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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第2章〜混乱?の邪神様〜
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超満腹

「よぉし!だいぶ食材が集まりましたですよ!!」


あの食い意地の張ったバカ鳥の所為でもう一度料理をする羽目になった僕たち。仕方なく、食材を探す為に樹海へと戻りました。


「え〜と、キノコに薫り薬草、川魚・・・でもお肉がないわね」

「そうだね。あと、出来れば卵も欲しいな」


・・・などと皆さんでどうするか話をしています。


「でも、鳥の卵を食べさせたら共食いになりませんかね?また、イチャモンを付けられるかも知れませんよ」

「うっ、確かにありそうだな・・・」


僕たちは合格した筈でした。きちんと黄金の卵を出したのにやり直しをさせられているのです。あのバカ鳥の我儘の所為で・・・。


「・・・何にしても、美味しい物を作るしか無いわ。安心して、今度は逃さないから。私に名案があるわ。ふふふ・・・」


不気味な笑い声をあげるライナさん。だ、大丈夫なんでしょうか?


「じゃあ、次はお肉を手に入れに行こう。モツくん、ミニもっくんからの情報は無いかい?」

「え〜と、ちょっと待って下さい。あ!あっちにでかい牛さんがいるですよ!!」

「でかい牛か・・・多分、【ワイルド・ホーン】かな」


【ワイルド・ホーン】とは大きな体躯と角を持った牛の魔物のようです。特技は突進で結構凶暴な魔物らしいですね。


そして、ミニもっくんは食材探しでも大活躍です。食材を、発見すると何処に何があったのかを知らせてくれるです。


「ブルルルッ!!(何だ、このガキ!殺すぞ、おらぁ)!!」


暫く草木をかき分けて進むと報告のあった場所にはワイルド・ホーンさんが居ました。ワイルドホーンさんは僕たちを見つけると怖い顔でガンを飛ばしています。


「くくく、殺してやるのは僕たちですよ!さぁ、大人しく食材へと変わるです!!行くです!!バルムンク!!」


特技の突進をしてくるワイルド・ホーンさん。それを向かいうつ僕。ワイルドホーンさんの身体とバルムンクの頑丈な鉄の身体と激突しました。果たして勝者は・・・。


「くくく!貴様の力はその程度ですか!!」

「ブッ、ブルル!?(な、何ぃ!?)」


バルムンクの馬力はワイルド・ホーンさんを上回ってまさした。ワイルド・ホーンさんの突進に耐えきり、微動だにしない鉄の身体。


「さぁ!今です!!」

「よし!行くぞっ!!」


動きを抑えたワイルド・ホーンさんを隠れていた皆さんでフルボッコにします。リックさんの剣撃やアテルさんのナイフがワイルド・ホーンさんを襲います。


「ブ・・・ル・・・」


やがて、大地に倒れ臥すワイルド・ホーンさん。これでお肉ゲットですよ。こんな感じで順調に食材を手に入れて行きました。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



『待っていたぞ。では、調理に入るがいい』


洞窟に戻ると偉そうなおっさんが、厨房に案内してくれました。隣の部屋にも厨房があるようで、煙が出ています。おそらくはラブさんたちでしょうね。


「では、何を作りましょうか?」

「その前にまず、この中で料理出来る人っているの?」


ブランさんの一言に皆さん目を逸らしました。なんと、まさかの皆無ですか!?前途多難です!!


ちなみに僕はバルムンクの力で料理を出しているだけで料理など出来ません。仕方ないですね、再びバルムンクの出番ですか。


「バルムンク!屋台バージョンに変形ですよ!!」


僕は再びバルムンクの変形キューブを出しました。手持ちのキューブはこれで最後です。つまりは今回最後の変形と言うことですね。


そして、皆さんと話し会いながら料理を作りました。この屋台バージョンはラーメン作りにはプロ級の作製力がありますが、その他の料理は制度が落ちます。よって、それを活かした料理を作る方針で行きます。


「・・・完成です!!」


そして、調理時間の1時間ギリギリで料理が完成しました。それを持っておっさんとバカ鳥の待つ入り口に戻って来たのです。


「クッ、クル・・・クエ!(うむ、ギリギリだが・・・合格だ!)」


その場には既に調理と審査を終えたラブさんたちが居ました。バカ鳥は黄金の卵を出して合格と判定したようです。


「あら?貴方たち、今頃来たの?」


僕たちに気付いたラブさんは黄金の卵をこれ見よがしに持って見せびらかしました。いいですよ!すぐに僕らも手に入れるですから!!それに翻訳玉が無いからわからないでしょうが、ギリギリなんですよ〜だ!!


「ほら!バカ鳥!!料理を持って来たです!!さっさと食えです!!」

「クックエ。くえくえ?く、グワァ?ぐえ?(言葉がなってねぇな。食べてくださいだろ?卵、やんねぇ〜ぞ?いいのか?)」


バカ鳥は僕たちをあからさまに見下す視線をすると、生意気な事を言っています。くくく、これの匂いを嗅いでもそんな事が言えますかね?


「ならば、これが要らないのですか?ほぉ〜〜ら、美味そうな御飯ですよ〜・・・」

「ぐ、グワァ!けけグワァぐえ!?(な、何だその量は!この惹きつけられるような香りは!?)」


僕たちの料理は大ボリュームの料理でした。それは数人でやっと運べる量です。僕は料理の蓋を外しました。すると中から何とも言えぬであろう、香ばしい匂いが溢れでたのです。


「くっグワァ!グワァ、くけけけっ!!(くっ、食わせろっ!早く、それを食わせろっ!!)」


やはり、この魔力には勝てませんでしたね。調味料に匂いで魅了する薬を入れたのが良かったです。


さらに大ボリュームの分量で、全部食べなければ解放されません。そして、全てを食べたら身体が重くて飛べなくなるのです。ちなみにこれはライナさんのアイデアです。名案ってこれだったのですね。


「さぁ!これが僕たちの料理『魅了薬入り牛餃子』です!!牛肉と魅了薬をふんだんに使った餃子ですよ!!」


屋台バージョンではサイドメニューに餃子も付きますらね。それで食材を屋台の機能を使って再構成して餃子の材料を作製したのです。


「魅了薬入りって・・・それ反則じゃないのっ!?」

「違います!これは調味料です!!人体・・・いえ、生物の身体に害は与えない薬です!!」

「そう言う問題なの!?」


それはともかく、バカ鳥は僕たちの餃子に近づくと一目散に食べ始めました。今度は一口サイズですからね、食べ難いと言うは無いでしょう。


「く、くわっ!ぐえ!!グワァぐえ!!(ば、馬鹿なっ!食欲が治らん!!幾らでも腹に入ってしまう)!!」


バカ鳥は餃子を食べ続けます。バカ鳥の腹はどんどん膨らんで行き・・・もはや、飛んで逃げる事は不可能でしょう。


「・・・げっぐ」


バカ鳥は全ての餃子を食い尽くしました。そして・・・。


ーーーーポコ、ポコ、ポコンーーーー


黄金の卵を産んだのです・・・それも5つも。これでクリアですね。でも、僕の仕返しは終わって無いですよ。


「ほ〜ら、デザートですよ〜。杏仁豆腐ですよ〜〜」

「く、くわ!くわ、グワァぐえグワァ!!(や、やめろぉ!もう、食えんのにそんな美味そうなのを見せるなぁ〜)!!」


嫌がらせにデザートを見せてやりました。満腹の腹なのに、これは堪えるでしょう。何にしても、これで第五層もクリアです。

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