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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第2章〜混乱?の邪神様〜
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檻の中

ーーーーリンゴーン!リンゴーン!ーーーー


チャペルの鐘が僕たちを祝福しています・・・ああ、ついにこの日が来たのですね。皆が僕たちを祝福しているのです。


「それでは、新郎新婦の入場です」


ーーーーちゃんちゃかちゃ〜ん、ちゃんちゃかちゃ〜んーーーー


そんな音楽が辺り一面に流れ、教会のドアが開いたのでした。


「行きましょうかです、マリーさん」

「はいニャ」


そう今日は僕とマリーさんの結婚式です。学園の教会で結ばれるのですよ。僕たちはお互い手を取り合ってバージンロードを進み神父さんの前にたどり着きました。


「レリレリヒー・・・。ナンジ、マリーよ。そなたはモツを夫にし、生涯愛し愛サレル事を誓いマスカ?」


そこには神父服を着ているチェケラッさんがいました。何で、あなた何ですか?もっとちゃんとした神父さんはいなかったのでしょうか?


「はい・・・誓います」

「では夫、モツよ。汝はマリーを妻ニシ、生涯愛し愛される事を誓いマスカ?」

「誓うです」

「・・・デハ、誓いの口付けを、ぶちゅーとネ!!」

「もうちょっと、言い方を考えるですよ!?まぁ、いいです。マリーさん・・・」

「・・・もっくんニャ」


そして、口付けが交わされようとした・・・その時でした。


ーーーーバァン!!ーーーー


教会のドアが勢い良く開け放たれました。


『ふはははっ!そうはさせんぞ!!モツよ!!』

「マリーさん!?」

「ニャ〜!?もっく〜〜ん!!」


僕たちの結婚式に乱入したそいつは、あろう事か僕の花嫁・・・マリーさんを人質に取ったのでした。


『くくく、貴様だけ幸せにさせてなるものか・・・』

「邪神様・・・いや!邪神!!マリーさんを離すです!!」

「助けて!もっくん、ニャ〜」


そう、それは嫉妬の炎に身を焦がした邪神様だったですよ。僕だけが幸せになることを許さない、如何にもあの器の小さな邪神様が言いそうな事でした。


そして、黒い風が吹き、一瞬のうちに邪神様はマリーさんを連れて去って行きましたですよ。こうしてはおられないです。早く追わなければ!!


・・・こうして、僕の大冒険が幕を開けたのでした。まるで、冒険物アクションゲームのオープニングみたいですね。


僕はマリーさんを助け出す為に山を越え、海を渡り、数多の魔物や強敵たちを倒しました。やがては邪神様の待つ城にたどり着いたのでした。


「邪神様!マリーさんはどこですか!?」


そのお城は所々が破壊されており、まるで世◯末漫画の要塞みたいでしたよ。


「・・・よく来たな、モツ。お前の花嫁はここにいるぞ。さあ!これが、最後の闘いだ!!」

「もっく〜〜ん!助けてニャ〜〜!!」


要塞の頂上。そこには邪神様とマリーさんの姿がありました。


そして、邪神様は飛び降りて大地に着地し、上着を脱ぎ捨てると身体に力を入れました。すると、まるで初回でか◯はめ波をうった亀◯人のようにムキムキマンになりましたです。


邪神様はゆっくりと腕を上下左右に動かして戦闘の構えを取りました。その動きはまるであらゆるものを魅了するかの如く、分身してブレていました。


「行くぞ!モツ!!貴様の創造主を超えて見るがいい!!」

「やったらあぁぁあ〜〜です!!」


僕と邪神様と激闘を繰り広げ・・・僕の一撃が邪神様の胸を打ち抜いたのでした。そう、ついにマリーさんを助け出したのです。


「・・・見事だ、モツ。一体、何がお前をここまで強くした」

「全ては愛ゆえにです。愛が僕を強くしたのですよ」

「そうか・・・ふふふ。成長したものだな。モツ・・・幸せに、なれ・・・よ。ぐふっ・・・」


ついに生き絶えた邪神様・・・これで、全てが終わりました。


邪神様、あなたの事は忘れないですよ。邪神様の分まで幸せになってやるです。だから・・・天国で見ていて下さい。


「もっく〜〜〜〜〜〜ん!!」


そして、僕に駆けよろうとしたマリーさん。僕は彼女を抱きしめました。マリーさん、もう離さないですよ。そして、口付けをしようと・・・。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ーーーーガン!ーーーー


いきなり頭に響く衝撃。まるで何処か高い所から落とされて頭をぶつけた様な痛みでした。


「痛っあぁぁ〜〜??はっ!こ、ここはどこですか!?それに、僕の花嫁は何処にっ!?」


辺りを見回すと僕は暗い部屋の中。しかも、小さな魔物を入れる檻の中に居たのでした。これは、一体どういう事ですかっ!?


