11話 テッテレッテテー未来ノート
お久しぶりです・・・なんとか、かんとか書いたので続編を投稿します。
午後2時のおやつのため二階の自室から降りて、リビングに行くとソファに座り、パパが難しそうな顔でスケジュール帳を眺めていた。
昼食後にまた電話がかかってきて、誰かの訪問を受け付けると口にしてからずっと難しそうな顔をしてるのだ。
イラついたり怒ったりはしていないけど、また突飛でもない提案をしなければいけないのがちょっと心配。
怒るかな?
「以前、私がパワーボールを当てたのを覚えてる?」
緊張する声音を隠しきれないが、つばを飲み込みながら口を開いた。
先ほど、前世の情報をまとめたものをノートに書いた結果、説得できるなら説得しなきゃという判定が私の内心全員一致ででたのだ。
これも推し活と楽しい人生設計のため。
「この前の10月末に入金している。以前にも教えたがあまりにも大金だからね、君のお小遣いを大幅にアップしたり、ママに高価な布地を買っただけだよ。」
お小遣いに潤いが出てウキウキしたのも覚えてるけど、すぐに200ドル以外は全部貯金って切り替えたのも思い出してしまう。
「知ってる。そのお金あといくら残ってる?出来たら株式をやりたいの。」
「・・・・・アンジェラ君はまだ子どもだから無理だと思うよ?」
「・・・・私未来で推し活や前世の夢の活動をしたい。だから前世二次創作の小説のために株式を学んだ私の情報で買い付けしてほしいの。」
と言って見せたのは、日本語で書かれた2024年までの主な株式ネタ。
アップルの株価の上がりが一番高くなること、それから数年後にIphoneが出るから。
価格は何倍にもなる。
任天堂は好きなのであとポケモンがアメリカに上陸するから。10万ドルいないでかいたいこと。
任天堂も5倍ほどになる見通しであることを説明した。
「2007年11月の最初の週で全部利確するとしたらね、えっと、11月1日が木曜日で2日,とアップル株を売るとしたら。
…だいたい、90万ドルの株が18倍~21倍?ってことは・・・・20倍くらいだとして1800万ドルくらいに――」
ふと見ると、パパが凍り付いていた。
瞬きをせずに、呼吸音も聞こえない。
「パパ?ちょっとパパ!?」
「・・・・あぁ、アンジェラすまない。ちょっと驚きすぎて、心臓が物理的に止まりそうだったよ。」
「もう!心配したじゃない!2008年の時のサブプライムローンについてまだ話してないのに!」
まぁまぁとなだめられ、詳細を説明した。
「・・・・・・・・サブプライムローンか、ちょっと待ってなさい。」
そう言ってパパはパソコンの前に座って、調べていた。
「・・・・よしひとまず利確のために設定しておこう。」
「・・・パパもしかしてサブプライムローンの証券とか持ってた?」
「うん。持ってた。銀行が推したしな、安定してる投資対象だったが、たった今現在から2週間くらいで・・・・っと」
売れると話そうとしたんだなと私でもわかる。
プルルルルル!プルルルルル!
