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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第3章〜毛玉たちの旅立ち〜
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グスカの街

「こいつらは、まさに指名手配されていた盗賊団!よくぞ、捕まえてくれた!!」

「いえいえ、当然の事をしたまでですよ」


盗賊団を撃退した僕たちは、グスカの街に向けて歩を進め、何とか夕方に到着しました。全く、盗賊たちの所為で、街門が閉じる時間ギリギリになってしまったですよ。


「・・・だが、何で盗賊たちはこんなに疲労しているのだ?もはや、精魂尽き果てたボロクズのようなのだが?しかも、全裸で」


街門の警備兵さんは、僕たちが連行して来た盗賊たちを見て言います。盗賊たちは街に到着すると死んだように倒れたのでした。


「そりゃあ、遅れを取り戻すために休憩時間無しで走らせ続けましたからね。精魂尽き果てるってものですよ」

「そ、そうか・・・」


そう、盗賊団にはくすぐり拷問の刑により黒幕を吐かせました。すると結構な大物貴族が裏で糸を引いていました。


さらに情報を引き出して無用になった後は、ゼニゲバさんにしたように全裸になって貰い、馬車の前を先行するように走らせました。


何故、わざわざ街に連れて行くかと言うと、街に連れて行き兵士に引き渡せば、お金になるとゼニゲバさらから聞きましたのですよ。


先行のは、盗賊たちを後ろから見張るためです。簡単には逃げないように盗賊同士の腕にロープで縛って横一列で走らせるようにしました。


僕たちは馬車から逃げようとしたり、スピードが遅くなると鞭と非殺傷のゴム弾が充填されたライフル銃で後ろから狙い撃つのです。実に面白かったですよ?『あひいぃぃっ!?』とか言って飛び上がる姿に笑いが誘われました。ゼニゲバさんは仕返しとばかりに意味無くゴム弾を当ててましたね。


そして、兵士さんはそれ以上は聞いて来ませんでした。この世界では盗賊たちのような犯罪者はどう扱われても文句は言えないのです。流石、異世界・・・人の命がゴミのようですよ。まぁ、犯罪者ですので心は痛みませんけどね。


「おい!誰か手の空いている奴、こいつらを連れて行け!!報奨金はすぐに用意しよう。君たちは身分証の提示を頼む」


倒れていた盗賊たちを兵士さんたちがしょっ引いていき、僕たちは身分証の提示を求められました。


「ええ。はい、どうぞ。それとこの子たちなのですが・・・」


ゼニゲバさんは身分証(馬車に隠していたので取られなかった)があるみたいですが、僕たちは持っていません。予め、ゼニゲバさんには僕たちが身分証を持っていない事を伝えてあるのです。


それならばと、ゼニゲバさんは私の責任持ちで身分証無しでも入れように兵士と交渉してくれるよう言いました。お礼として、盗賊たちの報奨金は全て渡すのですよ。まぁ、僕たちには端金ですからね。


「なるほど、そう言う事ならば問題は無い。まだ、子供のようだしな。だが、そっちのゴーレムは取り扱いな注意するように。問題が起きたら、徴収することになるぞ」

「「「「分かりました!!」」」」


子供らしさを出す為に声を合わせて、元気よく返事をする僕たち。まぁ、本当に子供なんですけどね、魔物ではありますけど。その内、『あれれ〜、おかしいぞ〜〜』とか有名な台詞を言ってみましょうです。


「では、ようこそグスカの街へ!!」


そんな訳で、僕たちは門を通過して街に入りました。


「賑わってるだわさ〜!!」

「・・・豊か也」

「人が沢山だぜ!!」


初めて街に出る弟たちは人の多さに驚いています。亜人さんたちもかなりいますね。流石は商業都市ですよ、夕方でも沢山の人で賑わってます。なんでも、亜人の村などが作物や特産品を卸しに来るので、この近隣では最大の交易街だとか。


ちなみに僕はレッドランド王国の王都に行った事がありますからね。王都の方が大きかったし、人も多かったですよ。


「モツ君たち、宿屋はあっちだよ。行こうか」

「「「「は〜〜い!!」」」」


僕たちはゼニゲバさんの案内で中央道を進みます。中央道は馬車などが何台も通れるようになっている道で、小脇には人や決められた馬車しか通れない道になっているとかの事です。


「ここが、冒険者ギルドだ。まぁ、今は街の外に出ていた冒険者たちが帰って来て一杯やっている時間だから、混んでいるだろうね」

「なるほどです。じゃあ、登録は明日にしますか」

「うん、それがいいね。私も、違約金に請求は明日にするよ」


見れば木造建築の立派な建物が、看板には『冒険者ギルド パープン共和国 グスカ支部』とありました。


僕たちは身分証を手に入れる為に、冒険者ギルドの登録をするつもりです。明日はみんなで行って登録と暫定的にパーティの登録をするのです。僕は従魔登録はしてありますけど、この旅では基本的に人の姿で旅をしますからね。冒険者登録は必要な事なのですよ。


ちなみに冒険者ギルドは国には縛られないので、この大陸内であれば基本的に有効です。よって、僕の従魔登録も有効なのですよ。


あと、ゼニゲバさんは依頼をドタキャンされたのでしたね。冒険者は依頼に失敗したり、特別な事情も無くキャンセルした場合には、多額の賠償金や違約金が発生するのだとか。依頼を受ける時は気を付けなければ行けませんね。


その後はゼニゲバさんオススメのごはんの美味しい宿屋に泊まりました。今夜はやる事があるので、僕とスキヤキはアイアン寮には帰りませんでした。やる事?それは秘密です・・・くくくくく。

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