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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第2章〜混乱?の邪神様〜
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元凶を探れ

「さあ!キリキリ吐くですよ、蟻んこ!!何故、襲って来たのですか!?」


邪神様のアドバイスにより、ビックアント共から情報を集める事にした僕。蟻に話す知能などあるのかは分かりませんが、一応やってみたのですよ。


僕の目の前には粘着罠に掛かって動けなくなったビックアントが一匹、無様に踠いています。くくく、いいざまなのですよ!さあ、大人しくゲロるのです!!


「ギガギギ・・・(誰が答えるものか・・・)」


ビックアントは反抗的な口調で口を割ろうとしません。


・・・何?もっと平和的に対話をすれば良いだろう?残念ですが、自分が優位に立ちながら交渉を行うのは基本中の基本です。邪神様も言ってましたですよ。『まずは安全確保から』とこれは僕の安全を確保した上での処置なのです。


「くくく、いつまで強がっていられるかです。これを見ろですよ!!」

「ギガ、ギギギガギギッ!?(そ、それはぁっ!?)」


僕はアイテムボックスからある薬(スプレー式)を取り出すとビックアントに向けました。ビックアントたちは本能的にヤバイ物であると悟ったようですね。身体をビクリと震わせたのでした。


「なぁに、タダでとは言わないですよ?教えてくれるのなら、チョコレートを山ほどあげますです。さぁ、選ぶですよ?チョコレートか薬かをね!ちなみに、この薬は苦しいですよぉ〜。もう、いっそ殺してくれと言うほどです」

「ギ、ギギ・・・(く、くそが・・・)」

「さぁ!答えるですよ!!」


僕は飴と鞭の誘惑でビックアントに答えを迫りました。ビックアントは一呼吸を置いて答えたのでした。


「・・・ギガガガガ(・・・地獄に堕ちろ)」


返って来たのは勇ましくも愚かな選択でした。では、遠慮無く・・・。


「喰らえですぅぅぅぅ!!」


ーーーープシュウゥゥゥゥゥゥッ!!ーーーー


「ギギっ!ギガギギギギガガァァァッ!!(ぎゃああぁぁっ!我が生涯に一片の悔いなしぃぃぃっ!!)」


ビックアントに薬が降りかかりました。ビックアントは煙に包まれ、やがて煙が散っていきました。


「さぁ!話すです!!何故村を襲うのですか!!」

「ギ・・・ギ。ギガ・・・ガガ(は・・・い。何でも・・・話します)」


僕はビックアントに改めて問いただしました。するとビックアントは虚ろな目と口調で話し出しましたです。


くくく、殺すかと思いましたですか?情報を知りたいのに、殺すなんて元の木阿弥では無いですか。この薬は邪神様仕様の催眠フェロモン薬です。虫系限定ですが、この薬は強力で催眠にかかるとどんな言う事でも聞くようになるのですよ。


では、さっきまでのは何だったのか?もちろん、遊びに決まっているじゃ無いですか。中々、悪役ぶると言うのは楽しいものでしたよ。


ちなみにこのビックアントには、この後巣に爆弾を背負って特攻してもらいましょうかね?いやいや、頭の中が危険思考になってますね。これが力がある者の罪なのでしょうか?


「・・・あんたって最低ね」

「グワグワグワ・・・」


ブランさんとファーが呆れた目で見ています。まったく、それどころじゃ無いでしょう。早く、聞きたい事を聞くです。


「何で、ビックアントたちは襲って来たのですか?早く答えるです」

「ギギ・・・ガガ・・・(はい・・・それは・・・)」


・・・ふむふむ。なんと!そんな事がぁ!?


「何て言っているのよ?」

「はい、何でもビックアントたちの女王蟻が誘拐されたらしいのです。現場に残された匂いから人族の仕業だと判断して、女王蟻を取り返そうと全軍でやってきたそうです」

「じょ、女王蟻が誘拐?それでこの騒ぎなの?」


蟻や蜂と言った群体の昆虫系では子孫繁栄のために雌である女王の存在は大きいのです。よって、何が何でも取り返そうしたようです。


こうして、ビックアントとの平和的(?)対話の結果。この事件の真実が判明したのでした。

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