その31
お話の続きです。どうぞ宜しくお願い致します。
花火大会の前日まで、僕は張り切って勉強に打ち込んだ。
朝も町内をぐるりと一周走った後、公園でやっているラジオ体操にも参加した。
花火大会の約束はとりつけた。
その日、用意した貝殻をプレゼントする。
だけど、口ではっきり告白するかは、まだ決めていない。
決められないのだ。
ただ、やっぱりこのままの宙ぶらりんじゃダメだと思った。
きちんと、坂口メグちゃんに自分の気持ちを伝えなくちゃいけないって、感じた。
夏休み前、僕がぶっ倒れた時、「会える時、会いたい!」とは言ったけど、「好きだ。」とは言えなかった。
「もう、それが告白みたいなもんじゃん!」って、テルは言うけど。
確かにそうかもしれない。
けどさ、けど、やっぱりちゃんと言いたいって思う。
ダブルヤマシタ達みたいになるかもしれないって、恐れてばかりじゃいけないって。
あいつらはあいつらで、僕は僕なんだもの。
鼻息荒く、そう思ってはみたものの、プレゼントはちゃんと渡そうと決めていても、告白するかは、迷っている自分。
そのモヤモヤを打ち消すように、僕は勉強に励んだり、早朝、走ってラジオ体操したりしているんだ。
ゴロゴロローラーも、もう85回もできる様になった。
背も少し伸びて、胸板も、自分で言うのもなんだけど、結構厚くなってきている。
ふふふ。
大丈夫!大丈夫だよ、きっと!
心も体も、十分に自信が持てるようになってきている。
イケる!
万が一、万が一、「ごめんなさい、ニッキのこと、そんな風に思ったことない。」なんて言われたとて、平気さ。
多分。
平気…じゃない…かなあ。
うん。
最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました。お話はまだ続きますので、引き続き読んで頂けたら、とても嬉しいです。どうぞ宜しくお願い致します。




