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研究職の中年が研究もせずに魔法でああだこうだでキリキリ舞い  作者: ディ・オル
第二章~学校編 vol.2~
22/28

案内

前回のあらすじ。

赴任した初日から遅刻したが、朝会にはしっかり出席。生徒らの反応は上々。

 校長室に戻ると、九山さんが待っていたようで、出迎えてくれた。俺達を軽く労うと、一言「朝会の様子は見ていたよ」とか言ってきた。体育館に九山さんの姿は無かったので、ビデオか何かで録画され、生中継でもされていたのだろうか。

 不思議に思っていると、九山さんが何やら手渡してくる。画面の幅が三十センチくらいの、タブレット型端末だった。その画面には、先ほどの朝会の様子が正面から鮮明に映し出されており、俺の挨拶する場面が動画で再生されていた。どうやら遠距離からカメラで撮影されていたようである。


「盗撮じゃないですか!」


「フフ、言って無かったね。この学校の敷地内には防犯の都合上、あちこちにカメラが設置されているんだ。体育館とか、施設の内部もね」


 俺の言及に対し、悪びれる素振りなど微塵も見せず、九山さんは苦笑した。その各所で撮影しているカメラの様子が、このタブレット端末で見られるのか……。


「それで、校舎の案内なんだけどさ」


 九山さんはそう言うと、俺が持っていたタブレット端末の液晶画面に指でタッチして、動画の再生を終了する。そして慣れた手つき(指つき、か)で画面上の操作を進めると、液晶に校長室の様子――俺と音無、九山さんが突っ立って、タブレットを弄っている画面――と、その脇に学園内の地図が小さく表示された。


「うわ、なんですかコレ!」


「今、この場所を映しだしたんだよ。ほら!」


 得意げにそう言うと、右手を挙げて、カメラに向かって振る九山さん。その動きに反応して、と言うか連動して、画面内の九山さんが手を振る様子が映っていた。


「この端末を使って、校舎の案内をするよ!」


 嬉々として画面を操作する九山さん。ここは食堂、ここは事務室……と、画面に映像を映しながら紹介していく。てっきり校内を自分の足で歩いて案内されるものだと思っていたが、そう来たか……。

 しかも驚きなのが、画面内では歩行者目線に切り替えられ、歩き回れるのだ。どういう事かと言うと、グーグルマップでは歩行者視点の機能があって、バーチャル世界の下、擬似的に道路を進んだり、行った事の無い場所を歩いたり出来る。あれに凄く似ている。感覚的に言うと、FPSファーストパーソン・シューティングゲームと呼ばれる体感に近いかな。今、画面の中で俺は校舎内を自由に歩き回っている。ほぼリアルタイムで視覚情報が更新されるらしく、さっき見て来た学校の正門や、下駄箱など、体感していて違和感を一切感じない。まるで本当に歩いているかのようだ。

 九山さん曰く、「この方が手っ取り早い」のだとか。実際に歩いて敷地内を回るよりも、この方が遥かに速いし、効率が良いのだろう。特に、この学校の場合は校内が広い。


 画面内でメインブロックの探索を終える。今まで見ていたのは、一から四までの数字で連なる、“メインブロック”と呼ばれる場所だ。俺達が居るこの場所は、第四ブロックである。そこから、サブブロックという場所に向かった。こちらで、先ほどの体育館や運動場などを確認する。成程、体育系の施設は全てサブブロックに統合されているのか。


「よし、じゃあ行くか……」


 九山さんがポツリと呟いた。どこへ? と俺が尋ねると、九山さんはニンマリと笑って答える。


「学生寮は歩いて見学するよ。部屋の中までは映せないし。持ってきた荷物も降ろさないとね」


 プライバシーの都合上、流石に学生寮内部まではカメラが設置されていないらしい。

なんか微妙な所で終わっちゃいますね。

話を掘り下げていくと、細かくなるので余計に。。。

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