悪魔と言われた(笑)
〜〜現代世界 邪神視点〜〜
「・・・我等!!」
「「「鍋敷き三兄弟あらため・・・ナベシキーズ!!」」」
出てくるなりポーズを決めるモツと毛玉たち。そんな光景を口を開けてみるエルちゃんだった。
「邪神様!どうぞです!!」
「おう!サンキュー!!」
俺はモツから大量のアイテムが入ったアイテムボックスの腕輪を装備した。
「な、何なのよ?あんたたちは?」
「異世界より、やってきた魔物たちだ。取り扱いに気をつけるんだな。こいつらは超の付くほどの危険生物だぜ?」
「ちょっと邪神様!いきなり誤解されるような事を言わないで欲しいのですが!?こんな可愛い僕たちが危険な訳無いじゃないですか!?」
「何言ってるんだ?四匹揃って、お前ら混ぜるな危険の闇鍋だろ?それが由来だ」
「「「僕たちの名前の由来がそれ!?」」」
傷ついた顔をする毛玉たち。何だ?お前たち?俺のネーミングセンスに文句あるのか!?
「魔物?そんな毛玉たちに何が出来るって言うのよ!!私の魔物の方がよっぽど強そうだよ!!来て!皆!!」
エルちゃんが手を上げると黒い霧から魔物の軍勢が現れた。俺たちはあっと言う間に囲まれてしまう。逃げ場は完全に無くなったようだ。もっとも、逃げるつもりは無いがな。
「ふん、この程度。おい、ナベシキーズ!!お前らの力を見せてやれ!!」
「「「「ラジャー!!」」」」
既に俺はナベシキーズ全員にアイテムボックスを与えている。その中には・・・。
「来るです!バルムンク!!」
「来てだわさ!フラガラック!!」
「・・・我が声に答えよ。クサナギ!!」
「来やがれ!デュランダル!!」
そう、この決戦用に大量のアイテムと専用機を与えたのだ。専用機はそれぞれカラーと基本装備が違うが後は同じだ。もちろん、パーツを使っての変形も可能だ。ちなみにカラーは毛玉の色に合わせてある。
ナベシキーズは専用機を取り出すと颯爽と乗り込んだ。専用機は大柄の男サイズだが、これだけ数が揃うと圧巻である。
「薙ぎ払え!!ファイヤーーッ!!」
「「「「ファイヤーーッ!!」」」」
俺の指揮で発射される専用機の一斉射撃。それらは魔物の全てを散りと変えたのだった。
「ミサイル&ナパーム発射です!!」
ーーーーバシュウ!ズドォーーン!!ーーーー
モツのバルムンクがミサイルとナパームを発射して魔物たちを吹き飛ばす。
「火炎放射と液体窒素弾発射だわさ!!」
ーーーーゴオォォォ!!ダダダダダッ!!ーーーー
チャンコの愛機【フラガラック】が魔物たちを火炎放射で燃やして、液体窒素によって凍らせる。
「・・・レーザー・・・電磁砲・・・発射!!」
ーーーーウィィィィン・・・ゴオォォォォォォ!!ーーーー
スキヤキの愛機【クサナギ】の放つ光の槍は魔物たちを容易く貫いた。
「ガトリング!さらに、バズーカだ!!吹き飛びやがれ!!」
ーーーードガガガガガガガガガガガガッ!!ズドオーーン!!ーーーー
キムチの愛機【デュランダル】は圧倒的攻撃力で魔物たちをボロクズへと変える。
「ふはははははははははははははははっ!!見よ!圧倒的では無いか我が軍は!!勝利が確定している戦いほど楽しい物は無い!!ゲラゲラゲラゲラ!!」
俺はエルちゃんの魔物たちが散っていく様を見て笑う。どうぞ、軽蔑して下さい!これが俺何ですよ!!
