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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第1章〜ふざけた魔物〜
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バザーセール

「ふんふんふ〜〜ん♪」


僕は只今、超ご機嫌です。僕の鼻歌がマイルームに響き渡るですよ。そして、その原因はもちろんこれです。僕はそのあるものを大切に磨いているのですよ。


「モッくん、グッドモーニン!!おや?何デスカそれは?」


マイルームにチェケラッさんが入って来ました。そして、僕の磨いていたモノの正体を聞きました・・・よくぞ聞いてくれましたですよ。


「聞いて驚かないで下さい。何と卵ですよ!それもドラゴンのですっ!!」

「な、ナンダッテーーーー!?」


そう、初代学園長がくれたのはドラゴンの卵でした。僕より少し小さいくらいの大きさ(バレーボール大)で、光を反射してキラキラと銀色に輝いています。


ちなみにドラゴンの卵は孵化するのに、魔力を込める必要があるとか、魔力を込めなければ数百年単位で保存がきくみたいです。だから、宝箱に入っていても大丈夫だったんですね。もっとも、土とかに埋もれて化石となってなければですけど。


それにしても夢が広がるですね。ドラゴンですよ、ドラゴン。


いつか、背に僕を乗せて空を飛んでもらうのですよ。邪神様でも生物は出せませんでしたし、前からペットが欲しかったですよ。


「さあ、早く産まれてくるですよ。僕だけのマイドラゴン」

「何か卵を見たら喰いタクなってキタね。目玉焼きに玉子焼き・・・トテモ、美味しソウヨ」

「何て事を話題にするですかっ!?この卵は絶対に死守するですよ!!」


僕は卵を護る鶏のように卵に覆い被さりましたです。


「モツいる〜〜?あっ、いたいた。何だ、ヘンテコゴブリンも一緒なのね」

「おや?何ですかブランさん」

「ハロー、ミスブラン」


そんなタイミングでブランさんがマイルームに入って来ました。


ちなみにチェケラッさんは寮の皆さんのアンタッチャブルになりましたです。深く突っ込まないというのが共通認識ですよ。それと、翻訳玉をあげましたのでチェケラッさんの言葉は皆がわかるようになりましたです。


「実は明日、寮別にバザーセールを行う事になっているのよ。だから、あなたも何か出す?要らないものとかを寮の備品代にしたり、お小遣いに変える事が出来るわよ」


何と、明日は学園でバザーセールあるようです。使い古しのアイテムを売り、備品代やお小遣いを、稼ぐ狙いがあるようですね。


丁度いいです。実は邪神様から送られて来たアイテムの中には要らないのや、訳が分からない物も沢山あるです。せっかくですから、これを機に処分するです。


「あ、それとあなたのアイテムを売るなら事前に見せなさいよ。危険な物を売るわけにはいかないからね」


・・・何と。釘を刺されてしまいましたです。


実は邪神様のアイテムは相変わらず爆発の仕様なんですよ。壊したり、適当に捨てたりすると爆発するので処分に困ってましたですのに。う〜〜む、何とか売れないものですかね?


こうして、ブランさんの厳しい検査を受けて、何とか数品をバザーに出す事になりました。バザーセール・・・明日が楽しみですね。こういう娯楽には胸が踊りますですよ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「さあ!いらっしゃい!いらっしゃい!!中古だけどいい品がいっぱいあるよっ!!」


そして、あっと言う間にバザーセール当日になりましたです。学園のフロントフロアのスペースを各寮が借りて、商品を並べているです。


「あ、これを下さいです」

「へい、毎度!」


僕もつい衝動買いをしてしまいました。買ったのは動物の頭の骨を模したお面です。こういう、縁日のお祭りで売っているお面は何故か惹かれますね。・・・では、装着ですよ。


「似合いますですか?」

「えらい不気味な珍モンスターが生まれたわね」

「酷いですよ!?」


ブランさん以外にも、アイアン寮のみんなにも見てもらいましたが、総じて不評です。何故ですか、こんなにナイスデザインですのに!?


・・・それはともかく。アイアン寮のスペースには誰も来ていないですね。これも全て、他の皆さんの出品した物が悪いですよっ!!


まず、リックさんの出し物はダンベルなどの筋肉を鍛える道具です。しかも、こんな汗が染み付いた物なんて売れるわけが無いじゃないですか!!


次にライナさんです。ライナさんの出し物は魔法書・・・ではありませんね、呪術書と書かれています。こんな読むだけで呪われそうなアイテムは特殊な人種を除いてまず売れないですよ。


最後にアテルさんですが、アテルさんはナイフのセットなどと以外とまともでしたが、場所が悪かったですね。右にライナさん、左にリックさんではまず売れないですよ。意志の弱さでこの並びになったのが、残念でなりませんです。


ちなみに、ブランさんは【従魔の指輪】を買うために以前に私物を売ったらしく今回は見送り、ルイさんはこの世界に来て間もない為に売る物が無かったようでした。


「・・・全く、やれやれですよ」

「「お前だけには言われたくねぇよ(ないわよ)!!」

「失礼な!僕の出し物は意外と売れましたですよ!!」

「・・・特異な層にね」


ブランさんの呆れた声が聞こえました。そんなにおかしな物でしたかね?え〜と、確か売れたのは・・・。


【色んな意味で戦闘力が倍になるビキニアーマー】、【斬られると怪我をせず笑顔になる剣】、【全自動漫才突っ込み機】、【超毛生え薬X】などでした。


「【超毛生え薬X】は高値で売れましたですよ」

「教頭先生が大人買いしただけでしょうが」


教頭先生は若干頭を気にしていたようです。これは効くのかと聞いてくるとお試しに、腕に塗ってあげました。すると一瞬で薬を塗った場所がモサモサになりましたです。それを見た教頭先生は薬を全て買って行きました。


「やっぱり、シャンプーでも売りますか?高値で売れると思うのですよ」

「駄目よ。私たちの分が無くなるじゃない」

「ええ、その通りよ」

「それだけは、絶対に駄目」


ブランさん、ライナさん、ルイさんから絶対にシャンプーは売るなと言われましたです。


この世界には入浴時に石鹸しか使いませんからね。現代シャンプーは高値で売れるですよ。そして、売れば自分たちの使う分が無くなるからと、売るのを禁止されてしまいました。女の子にとっては死活問題なんでしょうね。あと、ヒグラ先生がルイさんの為に、錬金術で洗髪剤を作ろうと研究中です・・・妹思いですね〜〜。


それからも、くだらないアイテムが幾つか売れましたです。アテルさんのアイテムも幾つか売れ、リックさんとライナさんのは一人だけ買って行く人がいましたですよ。


まぁ、それなりに売れてよかったですね。学園のバザーは年に2回あるそうで、次は秋(今は春)の予定です。次はもっと売れるといいですね。

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