その11
お話の続きです。どうぞ宜しくお願い致します。
朝、妙に早起きをしてしまった。
多分、自覚していないけれど、相当緊張していた模様。
だから、真夜中に急にお腹がゴロゴロ。
そして、大便の流れ。
一度尻の穴が活動してしまうと、もうそこからちゃんと眠れる訳もなく。
浅い眠りからの、妙に切羽詰まる夢のオンパレード。
待ち合わせの時間に間に合わず、無情にも電車が行ってしまい、自分だけ駅に取り残され、次の電車でみんなの後を追おうとするも、反対方向行きの電車ばかりで、「どうしよ〜!」って半泣きで駅のホームで泣いちゃう夢や、やっぱりどうしても気にしてしょうがなかった、帰りの着替えで、あんなに何度も何度も入れたことを確認したにも関わらず、パンツが入ってなくて、海の家で買おうとするも「パンツ1枚15000円」と値札が下がってて、みんなからお金を借りて買おうか迷って、結局、熱い砂の上で海水パンツを乾かすも、突然の強風で飛ばされてしまい、泣くって言う夢などなど。
どの夢もやたらリアルで、妙に長かった様な。
ガバッと慌てて起きては、バッグの中身を何度も点検したっけ。
そんで、出した物はちゃんとバッグに戻したかとか、本当、病的なほどくどく荷物点検した。
だもんで、よく眠れず、自力で起きた中で一番早いんじゃないかって時刻の、4時半に勝手に目が覚めてしまった形。
あんなに楽しみにして、ドキドキして、あれこれ万全に整えたけれど、僕は起きた先からもう何だか疲れちゃってた。
自室から荷物を持ってリビングへ。
そすと、もう母が起きておにぎりを握ってくれている。
「あら〜、早いねえ!おはよう!」
「おはよう…。」
寝不足でぼんやりしたまま、僕はソファーにバタンと倒れ込んだ。
「あら、あんた、大丈夫?今日、折角、みんなで海に行くのに…。」
目を閉じたまま、僕は「あ〜…」とだけ。
「そうそう、おにぎり握っといたけど、具はね、傷まない様に3つとも梅干しにしたわよ!」
「あ〜、ありがと〜…。」
それだけ返すと、僕はそのまま眠りの世界に入ってしまった。
ハッと目が覚めると、もう7時半。
「お母さ〜ん!なんでもっと早く起こしてくんないんだよ〜!」
いそいそと庭で洗濯物を干している母に、文句をたれた。
「ああ、だって、まだ間に合うじゃない!」
「そ、そうだけど…。」
「あんたねえ!お母さんに文句ぶつけてる暇があったら、自分でパッパと動きなさいよ!そんで、パッパと出かけちゃいなさい!ほら!ほら!早く動く!お母さん、見てごらん!こんなにパッパッと…。」
長くなりそうだったので、僕は言われた通りにパッパと慌てて準備した。
家から駅まで走って10分。
あれから急いで着替えて、顔洗って歯を磨いて、お母さんが握ってくれたおにぎりを素早くバッグに放り込むと、僕は玄関で買ったばかりの「ビーチサンダル」を履いて駆け出した。
最後まで読んでいただき、本当に本当にありがとうございました。お話はまだまだ続きますので、引き続き読んで頂けたら、とっても嬉しいです。どうぞ宜しくお願い致します。




