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004



翌日から約1ヶ月間、花音は


クラスメイトや先生、近所のおばさん達に

積極的に接して、自分をいい子だと

印象つける事に徹するようになる。


普段は行かない親戚の家へも

友人を連れて遊びに行くようにした。


学校では、

困っている人には手を貸したり、

孤立している子に声をかけたりして


とにかく分け隔てなく親切を売った。



そして、信用させたところで、

暗い顔をしながら


「パパがお酒飲んで暴れるの」


「私、パパの事で悩んでるんだ」と


話したり、


わざと左腕に包帯やリストバンドを

付けて、不自然に腕を握る仕草をした。



こうして、自分の闇の部分が強く

周囲の頭に植えつけられるように

仕向けたのだ。



もし何かあった時

こいつらは私の為に力になる


以前から誰かに告白される度に

このように考え、手玉に取ってきた。


それが今、


誰これ構わず媚びを売っている。




花音の行動は


皆を味方につけなければならない、


何か特別に悪いことをするつもりなのだと

思わざるを得ないものだった。






その日の夜、


花音は父の翌日に着る服を準備した。




父「花音、ありがとう。明日着る服を

用意してくれたんだね」



父は花音の頭を撫で、微笑んだ。


花音も父に褒められた事が嬉しくて

にっこりと笑った。




着替えを置く棚には、


真っ白なトレーナーが

置かれていた。





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