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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第2章〜混乱?の邪神様〜
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城を我が物顔で歩く

「ここが庭園ですか。大きいですね〜」

『ああ、実に立派な庭だな・・・吐き気がするぜ』


僕たちは今王都の庭園前にいるです。マリーさんのお店の後、商業区を見て物色したあとにこの庭園によりましたですよ。


お城の前には観光用に庭園の一部、ほんの僅かなエリアですが解放されており、綺麗な噴水や手入れが行き届いている草木、大理石で出来た彫刻などが置かれています。


ちなみに邪神様のお金持ちへの嫉妬は無視するです。


「でも、残念ですね。お城の中が見られないのは・・・」

『まったくだ。ケチケチするものでも無いのにな』


庭園の更に奥、中心部にはデーンと立派なお城が建っています。それは白亜の城とでも言うのか、まさに王様が住むのに相応しいお城だったのですよ。


庭園の端には検問所があり、そこから進入者がいないか監視しているのです。ちなみに貴族出入りなどは専用の大通りがあり、馬車が行き来出来るようになっているのです。


つまり、一般人である僕が入れるのはここまでと言う事ですよ。しかし・・・。


「・・・でも、入るんですけどね〜」

『うむ。バレなければいいのだ、バレなければな』


僕は【認識阻害バッチ・存在抹消バージョン】を装備してお城の中に進入しました。


【認識阻害バッチ・存在抹消バージョン】は普通のバッチがただの認識阻害で装備しても人であると気付きます。しかし、この【存在抹消バージョン】は装備すると人や物とは認識されず、誰も気付く事が出来ないのです。まぁ、あの某猫ロボのだす【石◯ろ帽子】みたいなものです。


僕は堂々と検問所を素通りしました。兵士さんが検問所の前で立っていましたが、僕の存在には気付かれませんでした。兵士の目の前で変な顔をして見ましたがシカトされましたよ。少し悲しいですが、これで進入は成功ですね。


しばらく歩くと城門を発見しました。城門にも兵士はいましたが、僕は気付かれる事なく中に入りました。鉄壁の守り?僕にはただの紙ぺらですよ、はっはっは!!


ここはフロントですかね。天井には豪華なシャンデリア、細かな彫刻が施された手すり階段がありました。それに、広々としており高価そうな壺や絵画が飾られていました。隅々まで掃除が行き届いて綺麗でしたよ。床などツルツルでスケートの真似事も出来そうでした。


僕はフロントの二階にある大きな扉の前に行きました。ここは所謂『玉座の間』でしょうか?扉を開けると広々とした空間に、奥にはいくつかの王族が座る用の豪華な椅子が置かれています。やっぱり、玉座の間でしたね。ちなみに誰もいませんでした。立ち入り禁止になっていたようですね。


僕は玉座に近寄って玉座を見てみました。一番立派で大きい椅子が王様の椅子でしょう。隣の二番目に大きい椅子はお妃さま、その他の椅子は王子様や王女様ようですかね?


取り敢えず、王様の椅子に座ってみた僕でした。ふかふかですね〜!苦しゅうないですよ〜〜!!


「でも、座っているだけなのは飽きたです。次に行くです」

『・・・飽きんの早えな』


ただ座るだけなのは、すぐに飽きますですよ。そうだ、お腹が空いたので厨房に行くですよ。少しくらい食べてもバレないでしょう。王様のご飯・・・ブ◯ンチという奴にも興味があります。


でも、厨房の場所が分からないですね。玉座の間を出ると、メイドさんが慌しく走っているのが見えました。そうだ、彼女たちについて行けば厨房に辿り着くかも知れません。


メイドさんたちの後を付いていくと大きな食堂に辿り着きました。ここは兵士さんたちや、使用人さんたち用の食堂みたいですね。


ならば、隣は調理室でしょう。さあ、突撃ですよ!!調理室に入ると忙しなく動くコックさんたちが目につきました。忙しそうですね、多分、今ならバッチを取ってもバレないのでは?取りませんけど。それくらい忙しそうでした。


そして、調理室を見ていると立派な台座に乗り、銀の蓋を被せられた料理を発見しました。ま、まさか、これは・・・。


『王族の食事か?なるほど、盛り付けから半端ないな・・・』


そう、豪華に盛り付けされたご飯がありましたですよ。一口くらいなら、バレませんかね?これは毒味です毒味。そ〜と、料理を少し手頃なお皿にとりました。


『おい、取りすぎじゃねぇか?盛り付けが崩れてるぞ!?摘み食いしたのがバレバレだ!!』

「え?はっ!しまったです!!」


既に原型が無くなっていました。これ、どうしましょうか・・・。


『仕方ないな。取り敢えず、料理を送ってやるから蓋を被せとけ』

「あ、ありがとうございますです。邪神様〜〜・・・」


僕は邪神様からの料理を受け取ると蓋を被せて置きました。まぁ、交換と言う事で納得して欲しいです。


それと『ごめんなさい』と書いたメッセージカードを残しておきました。まぁ、最低限の謝罪はできましたかね。


僕はお庭で早速に戦利品を口にしました。しかし、見た目は豪華なのに・・・。


「不味いです!!」


思っていた程、美味しく無かったですよ。これだったら、万能窯で作った料理の方が上です。やはり、食文化が進んでいない所為ですかね?王族の料理ですらこんなものとは・・・。


ちなみにマリーさんの料理についてはノーコメントですよ。我慢して食べましたが、マリーさんが、特別に下手と言う訳では無かったのですね。安心したやら、ガッカリしたやら・・・。


まぁ、少し食べてから、またお城見学をしましょうか。今度は何処に行きましょうか・・・。

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