↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第1章〜ふざけた魔物〜
30/117

計画始動(現代サイド)

本日と明日は22時にもう一話投稿予定です。

〜〜〜〜現代サイド〜〜〜〜


「おお・・・まずまずの反響だな。頑張って編集した甲斐があったな」


とある一般住宅の一室にPCを見てニヤける一人の少年がいた。まぁ、俺の事だがな。


俺は、自分のPCに流れている映像と文字の壁を見て言った。その映像とはモツのダンジョンアタックを編集して、動画をインターネットにアップしたものだ。


ダンジョンアタックの映像は割と反響を呼んでいて、「クオリティ、高ぇ!!」、「女の子が可愛い!!」、「このモンスターってどうやって撮ったの?」、「このCGの完成度は異常」などのコメントが流れている。


「ふう〜。ここらで休憩するか」


俺は冷蔵庫からジュースを取り出して喉を潤した。そして、流れている映像を見ながら、ここ数日の事を思い出していた。


「・・・新城の奴、弾けてんなぁ。て言うか強っ!?よく無事だったな俺・・・」


あのモツと新城の事件。屋上で一寝入りした俺は自分の鞄を忘れていた事を思い出して、教室に戻った。


教室ではいつものように、平然と授業が続けられており、俺が入ったら随分と長いトイレだったなとクラスの皆に笑われた。


クラスの違和感に気付いた俺は、割とよく話すクラスメートに話を聞いた。そして、返ってきた答えに驚いたのだった。


まず、俺は前の授業中にトイレに行った事になっており、モツの事を誰も覚えていなかったのだ。それだけでは無い、クラスメートたちからは新城の記憶さえ無くなっていたのだった。


俺はすぐに家に帰ると、PC・・・いや、モツの事を確認したのだった。モツはアイアン寮にて元気にやっていて、俺はホッと一息をついたのだった。更に、その場には新城の姿があった。俺はモツに新城と話せないかと会議を持ちかけた。


それはあっさりと承諾されて、場を設けたがその場にはアイアン寮の管理人の姿もあった事には驚いた。


モツの話では10年以上前に行方不明となった新城の兄であるらしいのだ。彼と新城は如何にも胡散臭い組織に所属していると話してくれた。その任務の途中でこの世界に落ちて来てしまったらしい。


その組織の事は気になるが聞かない方が良いと言われ追求はしなかった。俺としても不吉な予感しかしなかったからだ。


そこから先は、この異世界の話と戻る方法についてが話し合われた。


新城の兄はこの世界に落ちて数年間記憶を失っていたらしい。しかし、魔法の才能をここの学園長によって見出されて教師となったそうだ。


その話を涙ながらに聞く新城。ちなみにこの時、モツは眠そうにしていた。そして、ポツリと呟いた新城に対する『ブラコン腹黒女』と言う悪口まで訳してしまい新城はブチ切れしたのだった。


それはともかく、新城の兄は妹だけでもこの世界に戻せないかと聞かれたが、俺は『無理』だと返答した。だって、俺も知らねぇもん。まぁ、戻れる可能性はゼロでは無い。実際に2つの世界を行き来した魔物がいるからな。そう、この半分寝ているモツの事だ。


モツもどうやって行き来したのかは知らないようだが、二度ある事は三度ある。もしかしたら、また来る事になるかもしれないからだ。


よって、新城兄妹がこの世界に戻れるかどうかは、様子見と言う事で保留となったのだった。


それにしても、未だに俺のスマホは壊れたままだ。もしかして、こいつが来るたびにスマホが壊れるんじゃないだろうな・・・。


だとしたら、俺の貯金までも破壊される事になるぞ?高校生の小遣いは雀の涙なんだからな!!俺は新しいスマホを見ながら、違う意味で不安を感じ得なかった。


そして、会議はお開きとなり話し合いは終了したのだった。それからはいつもの日常に戻った・・・ただし。


「・・・やっぱり、現実なんだよな」


俺は引き出しの奥にしまったモツから受け取ったグローブを見ながら思う。これが存在する以上、あれは現実であるのだと。


「これさえ、あれば俺も勝ち組人生を・・・」


そして、今日もグローブの能力を確認して己の欲望と戦う自称邪神様であった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。