10話 星の煌めき
一先ず、ここまでであとはまた推敲して書き直ししたりします。
お付き合いいただきありがとうございます。
また、できたら2週間以内で投稿したいな…。
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夜7時20分レストランに来てから、かれこれ50分くらい。
テレビがスポーツの番組が一時中断してスマトラ沖地震の被害に変わった。
まだ被害の詳細は分かっていないけど、憂鬱だ。
地震自体を取り除くのは不可能だってわかってたけど、本当に当たってしまった。
震える身体に途端に胃液が上がってきて、吐き気を催す。
急いでトイレに行き、吐き出すが今の食事も、朝どころかこの一か月ほとんど食べていない状態のつけで、胃痙攣が起こってるのか気持ち悪くて仕方がない。
「アンジェラ!!大丈夫?」
背中を優しくさすってくれるが返事が出来ない。
呼吸を整えるのに精いっぱい。
少しするとだいぶ気持ち悪さが引いた。
母に促されて、トイレの鏡で髪を整えるため見ると、青ざめた表情で、不幸を背負ったような世界で一番不幸だと思い込んでいる顔が映っている。
痛みや涙を歯を食いしばって耐え、やっと店内に戻ると、パパがホッとした表情で会計は済ませて帰るぞと持ち帰りのアイスティーを差し出していってきた。
トゥルルルル・・トゥルゥル
「?クリスマスの日に誰だこんな時間に?」
店員に会計を申し出た瞬間パパの携帯が鳴動した。
申し訳なさそうに断ってから、携帯をでたパパはすぐに険しい顔になった。
「・・・・もっと前に電話がかかってくると思ってましたよ。今出先でしてね、要件は明日ではだめでしょうか?これから家族でジャクソン・スクエアに行く予定なので・・・・」
慇懃に、さも不機嫌ですと言わんばかりに断ってると、突然パパが怒鳴り出した。
「いいか!!あんたらは必要な時に呼んでも来ないくせに!!こっちの都合はお構いなしでこんな日に、こんな日に電話をしてる!もっと早く呼びかけたらよかったんだ!!私たちは一か月ずっと苦しんできた!今君の言ってることが正しければこんなバカなことは無い!!直接来て詫びるならばともかく、不愉快だ!!もう切らせてもらう!!」
店内が一気に静まり返り、クリスマスの雰囲気が損なわれたのを感じたパパが周囲に気まずそうに謝罪をした。
「すまないね、こんな日に。」と100ドルものチップを置いて店を出た。
外に出るとやはり、町は賑やかでクリスマスの浮かれた音楽と灯があちらこちらから聞こえる。
今日はタクシーを店に呼んでもらっていたのでタクシーが少し遅れてきた。
「ジャクソン・スクエアに去年と同じように見に行くか、それとももう家に帰りたいかどっちだい?リトルプリンセス」
「‥‥‥‥‥‥ジャクソン・スクエアに行きたい。パパが思い切って引っ越すって言ってたし多分今年最後でしょ?見れるのは」
タクシーの中でそう告げて、ジャクソン・スクエアに巨大なツリーを見に行った。
煌びやかな星の宝石を飾ったようなツリーを見てると、今までのことがなんだか夢を見てるかのような気持ちになった。
去年はツリーを見ていつか自分の家に巨大なもみの木を植えるんだ!!っていってたな・・・。
どうやって大きくするんだいってパパに効かれて、ホグワーツの魔法と薬!!って答えてた。
「パパママ、ありがとう・・・・・
今年や去年の楽しい思い出が酷い思い出に塗りつぶされたたんだわ、私・・・・本当にどうかしてた。先月なんて好きなキャラクターの誕生日だっていうのに誕プレも用意してないし、誕生日ケーキもぬいの準備もしてないなんてファンとして廃る!!」
キラキラのクリスマスパワーのおかげと、15年後に来る初めて推しにあった私の心境としては誕生日もお祝いしてないなんて・・・・と心の中で彼らに土下座してしまう。
目を丸くして泣き出しそうな表情で笑う二人に、感謝のハグをする。
