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9話 疲弊
ニュースも見ず、ただただ、私は疲れていた。
この一か月というもの、災害データから殺人事件ファイルまで様々な内容を一生懸命にまとめていた。
気が張りすぎて、眠れない。
・・・やっと眠ったと思ったら、悲鳴で飛び起きる。
本当に、自殺も考えた。
だからカウンセリングを受けようとしたけど、パパの知り合いの教授と仲良くなっていろいろと話すようになってだいぶ落ち着けた。
流石にカウンセリングの人にも話せないしね。
学校もお休みだし、テレビを消して、見ないふりをする。
「アンジェラ、ひとまずジュースでも飲んで、テレビは消してのんびりしましょう?」
それにコクっと頷いてソファで横になる。
まだまだ若いのに、ママもパパも私のせいで顔がひと月の間にだいぶシャープになってしまった。
白髪も増えて、以前よりもベルトが緩くなったパパを見て思わず笑ってしまった。
きちんと新調したスーツを着て、フレンチクウォーターのレストランへ行こう。
今日だけはまだ悲劇をみないで眠ろう。
そう思ってたのに。




