ルーン・ガル・・・
肌がヒリヒリします。綺麗にすると言われて、モップブラシのような物でガシガシ洗われました。
足に付けた重りがある足枷が重くて歩くのが大変です。擦れて痛いけれど我慢です。
他にも沢山の女性が同じようにされて、床を拭く人や、窓を磨く人。沢山の女性がそれぞれの仕事を表情も変えずに一心にしています。
これが普通の扱いなのでしょうか?これが皆んなが言っていた奴隷の常識なのでしょうか?
ルーン・ガル・ガル・・・・ええと忘れてしまいましたが、その方がこの屋敷の主だと聞きました。
私は その方に会うために身綺麗にされたのです。
その方に会いに行く途中でビックリするほどの数の女性を見ました。
メイドさんでは無く、全て奴隷なのです。
目の前で歩いてる方以外、まだ男性を見てはいません。
「良いですか。発言の許可が出ない限り、貴女は発言をしてはいけません。顔を上げる事も許しません」
男性は低く冷たく義務的に言います。
私は頷きます。先ほど、「解りました」と発言したら、細い短い鞭なような物でお尻を叩かれました。
「発言は許していません」と言われました。凄く凄く痛くて涙目になりながら頷きました。
容赦がない方です。まだヒリヒリしています。
コンコン「ルーン・ガル・フェイ・ロイター様。連れて参りました」
一気に緊張します。ほんの少しの間を置いて扉が開きます。
ドアを開けた方も奴隷の女性です。やや下を向いて無表情です。
入る前に男性にグッと頭を下げさせられました。
足元しか見てはいけないのですね。ルーン・ガルってどんな方なのでしょう。少しは見てみたかったです。
「ルーン・ガル・フェイ・ロイター様。こちらが、珍しい毛並みの物でございます」
男性は一例をしながら私を紹介しています。
ボソッと聞こえた声に従って私は膝をついて頭を床につけています。
男性から言われたとおりの動作です。男性以外、まだ他の方は話していません。
「回れ」
短く、ハッキリと通る声に、私はハテナマークがつきます。回れ??
「何をしている。ルーン・ガル・フェイ・ロイター様 直々に命じられたのです。その場で回りなさい」
男性が付け足してくれました。
私は膝をついて頭を床につけたまま回りました。床に着いた所からハゲないですよね?
一周しましたが、沈黙が続きます。
いつまで このままでしょうか?足枷が痛いのですが。
「立て。その場で回れ」
ルーン様が沈黙を破ります。私は言われるがままに行動をしますが、もしかして。もしかしなくても、先ほどの「回れ」は「立って回れ」だったのですねっ!!!!
は 恥ずかしいぃぃ!!!!
下を向いているので、顔が赤くなったことはバレないですよねっ!?
一気に体温が上がって心臓が弾けますっ!
緊張より、羞恥の方が、私、動揺です!ああああつつっ穴があったら入りたいっ!
「顔を上げろ」
ルーン様は追い打ちをかけてきました!恥ずかしいのに!!恥ずかしいのに!!!!
私とルーン様と目が合います。
この世界の年頃の男性は、イケメンが多いのでしょうか?
ルーン様は、とても美形でございます。




