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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第2章〜混乱?の邪神様〜
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樹海の第五層

「ほぉ〜〜・・・。ここが第五層ですか、広いですね〜」


現在、僕たちは学園ダンジョンの第五層にいます。第五層は樹海ステージとでもいうのですか、生い茂る草や樹木で覆われていました。


学園の連続休日も明日までです。最後に再び学園ダンジョンに挑戦しようと言う事になったのですよ。


「第五層からはダンジョンの様式がガラリと変わるんだよ。今までの階層は基本的なダンジョン様式だったけど、ここから先はステージに合った攻略が求められるのさ。当然に出現するモンスターや罠もステージに適したものが配備されているよ」


久々の登場のアテルさんが説明をしてくれました。ダンジョンには様々な様式・・・ステージがあり攻略を困難にしているようです。この学園ダンジョンはそんなダンジョンを再現しているようですね。


そして、アテルさんの説明ではこの階層に出る魔物は植物系、虫系、動物系が多いとの事らしいです。基本的にどれも火が弱点ですか。


「それと、第五層のボーナスルームはまだ学園のトップパーティも発見していないみたいなんだ。だから、ボーナスルームはここで打ち止めになっているよ」

「ほっほ〜。ならば、この階層のボーナスルームを発見し、クリアすれば学園トップの称号は僕たちのものと言う訳ですか。ちょっとやる気が出ましたよ」


全く、学園の皆さんはだらしがないですね〜。しかし、僕にはバルムンクがありますからね。バルムンクは『ダンジョン探索マシン』ですから、ボーナスルームなどすぐに見つけてくれますよ。皆さん、忘れてませんでしたよね?


「・・・でも、ルイさんがお休みなのは残念です」

「仕方ないわよ。あの二人の面倒をみているんだもの。でも、直ぐに追い付くわよ」


そう、ブランさんが言うように、今ルイさんはこの場にいません。何故なら、先日に新メンバーに加盟した二人・・・シロネさんとクロネさんの面倒と言うか、また第一層からボーナスルームを攻略しているのです。


ちなみにシロネさんとクロネさんはアイアン寮で住む事になりました。いつでも帰れるならば、焦って帰れ必要はないと。この世界を観光と言うか楽しんでから帰るそうです。そして、帰る時はお姉さま・・・ルイさんと一緒にとか言ってましたけど。


ルイさんとヒグラ先生も帰れると聞いて喜んでいました。しかし、ルイさんはともかくヒグラ先生はこの世界に残る事を希望していたので、それに追従する形でルイさんも残っています。


さらに言うと、ヒグラ先生と二人の対面は色んな意味で衝撃(笑劇)的だったみたいです。


ヒグラ先生はお姉さまと呼ばれて抱きついてくる姉妹に、そっちの道に入ってしまったのかと複雑な表情を浮かべていました。


それに対して、シロネさんとクロネさんの二人はヒグラ先生がルイさんの兄と聞くと目を鋭くしてガンを飛ばしていました。二人の『お姉さまは渡しませんから!!』発言には僕も含めて皆さんが驚きましたね。


そんなこんなでアイアン寮は新メンバーを加えたのでした。ただし、戦闘に加わるのは次回からですね。


「じゅあ、探索を開始しよ「待つです!」・・・何だい?モツくん?」


アテルさんの探索開始に待ったをかけた僕。ふっふっふっ、ついにこの時が来たのです。


「ふっふっふっ、出でよっ!【ミニもっくん】たちよ!!」


僕はアイテムボックスから洞窟探索の時に使った【ミニもっくん】を沢山取り出しました。彼らを使って樹海を探索すれば、きっとボーナスルームなど簡単に見つけられる筈です。


「なるほど、いい作戦だね。じゃあ、お願いするよ」

「任されたです!!ミニもっくんよ!壱、弐・・・」

『『『『『散!!』』』』』


僕の掛け声と共に彼等は樹海へと散って行きました。何かを見つけたら、電波を使って僕に報告する手筈になってます。


「じゃあ、僕たちはのんびりと休憩でもしていますか。バルムンクよ!変形するです!!」


僕は前もって邪神様から貰った変形キューブを出しました。バルムンクとキューブは共鳴し、キューブがバラけて一つになります。


「完成です!【バルムンク屋台バージョン】ですよ!!」


新たに変形したバルムンクの姿は車のような形状をしていますが走る事よりも食べ物を作る能力に特化しています。この【屋台バージョン】は美味しい料理(特にラーメン)をほぼ全自動で作ってくれるのです。しかも、空気中の有機物を分解、再構成して作るので材料もいらないみたいです。また、ラーメンのスープは醤油に味噌、塩に豚骨と用意されています。これは画期的ですよ!大革命です!!


前は【万能の錬金釜】を使って料理を作っていましたが、実は万能釜にはある程度の精度の物しか作れない弱点があったのです。


例えば、料理を作ったとして、出来たものは普通に美味しいです。でもあくまで『普通』なのです!言うならば、あくまでご家庭レベル、プロレベルのようにお金を払ってまで食べたいと思うレベルには作れませんでした。


しかし、この【バルムンク屋台バージョン】はラーメンに限定してプロレベルの料理が提供可能になったのです。さぁ!この奇跡の味をご賞味あれ!!一度食べれば病み付きは確実ですよ!!ちなみに何故、ラーメンなのかは邪神様の趣味ですね。


「な、何だこの味は!?」

「・・・お、美味し過ぎる。まるで舌を包み込むように優しく溶けていくわ」

「あ、味の宝◯箱やぁ〜〜!?」


バルムンクで出したラーメンに皆大絶賛です。


この香辛料さえ碌に無い世界ならば、瞬く間にナンバーワンになれるでしょう。さぁ!この世界の外食産業を牛耳るのですよ!!


ふふふ、病み付きになった人たちを信者にして新たなる宗教を立ち上げるのも面白いかも知れませんね。『もっくん教』とか『ラーメン教』とか。当然、教祖は僕ですよ!!お布施で一生遊んで暮らすです!!


「・・・あなたたち。こんな所で何をやっているのよ?馬鹿じゃないの?」


そんな妄想をしていたら、辛辣なお言葉が・・・おや?この声は?


「ら、ラブ!?何でここに!?」

「相変わらず、馬鹿ね。従魔共々、学園ダンジョンの攻略に決まっているじゃないの」


そこにはラブさんに・・・数人の会ったことの無い人たちもいましたです。これは波乱の予感がしますですよ。

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