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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第2章〜混乱?の邪神様〜
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裏切りの男

〜〜〜〜地上、ブラン視点〜〜〜〜


私はブラン。レッドランド冒険者学園の生徒の一人よ。


今回、私たちは学園から少し遠出して学年遠足と言う命題でビックアント狩りに来ていた。その内容は森に大量繁殖したビックアントを適当に間引きする簡単な仕事のはずだった。


しかし、深夜に突然のビックアントたちの暴走が確認されたの。村の壊滅を防ぐ為に、就寝中だった私たちは叩き起こされ、それからビックアントの進軍を食い止めているのが現状だ。


「グワァァッ!!」

「ギガギギ!?」


また一匹、ビックアントを倒した。モツの怪しい薬でビックアントを洗脳し、同士討ちをさせて何とか戦線を保っている。私たちはそこを破った討ちもらしのビックアントを倒すのが役目だ。


そして、新しく従魔になったレッドドラゴン(?)のファーが頼もしいくらいに役に立っている。ピンク色の鱗を持つ変種だ。まだ幼竜なのに、凄まじい戦闘能力。流石はドラゴンと言った所ね。


「ありがとう、ファー」

「クワァ」


私はファーの首を優しく摩る。ファーは気持ち良さそうに声を上げる。


それにしても今まで学園・・・いえ、王国でもドラゴンを従魔にした人間なんて数を数える程しかいない。それほど、ドラゴンは人間に懐かない高貴な存在なのだ。


しかし、幼竜と言う事もあるが、ファーの卵を孵したモツの影響かやけに人懐っこい。愛嬌もあるし強い。相棒として頼もしい限りね。


そんな感じで、モツがビックアントの巣に潜って約30分くらいだったかしら。森に散っている他クラスやリック、ルイさんたちとの連携でビックアントたちを抑え込んでいる。


もう少しすれば、モツが戻って来てくれる。そして、モツの言っていた女王蟻を見つければ、この事態は収束するだろう。もう少しの辛抱だ。


モツは普段ふざけていて、能天気で少し頭は悪いが不思議な道具でいつも私たちを助けてくれる。今回もきっと何とかしてくれる筈だ。


モツのおかげで昔のようにとは、行かないまでも姉との関係は多少改善された。モツのおかげで私の世界は広がったのだ。調子に乗るから口には出さないけど、感謝しているわ。


「お!ここに居たか、ブラレット女史」

「プロテイス先生?一体、どうしたのですか?」

「何、少しこちらの様子を見に来たのだ。どうだ?戦闘の継続は可能か?」

「はい!問題ありません!!」


どうやら、プロテイス先生は私たちの様子を見に来て下さったようだ。私は現在の状況を説明するとプロテイス先生は満足気に頷いてくれた。


「それは何よりだ。それにしても、噂には聞いていたが素晴らしいドラゴンだな・・・」


この間の学園ダンジョンの攻略に加え、ファーの事は学園で結構な噂になっているようだ。プロテイス先生はファーを見てしみじみと言った。


「・・・脅威だなこの戦闘能力は(ボソリ)」

「・・・え?なんですって?」

「いや、何でもない!む?またビックアントがきたぞ!!」

「えっ!?ファー!お願い!!」

「グワァァ!!」


森の奥からまたもやビックアントの集団が現れた。ファーはその迎撃に向かう。ファーが私から離れた・・・その時だった。


「ふははっ!引っかかったな!!」

「え?きゃああぁぁぁぁっ!!」


突如、プロテイス先生が剣を抜き私に振りかざして来たのだ。その剣撃に私は反応出来なかった。その刃は私に吸い込まれるように・・・。


ーーーーガッキーーン!!ーーーー


しかし、刃は私に届かなかった。プロテイス先生の剣を止めた物。それは、私の知っている人の剣であった。


「何を・・・しているのよっ!!」

「「大丈夫ですか!ブランちゃん!!」」


そう、プロテイス先生の剣を止めたのはルイさんの剣をだった。そして、クロネちゃんとシロネちゃんが私に駆け寄る。


「グワァァァァァァァァッ!!」

「ぬうっ!?」


更に、ファーが私の叫びを聞いて戻って来た。それだけでは無い。


ーーーーゴゴゴゴゴ・・・ーーーー


「な、何だ!?この地響きは!?」


謎の地響きがする。その音はドンドン大きくなっていく。やがて・・・。


ーーーーズガガガガッ!ボコン!!ーーーー


地面から何かが飛び出して来た。ってあれは・・・。


「ぷはぁぁぁっ!地上の空気は美味しいです!!」


飛び出して来たのはモツだった。ドリル装備したモツのロボットは地面を掘り進んで地上戻って来たようだ。一体、あのロボットは幾つの変形を隠しているのだろうか?いや、今はそれどころでは無い・・・。


「プロテイス先生・・・何故!?」


私に剣を振るったプロテイス先生。私は思わずプロテイス先生に問いかけたのだった。


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