こんなにもへこんでたら、前世のお父さんとお母さんも心配するって思ったら元気を出さねばと気力が湧いてきた。
というか、今気が付いたよね。 悪役スポットのアニメもまだ出てないんだって、ちょっとディズニーの会社にファン要望としてお願いしようかな?ストーリーとキャラデザなんかは全部日本のスタッフ陣でお願いしますって。
「ママ!家に帰ったらスケッチブックにイラスト書くからそのぬいぐるみを作る材料ちょうだい!!」
思い立ったが吉日、私の心に輝くあの寮長シリーズを作らねば。
気持ちが暗くて、ご飯も食べられない日から一日でも早く復活せねば。
「ママも、最近服作ってないよね?なんかキラキラの服作ってよ!!私スケッチブックで着たい服書くから!!」
そういって、早く帰ったらやりたいことを羅列して楽しみを育てていく。
「そうだな・・・。来年こそはいい年にしよう」
気持ちはスキップしながら家に帰って来年の抱負をいっぱい考える。
旅行も行きたいしあらゆることがしたい。
これからの希望を胸に聖夜の夜は眠りに落ちた。
次の日、久しぶりにぐっすりと眠って体調がいい。
なんと私は11時の昼まで眠ってしまった。
起きたらおなかがグーグーなってて、急いでクリスマスの残りだけどチキンとシチューを温めて軽いブレックファストを作って食べる。
それから、昨日思い出して一生懸命昨日から書き続けたキャラクターに色をコピックで塗っていって、肌の色も調整して、キャラクタープロフィルを書きあげた。
「前世の腕前は堕ちてないわね」
ふふんと気分よく鼻歌を歌いながら、ママを呼ぶ。
「このぬいぐるみ作りたいからぜひママ力を貸して!」
「あら!イケメンのぬいぐるみね?」
「日本ではぬいって愛称で呼ばれる予定のものなの!!でも15年も私は待てない!!推しに会いたいから作るわ。これ作ったら一緒にカードコレクター桜の衣装もつくろうよ!!」
「いいわ!!それなら一緒にあの天使をイメージしたと言っても過言ではない白を基調としたデザインで、腰から下には羽を取り付けて、動くたびに本物の天使と見紛うに値する、可憐さと純真さ、きらめきを感じる最強のブレードは桜ちゃんの星の力をイメージしてあるのよね!今から楽しみで仕方ないわ!!」
「確か‥‥・・・こんな感じのドレスだったような気がするけどあってる?」
「あってる!!それにね!それにね!!あの神風怪盗ジャンヌも好きなのよ!!制服がこれまた可愛くて!緑と白の制服に、赤いリボンが可愛いのよ~、ぜひ作ってコスプレしてみたいわ!!」
と日本の少女漫画への愛が止まらない母を止めず、私もトップスピードで列車に乗った。
ここで豆知識☆
装飾ブレードとは何か
布の端や切り替え線に縫い付ける細い装飾テープとりあえずキラキラが多い。
平たいもの、縄状のもの、波型のものなど種類が多種多様。
金色・銀色・白・黒など、衣装に合わせて選ばれるそれは魔法としても輝く。
軍服、舞台衣装、魔法少女系コスチュームなどでよく使われる。
そんなわけで、うちらオタクにはきっちり必要な物なのだ。作ってくれてる会社にはいくら感謝してもしきれない。
ウキウキでアドレナリンマックスの状態でママと一緒に新聞紙で型を作り、完成形をイメージしていく。
想像の中の狩人が出来上がるにつれ、他のアニメのキャラクターも思い出してきた。
いろんなキャラクターに課金したい・・・課金~!!けどこれではいくらあっても湯水のように溶けてしまう!!!!!
いや、それよりもいくら課金しても大丈夫なように今のうちにお金貯めとこ。
確か、ハリポタ二次創作を書いたときに株式に関しても勉強したし歴史や金相場にもあらかた手を出してた気がする。
ちょっと記憶を掘り出さねば・・・!!!
つたない文章にお付き合いくださりありがとうございます。出来ましたらコメントなど頂ければ励みになります。
私は豆腐メンタルなので優しめにお願いします。