「何ですか?ここは?あの〜〜!誰か居ないですか〜〜!!出して欲しいんですけど〜〜!!」


僕は叫びますが誰も答えてくれません。そして、次第に道具屋での事を思い出してきました。


「・・・うう、夢だったですか?夢オチとか、そりゃないですよ〜」


先ほどのが夢オチだと分かり、僕をは肩を落としました。いや、それどころでは無いです。一体、ここは何処でしょう?


辺りをもう一度観察しますと、頑丈そうな鉄の扉と近くに高めの台が見えました。


どうやら、先ほどの衝撃はあそこの台から落ちたのでしょう。僕が入っていた檻は無造作に置いてあったみたいです。寝相が悪くて落ちたのでしたか?


これらの状況から判断して・・・これはまさか誘拐と言う奴でしょうか?リンダさんがオヤツをくれて寝てしまった所まで思い出せるのですよ。やってくれましたね、リンダさん!!


「まぁ、いいです!早くここから出るですよ!!来い!バルムンク!!」


僕はアイテムボックスから、バルムンクを取りだしました。


杜撰な誘拐犯ですね、僕の腕輪(アイテムボックス)を取り上げないとは。もっとも、正確には取り上げる事が出来なかったのでしょう。邪神様が防犯対策をしていましたから、僕以外には腕輪を外せないようになっているのですよ。


それはともかく。檻の外にバルムンクが出現しました。バルムンクは自動機能により、僕が近くに居ればある程度の指示を受けてくれるのです。


「この檻を壊してですよ!バルムンク!!」


バルムンクは僕が入った檻の棒を掴むとあっさりと曲げて僕が出れる広さにしてくれました。ふぅ〜、やっと出れたです。


僕はバルムンクに乗り込みました。頑丈そうな鉄の扉もバルムンクなら一撃ですよ!!


ーーーーバコーーン!!ーーーー


さあ、脱出するですよ!!僕はバルムンクパンチで鉄の扉を壊して部屋の外に出たのでした。


部屋の外はまたしても薄暗い通路でした。もう、陰気すぎて嫌になりますよ!ここに住んでいる人たちはモグラですか!?


「なっ!?何だありゃあ!?」


流石にでかいを音を立てましたからね。見張りの人がやって来たのでした。盗賊の下っ端感が半端ない人たちでした。


どうやら、バルムンクに驚いているようですね。下っ端たちも武装していますが、ナイフや棍棒一本だけです。バルムンクの敵では無いですよ。


「命が惜しければ、消えるです!!ミサイル発射!!」

「うわぁぁぁっ!?何だ、こりゃあっ!?」


バルムンクからミサイルが放たれました。それを見た下っ端たちは慌てて逃げて行きましたですよ。


出口がわからないので、片っ端から通路にあるドアを開けました。いつかは出口が見つかるでしょう。


たまに僕と同じように檻に入れられた魔物たちがいました。そのまま、放置するのも忍び無いので、彼らの檻も破壊したです。皆、お礼を言って逃げましたですよ(翻訳玉のおかけで対話できます)。


いや〜、いい事はするものですね。陽動にもなりますし、丁度いいです。それから、数分後に下っ端さんたちの悲鳴が聞こえましたが自業自得ですよ。檻の中に閉じ込められていたので、フラストレーションが溜まっているのです。


「・・・む?やった!出口ですよ!!」


そして、ついに出口らしき扉を見つけたのです。『出口』と書かれた立て札がありました。


・・・でも、小さい扉ですね。バルムンクが通れないですよ。その扉は丁度僕が何とか入れるくらいの大きさです。仕方ないです。バルムンクを仕舞って扉を開き中に入りました。しかし・・・。


「せ、狭いです〜。しかも、暗くて出口が見えないです〜〜」


その中には出口などありませんでした。そして、僕は気付いたのです・・・これは!?まさか!?


ーーーービリビリビリッーーーー


「ギャアアアァァァァァァッ!?」


そう、これは【ネズミ捕り】だったのです。しかも、雷属性の魔法が流れるタイプの。僕の身体に電気が流れました。次第に身体が動かなくなっていきます。


・・・僕はまた身体が何処かに流される体感と何処かで見た光を感じたのでした。そして、目を覚ますと頭に衝撃が走り、再び見た顔がありました。こうして、僕と邪神様は二度の邂逅を果たしたのですよ。

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