↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第2章〜混乱?の邪神様〜
66/117

深夜の事件

ーーーーきゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!ーーーー


平穏であった夜に突如女性の悲鳴が木霊しました。


「どうした!!」

「なんだ!?なんだ!?」


その悲鳴を聞いてテントに寝ていた学生や教室たちが飛び起きてきます。そして、飛び起きたのは僕も例外ではありませんでした。しかし・・・。


「一体、何が起こったのですか!?」


僕は颯爽といち早く事件の現場へと辿り着いていたのでした。


何、悲鳴を聞けば真っ先に向かうのが探偵・・・いえ、主人公の性と言うものです。人(魔物ですが)は誰でも『自分』と言う名の物語の主人公なのですよ。


まぁ、それはともかく。事件現場では女生徒が表情を青くして立ち尽くしていました。そして、あえてもう一度言います。


「一体、何が起こったのですか?」


女生徒は指を震わせながらあるものを指しました。その『あるもの』とは・・・。


「そ、そんな・・・まさかですよ・・・」


ーーーーピ◯ポンパンポーンーーーー


『死◯が発見されました』


邪神様!お願いしますからふざけないで下さいです!!邪神様が以前使ったサウンド機能を使い悪ふざけをしています。それどころじゃないですよ!!


そう、飛び込んできた恐ろしい光景。人が血だらけで大地に倒れ伏し死んでいたのです。しかも、その人は僕の知っている人でした。


「そ、そんな・・・プ、プロテイス先生!?」


その人は僕が初めてダンジョンに潜った際に一緒でしたプロテイス先生でした。ああ、二度目の登場が死体とは何と哀れな・・・そして、居たのですねプロテイス先生!ちっとも気付きませんでした!!ごめんなさいです!!


そして、悲鳴を聞きつけてドンドン人が集まって来ました。僕はプロテイス先生の手首に手を触れて・・・。


「・・・死んでます」


僕の一言で周りは静まり返りました。そして・・・。


「きゃああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

「だ、誰がプロテイス先生を殺したんだ!?」

「おまえか!?それとも、おまえか!?」


当然に場は大騒ぎになりました。皆が疑心暗鬼になり、互いを疑います。しかし、こんな時こそ冷静にならないといけないのです!!


「皆さん!静かにして下さいです!!」


アイテムボックスからスピーカーを出して、大声を出しました。僕の声に場は再び静まり返ります。


「・・・プロテイス先生。あなたはとても汗臭かったですが、いい人でした。ガハハと笑う体育会系にはついていけないと何度も思っていたですよ。しかし、いい人でした。プロテイス先生、安心して下さいです。犯人は必ず見つけます。そして、真実を明らかにします。邪神様の名にかけて!!」

『勝手に人の名前をかけられてもな・・・。それと『いい人』を付けておけばフォローになると思っているのは大間違いだぞ』


邪神様、こう言うのは気分と勢いの問題なんですよ。それはともかく、僕はプロテイス先生を殺した犯人探しをする事にしました。絶対に犯人を見つけてやりますよ。


とりあえず、僕はプロテイス先生の死体を調べる事にしました。ふむふむ・・・。


外傷を調べると先生は頭から強烈な一撃を受けて死んだようですね。頭からは血がかなり流れ出ていたようです。凶器は何か硬くて重い物と言ったところでしょうか?


「ふむ、ところで第一発見者はあなたですかです?宜しければ発見した時のことを教え欲しいです」

「え、ええ。いいわ」


第一発見者の女生徒さんに話を聞きました。そして、ついに閃いたのですよ。


「・・・くくく、そう言うことですか。よく分かりました」

「「「ええっ!まさか、もう犯人が分かったと言うのか!?」」」


流石は僕の灰色の脳細胞です。女生徒さんの話を聞いてピンと来ました。


「この事件の犯人、それは・・・」

「「「それは・・・」」」


僕の言葉に集まった生徒たちは生唾を飲みます。そして、僕の答えを待ちました。


「分かりません!!」

「「「って、おいっ!!」」」


僕の迷宮入り宣言に皆さんズッコケましたです。よく考えたら、僕の知能で犯人探しなど出来るわけない事に気付きました。それに、僕には邪神様と言う味方がいるじゃないですか。


「邪神様!何か道具を下さいです!!」

『結局、それか・・・。まぁ、いい。ほれ』


そして、空間に穴が空いてそこから道具が落ちてきました。それは・・・。


『これは、【過去見の虫メガネ】。それのタイマーをセットして見るとタイマーにセットされた過去の時間が見えるのだ』


邪神様、説明乙です。これさえあれば、推理などしなくても一発で犯人がわかりますね。


僕は、早速タイマーをセットして虫メガネを覗きました。すると、そこには犯人の姿が・・・。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「・・・い!おいっ!!」


・・・むにゃ?は?あれ?ここは・・・僕のテントの中?何があったのですか?目の前にはプロテイス先生とリックさんが立っていました。


「プ、プロテイス先生!?し、死んだ筈では!?そして、リックさん!なんで、プロテイス先生を殺したのですか!!」

「わしを勝手に殺すな!死んどらんわっ!!」

「後、『犯人』って何だよ!どんな夢を見てやがった!?」

「ほえ?夢・・・ですか?」

「ああ、イビキをかいて寝てたぜ?」


二人は呆れた顔で僕を見ています。成る程、夢でしたか。やけにリアリティのある夢だったですね。


ちなみに犯人はまさかのリックさんでした。確か、動機は『カッとなってやった』でしたか。切れる若者と言う奴ですね。あと、夢だったら、もっと僕が活躍する夢が良かったのですが。


「・・・って、それどころじゃ無い!非常事態だ!!お前も来い!大変なんだ!!」

「な、何があったのですか?」

「ビックアントの大軍が山から次々に出て来ているんだ!!早く駆除しないと村がビックアントに飲み込まれるぞ!!」

「な、何ですとぉぉぉぉぉぉ!?」


どうやら事態は緊迫したご様子。くだらない夢など見ている場合では無くなったようです。一体、この先どうなるのでしょうか?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。