「な、な、な、な・・・何なのよ!?こいつら!?いきなり、銃器をぶっ放すなんて、イカれてる!?何で、私の魔物たちが負けるのよ!?あと、お兄ちゃん!その気持ちの悪い笑いをやめて!!」
「残念だが断る!!なんでエルちゃんの魔物が負けるのか・・・だと?そんなの決まっているだろう!俺の方が強いからだ!!ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!」
「ゲラゲラゲラゲラ、うるさいっ!!こんな筈は無いんだ!!私の魔物は最強で無敵なんだ!!負ける筈何て無い!!」
「現実を受け入れたまえ。目をしっかりと開いて、目の前の光景を見ろ!!お前がお友達と称したモノがゴミへと変わっていく瞬間を!!」
「「「「「この最低野郎っ!!」」」」」
その場に居た全ての知的生物から罵声が飛び出されたのだった。
はっ!それがどうした!!人は自分をクズだと見つめる事で幾らでもクズになれる生き物なんだよ!!
「まだ!まだだ!!私は負けてない!!皆、合体だよ!!」
ああ、公園で見た魔物の合体か。エルちゃんの声で魔物たちは霧へと変わり合体する。それは公園で見たのよりも遥かに大きい姿に。その大きさは学校の校舎程の大きさだ。
「あははははははは!!踏み潰しちゃえ!!」
確かにあれなら、一体一体の力じゃ勝てないだろうな。そう、一体一体・・・ならな。
「合体出来るのが、お前の魔物だけだと思うなよ!!四つの力はやがて一つになるんだ!!さあ!お前らも合体だ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
俺の言葉を聞いてエルちゃんの目は点になる。全く、驚くのはここからなのに。
「「「「創るは伝説!我等の声に答えて一つの剣となれ!!」」」」
ナベシキーズはそれぞれの愛機を向かい合わせるように四方にならび声を合わせた。四つの機体は光を纏う。光は天に届き光の塔にかわる。
そして、学校を包んでいた黒い霧を吹き飛ばしてそれは現れた。
「「「「超合体・・・【エクスカリバー】!!」」」」
現れたのは、同じように校舎程の大きさの光輝く鎧を纏った鋼鉄の騎士。片手には大きな剣をもう片方には盾を装備している。
「なあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
エルちゃんの声が学校に響き渡る・・・それだけでは無い。
「ううう・・・こ、ここは?」
「な、何が起こったんだ?俺は授業を受けていた筈・・・」
「そうだ確か黒い霧に・・・」
黒い霧が吹き飛んだ事で、操られていた生徒たちは正気に戻ったようだ。
「な、何だありゃあ!?」
「く、黒◯の城っ!?」
「この世の終わりだ!!」
そして、当然天に浮かぶエクスカリバーと巨大モンスターに生徒たちが気付いた。まぁ、あれだけデカイのだから当然か。
・・・ならば、生徒たちよ。奇跡の目撃者となるがいい。そして、俺はアイテムボックスからコントローラを取り出した。
「ちょっ、ちょっと邪神様!?何ですか、それは!?」
「何ですか?ってコントローラだが?お前らの乗っているエクスカリバーの・・・」
「いやいやいや、何でエクスカリバーのコントローラを邪神様が持っているかって聞いているのですよ!?」
「俺が遠距離からエクスカリバーを操作して戦うんだから持っていて当然だろ?一番、大事な役割を担うのは俺だ・・・何を驚いているんだ?」
コントローラからモツの声が聞こえてくる。それに対して、俺はさも当然だろ?と言うようにモツの質問に答える。
「道理でコックピットにコントローラが無い訳です!!って、事は僕たちは邪神様の操作に命を握られてるって事ですか!?」
「・・・俺を信じろ。格ゲーとガン◯ムゲーはそれなりに得意だ」
「信じられるかっです!!」
「やだー!誰か助けてだわさー!!」
「・・・ひ、非情なり邪神」
「おい!俺らは見てるだけかよ!?そりゃ無いぜ!!」
コントローラから次々にナベシキーズの声が聞こえてくる。
ちなみにコックピットはエクスカリバーの心臓部にある宝玉の中だ。あの宝玉は操縦者を取り込む事が出来るのだ。中はロボットアニメのコックピットのような作りをしている筈だ。今、初めてエクスカリバーが完成したから分かんねぇんだよ。
まぁ、それはさておき・・・よし!行け!!エクスカリバー!!勝つのは俺だ!!
「「「「この悪魔〜〜〜〜〜〜〜っ!!」」」」
悪魔?俺は邪神ですよ?自称だけどな、ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラッ!!




