わりついてて、なんかすごい厨二っぽい死神ッっていう感じ!


 えっ


 そしてアーノちゃんの周囲にナイフが回り始めた。うおおおかっこいい!!


『千歳!! 逃げるのじゃ。ここはアーノがなんとかする』


 アーノちゃんかっこいい! じゃなくて逃げよう。


 飛んでくる弾は小春ちゃんが弾いたりしてくれたっぽい。


 体感ぎりぎり三分くらいで普通にバーン! てドア開けて来たよ! 

 店の外に出ることが出来た! ……そのまま何事もなかったように歩く。もう【かくれる】は切れてるから早く血を隠さないと……。

 そのままドラッグストアのトイレに入って、ハンカチで止血して持ってたジャージに着替える。


 そのまま急いで家に帰る。

 アーノちゃん待ってようとしたけど、小春ちゃんが、『千歳、先にここらの場所から離れたほうがよい』って言うから、わかった。って戻ってきた。


 ちょっと一息ついたら怖くなってきた。なにあれ、【かくれる】してるのに分かる人いるのか……。


「……小春ちゃん……怖かったね……。アーノちゃん大丈夫かな」

『家についたら傷の手当じゃ、ワラワがもっと弾いておれば……』

「なんか分かる人いるんだね。ううん、それなら死神のローブ制服の上に着たらよかったなー。……全員赤い人みたいだったけど、誰も狩れなかった」


『トセ、傷は』

「あ、アーノちゃん!!」


 アーノちゃん戻ってきた。よかった。

 パタパタとわたしを触っている。うん、大丈夫よ。でもそこ痛いよー。


『トセ、大丈夫? 見習いだから狩れない、けど、赤いやつ、痛いから来れない、はず』

「たぶん今は血も止まってると思う。大丈夫だよ、かすっただけだから、守ってくれてありがとう。とってもかっこよかった!」


 アーノちゃんはほっとした顔でわたしをぎゅっと抱きしめてきた。


『あの、トセの血。あの。怖かった……』

「えへへ、ありがと。……【かくれる】しても分かる人いるなんて思ってなくて、ごめんね」

『あの! わたし! もっと! トセ、強くなって守る!』

「へへへへへ、わたしも強くなるから! ありがと」

『次はワラワも結界を張るのじゃ。まだ形代に慣れなかったのじゃが、そうも言ってられぬでな……ワラワの巫女に手を出したことわからせてやらねばならぬ』

「小春ちゃんもありがと! わたし小春ちゃんの巫女なのか」

『千歳もそうじゃし、ヒナコもそうだったのじゃぞ』


 二人と話しながら歩いてたら家に着いたー! あー、無事ついてよかった。


 そしていつのまにか巫女になってたらしいのには笑っちゃったけど、二人と話してたら笑えてたから、うん、大丈夫。怖いのもなくなった。

 一人で生きていくとずっとずっと思ってたから強くいようとしてたけど、二人がいてくれてよかった。あー、何も出来なかったなぁ。怖かったな。


 あんな風にならないように、ああいう人もいるんだーってわかったことでよしとしよう!

 でもまあ、新しいスキルでも取っちゃうかー? うん、武器の強化は少し後回しだなー。うーん。エアガンも結局買えなかったし、ちょっとあそこには近づきたくないしなー。練習も出来ないな。


 今日はよく食べてお風呂入って寝よう! 腕はまあかすっただけだけど、足がちょっと痛いんだよね。包帯まいとこ。



―――次の日。だいぶ足も治ったから学校に来たんだけど、学校の前に人だかりがある。先生と誰かが揉めてるのかな?


 え? アーノちゃんが隣で昨日の臨戦態勢状態になってる!? なに!? どったの!!?


「アーノちゃん??」

『トセ、傷つけたやつ、来てる』

『なんじゃと!?』


 ええええっっ!?!




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