第3章プロローグ
ーーーーカチカチカチ・・・ピーンーーーー
「おお、来たか・・・」
物が乱雑に散らばる、お世辞にも綺麗だとは言えない部屋で俺はパソコンの画面を見つめる。
分かった人も分からなかった人も今日は、どうも自称邪神様でございます。
さて、俺が何をしているのかと申しますと異世界・・・モツのいる世界の大陸図が遂に完成したのでございます。あくまで、まだ一大陸だけですが異世界を知るための偉大な一歩でございます。
口調がおかしい?気にしないでくんなまし。只今の俺は深夜の夜更かしでハイテンション。多少、性格が変わるのも仕方ありませぬ。・・・まぁ、疲れたので戻すとしよう。
「ふむふむ。へ〜、こんな感じなのか・・・」
俺は大陸図を見ながら呟いた。モツのいる大陸には大国小国あるが約12の国があるようだ。
モツのいる国・・・レッドランド王国だったか?は大陸の西の方にある国で南には『未開地』などと呼ばれる未開発の土地があるようだが、其処に生息する魔物が強すぎて人間が開拓出来ない場所となっているようだ。
そして、『未開地』とやらはかなり広いようだ。なんと人の生息地域の三倍はある。間違い無く、異世界の人間で大陸図などを持っている者などいないだろうな。単純に探索出来てない為に。
ちなみに俺がどうやって大陸図を作ったのかと言うと人工衛星的な道具をモツに打ち上げて貰ったからだ。
そして、地道に送られて来た映像で何とか大陸図を作ったのである。いや〜、苦労したぜ?なんせ、国には資料が殆ど無かったからな。
まぁ、この世界じゃ、地図なんてものは軍事機密みたいなものだからな。基本的に大体の場所しか公にされておらず、緻密な地図など作れなかったのだろうが。
「・・・よし、じゃあ奴らの出番だな」
そして、何の為にわざわざ苦労して大陸図を作ったのかと言うと・・・もちろん、異世界を知る為だ。
モツの阿保は忘れているだろうが、元々は世界を闊歩すると言う設定だったのだ。なのに、あいつは拠点と言うか学園から殆ど出無いのだ。ぐうたらにも程がある。
よって、毛玉たちの追加を機に旅立ってもらう事にする。何、一匹じゃあ無理でも四匹いれば大丈夫だ。
さぁて、面白い事になりそうだ。まずは諸国を歩かせて見ようと思う。旅立ちの時は来たのだ。
ナベシキーズ!もう、グダグダと生活するのはやめて世界を見て来い。それが成長に繋がる筈だ!!・・・よし!練習終了だ。こんな感じで、その気にさせよう。
俺はナベシキーズに聞こえるように、チャット機能のスイッチを入れる。
「あ〜、聞こえているか?ナベシキーズ。突然ですが、君たちには旅立って貰います。拒否は認めませんのでそのつもりで・・・」
なんか、ギャーギャー騒ぎ始めた。さて、上手く誘導しないとな。そんな感じで突拍子も無く、毛玉たちの旅立ちが決まったのだった。




