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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第2章〜混乱?の邪神様〜
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蟻の巣に侵入

「行くです!皆の者!!」

「「「「「ギガーーーー!!(おおーーーー!!)」」」」」


僕の号令で沢山のビックアントたちが一斉に動き出しました。


あれから、ビックアントたちを洗脳して洗脳して洗脳して・・・かなりの数を僕の支配下に置いたのです。数には数で対抗ですよ、ビックアントたちは仲間同志で争っているのです。


「何と・・・酷いです」

「あんたが洗脳したんでしょうが!!」


僕の漏らした感想にブランさんが突っ込みました。・・・悲しいですけどこれが戦争なのですよ。優秀な指揮官とはいかに少ない被害で敵を倒すがですから、使えるならば例え敵でも利用します。


・・・さて、ではそろそろ行きますか。何処へですって?彼らはこう言っては何ですが時間稼ぎです。今のうちに争いの元凶である誘拐された女王蟻を探すのですよ。


「【探し物レーダー】!!これを使えば、探し物の場所を教えてくれるのです!ただし、人探しなどに使うときは身体の一部、爪や髪の毛などがあると感知しやすいです」


僕はアイテムボックスからレーダーを取り出しました。支配下に置いたビックアントを道案内に蟻の巣に潜り女王蟻の身体の一部を採取するのです。身体の一部があれば女王蟻の居場所などすぐに分かります。


「・・・じゃあ、行きましょうか。ブランさん、ファー、後は頼むですよ」

「ええ、任せて」

「クワァ!」


僕は決死の覚悟でビックアントに跨り蟻の巣に侵入しました。


ちなみに僕の事がバレないように、ちゃんと認識阻害バッチを使っているのです。しかも、【蟻さん変身セット】も併用する事で暗闇や、フェロモンの残り香を感知できるのです。【蟻さん変身セット】は触角付き蟻さんヘルメットとお尻の膨らみ(正確にはお腹らしいですが)ベルトの二つです。


そのおかげで暗い巣の中も楽々です。しかし・・・。


「・・・遠いですね〜」


ビックアントたちの巣は予想以上の広さでした。幾つもの別れ道を進んで、正確な時間は分かりませんが一時間以上は経っていると思います。そして、ついに最奥へとたどり着きました。


「ここが女王蟻の部屋ですか。卵がいっぱいですね」


女王蟻の部屋は蟻の卵がいっぱいありました。子沢山ですね。しかし、親である女王蟻が居ないと寂しい限りですよ。


「まぁ、いいです。え〜と、女王蟻の爪とか落ちてないですかね」


僕は女王蟻の部屋で身体の一部を採取しました。よかったです、爪の一部が落ちてましたよ。これで任務は完了です。


「おや?これは蜜ですか?せっかくですから、頂いておきましょうかね」


蟻の中には蜜を蓄える蟻もいるそうです。ビックアントは蜜を蓄える種類であったみたいです。行き掛けの駄賃と言うやつですよ。


しかし、謎があります。確かにこの穴は人が入れるくらい大きいのですが、普通の人間が穴に入って見つからずに女王蟻を誘拐出来るものなのでしょうか?まず不可能な気がします。


「・・・そうですね。これで見ればハッキリするでしょう。【過去見の虫メガネ】!!」


この虫メガネは夢に出たものでしたけど、ちゃんと存在するアイテムだったのですよ。僕は虫メガネのタイマーを合わせて女王蟻の部屋を見てみます・・・すると。


「な、何なんですか!?これは!?」


虫メガネには、同じビックアントたちが女王蟻を攫って行く姿が映ったのでした。そして、何かボロ布を置いて行きました。これがビックアントが言っていた匂いの元ですか。


なるほど、同じビックアントなら迷わずに巣を歩けます。裏切り?いえ、ビックアントは女王に対する忠誠心が強いモンスターです。裏切る事はあり得ないでしょう・・・僕みたいに洗脳しない限りは。つまり・・・。


「・・・この事件、黒幕が居るということですね。はっ!だとするとブランさんたちが危ないです!!」


何が目的かは知らないですが、敵は女王を攫いビックアントたちを煽動したのです。この遠足のタイミングを考えて、目的はブランさんたち学生なのでしょうか?


まだ、全貌は分かりませんが、何か得体の知れない者が動いています。


ここに来るまでかなりの時間を要しています。僕は急いで地上へと向かったのでした。

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