電話が鳴り響いて、ママが出る前にパパが要件ならわかってるとばかりに出た。
「ああ、2週間以内には全て利確をお願いするその後の買い付けはまだ未定ですが、銀行関係のものと合わせて今持っている株はすべて売却します。そうすると・・・・大雑把に176万ドルくらいになりますかね?」
「ええ、私も持っていたことは初期のころからでしたので非常にラッキーでしたが――深海の水圧と同じで、市場の圧力も限界を超えれば一気に潰れます。私の計算では、もうすぐ潜水艦の窓にヒビが入る音が聞こえてきそうなものでしてね。」
ユーモアも混じった笑い声が響いている。
それでは、と電話を切った。
「パパ、めっちゃ皮肉っぽいよ?そんなに皮肉を言わなくてもリーマンショックでもしかしたら今の銀行潰れちゃうかもしれないんだよ?」
「ハハ、銀行だって馬鹿じゃない。アンジェラの話を聞いて分かったが、いずれ弾けるものが分かってて推薦した株だなあれは・・・・。ところで、株式についてだが、」
唾を飲み込むようにノート(手書きの日本文字)と私に視線をうろうろさせるパパにくすっと笑った。
「そうよパパ。5倍よ?5倍。アップルは2007年の時点で確か5倍になるの!」
とノートの情報を見せる。
そこには、昔クリミナルマインドの二次小説を書くために集めていた情報を載せていた。
目を丸くして、長々と眺めるパパ。
「私の推し活のためにも旅行のためにもぜひとも私へのお給料をお願い!!」
満面の笑みでそういう私にパパはう~んと口をへの字に曲げた。
少し黙ると予想外のことを言った。
「信託を作って、受益人をアンジェラにしよう。」
君からの情報だからねと言って、パパは丁寧に説明してくれた。
「信託資金所謂信託は、役割を分担できるシステムで、委託者、受託者、受益者所謂未成年の子どもへ自分のお金を増やして将来のため残す方法だ。」
委託者これはお金を入金する人、受託者はこのお金を運用する人これは大人でないとだめだからパパかママになる、で、受益者は私、配当金や売却金が自動的にアンジェラの口座に振り込まれる。
と説明を受け少しの間考えると、ひとまず頷いた。
とうことで、作るために日程や目標などを決めるため、
後は、細かいルールづくり。
「ついでに夕方多分3時~3時半ごろだろうが電話のFBIリアム・ギデオン捜査官という人が来ることになった。先に作戦会議をしよう。」
ママを呼んできてと言われ、お茶のお代わりも貰いに行く。
っていうか、偶然ギデオンっていう苗字じゃん!!
ちょっとテンションが上がるんですけど!?
信託はきちっと規則を作らなければならないと言いう訳でできたのがこちらのルール。
「運用の支持は受益者の指示に基づいたことに従い、受託者はその決定に3年を超えてマイナスもしくは受益者が死亡しない限り拒否権を持たない。」
「なるほど・・・なるほど・・・」
ママにも立ち会ってもらい発表会の真っ最中。
ちゃんと聞いてくれてるのかなこの返事で。
受益者が死亡したら時のルールも決める。
「私が受託者が死亡したとき・・・または病などにより継続できない時の代行者の決定は信託が成立してから3年以内に決定すること。」
「パパは、自分の友人である物理学者や弁護士を候補に挙げますが、ママ的にはちょっとどうかなって思ってますよ?信頼する相手の選択は慎重にお願いね。」
却下するママに思わず内心拍手。
ひとまず保留とする。
「一先ず・・・私が職務不能になった場合は、お前の母さん、あるいは私が信頼する『独立した専門家(監査人)』が役割を引き継ぐ。お前が成人するまでは、単独でのアクセスは許可しない。」
「考えたくないが、物理学者として万一の事態を想定しないわけにはいかん。アンジェラ、お前に何かあった場合、この資金は『未来の科学者のための奨学金基金』として凍結・運用してもいいかい?これはお前の意志が、別の形で残るということになる・・・納得してくれるかい?」
「パパ、いいけど、私が死んだら未来の科学者のための奨学金もいいけど、海や自然を守るガーディアンの人のための奨学金にして頂戴せめて。
将来の地球ってかなりひどい自然災害が目白押しなの。勿論人間の自業自得っていうのはあるけど・・・・・。どうにかしたいのよね・・・・」
「受託銀行が経営危機に陥った場合、即座に資産を別のカストディアン(保管銀行)へ移管する権利も加えようか少し手数料は必要だがこういった部分でケチると後々リーマンショック以外でも大変になる。君の人生はまだ長いからな。」
そんなわけで信託契約書(Trust Instrument)を製作する約束をした。
その後、ノートに書いた出来事を全て英語に訳しながら説明しつつ、対国家権力に屈しないための作戦会議を終え気づけばチャイムが鳴っていた。
話 ついに対面。 ルール
パワーボールは宝くじです。金額の詳細は書きませんがかなり大きな金額を当てたことになっています。
サブプライムローンはかなり知らないことばかりだったので、一応ウィキや当時のことをチャットGPTや経済に詳しい友達にあっさり聞きました。かなりあくどいなっていうのが感想。




