のんびりな旅です
ハマラクト大陸に渡ってから、早2日。
「カナイさんの傷も少し良くなりましたね〜」
「マオのおかげだよ。まさか、奴隷になって こんな風な待遇にしてもらえるとは思わなかったもんな」
「いいえ。デュオハルマさんが優しいからですよ〜」
「いいや。マオの空気の読めなさが良かったのよね。きっと」
「テシラさん。私は大人ですよ。空気ぐらい少しは読めますよ!」
「少しって・・・・」
ガタゴト荷台の檻に揺られながら、カナイさんの包帯を取り替えています。
最初は不衛生で、酷く膿んでいた傷も、少しずつ治って来ました。
この包帯も、傷薬も、デュオハルマさんが用意してくれたものです。
皆さんは頑なに否定しますが、デュオハルマさんは基本的に優しくて、面倒見が良い方だと思います。
数日前とは皆さんは変わりました。
虚ろな目をする方がいません。臭いも毎日 掃除しているので、清潔になりました。
痩せ細った子供も少しずつ、子供らしい膨らみが出て来ました。
泣いていた女性も、今は笑顔で他の方とお話ししています。皆さん別人ですね!
小さな村と言うより、集落くらいの素朴な村に何度も寄りました。
ハマラクト大陸は大きいですね。
お城が早く見てみたいです。ハマラクト城下までは、まだまだ かかるとか。
車や飛行機、新幹線があれば、どのくらい短縮できたのでしょう?現代はとても便利でした。
それでも、こんな風に 伸び伸びとゆっくり、時間も会社にも囚われないのは素敵な事です。
夜はビックリするほど、綺麗な星空が満載です。街灯が無いと こんなにも星がハッキリ見られるのですね。
こちらの世界も同じ星座や神話があるのでしょうか?
デュオハルマさんなら知っていそうですね。今夜 聞いてみようかな?楽しみです。
「今日は、ここに野宿するぞ〜!各自 持ち場にて仕事をすれ」
デュオハルマさんが大声でお知らせしてくれます。
野宿しても怪物が出てこないのは、怪物が嫌う香料があるみたいで。
私には、とても良い匂いに感じるのですが、怪物には酷い臭いにかんじると。嗅覚の違いはビックリですね。
ちなみに私は今日はお食事当番です。
さて。何を作りましょう?多人数で食べる食事は楽しくて、美味しいですよね!




