兵士さんカッコイイ!
「はわわわわわわ〜!兵士さんカッコイイです!」
私は今、テトラ橋のハマラクト大陸の関所にいます。
ハマラクト大陸の兵士さんはクアナ町とは違い、皆さんバリッと紺色の軍服のような感じの服装で、ビシッとした感じです!クアナ町はフレンドリーな感じです。
「恥ずかしいから。静かにしなさい」
テシラさんに怒られました。
一応、私より年下なんですが、テシラさんはお母さんみたいです。
「奴隷か。珍しい毛色だな。しかも皆、小綺麗にしているな。良い商人に出会えて良かったな」
奴隷はだいたい、お風呂に入れないようで、臭いみたいなのです。
旅で夜営が多い事もあるのですが、使い捨てと命が粗末にされます。
借金で奴隷落ちとか、犯罪で奴隷落ちとか、養えなくて奴隷落ちとか。
様々な理由があり、拐われて奴隷にされるのは、この世界でも犯罪なのですが、証拠が無いと拐われたと言ってもどうしようも出来ないみたいなのです。なので、兵士さんが居ても皆さんは何も言いません。
「デュオハルマさんは、とても面倒見が良い方なのですよ!いっぱいいろんな事を教えて下さるんです!」
「止めろ。黙れ」
デュオハルマさんってば照れてます。
だって耳が少しピクピクしています。私は発見したのですよ。
デュオハルマさんが気分が良い時、耳がピクピクしちゃう事を!顔は無表情にしていますが、耳は顔ほどに物を語っているのです!
「マオ姉ちゃん。デュオハルマさんが困ってるよ」
私の服の裾をクイッと控えめに引っ張りながら、困った顔をしています。
「ボー君。デュオハルマさんは照れているのですよ!」
「怒ってんだよ!少しは大人しく出来ねーのか!」
顔を真っ赤にして怒鳴って来ましたが、図星を突かれたからの照れ隠しですね!
「・・・なんか。ご苦労だな。通って良いぞ」
「・・・・・・・ヘイ・・・」
兵士さんは苦笑いしてますが、イケメンさんなので、素敵なニヒルさを感じます。
「あたしは よくあんたが殴られないのかが不思議でならないよ」
「?私。悪い事して無いですよ?」
はぁぁ〜
と奴隷の皆さんとデュオハルマさんが一斉に溜息をはきます。
皆さん。幸せが逃げちゃいますよ?
「僕がマオ姉ちゃんを守らなきゃ」
ボー君!!!なんて可愛い事を言ってくださるのかしら!




