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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第1章〜ふざけた魔物〜
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試練の4層目

「とあああっ!!バルムンクパンチです!!」


ーーーーバキッ!!ーーーー


バルムンクのパンチがホブゴブリンに当たりました。バルムンクのパンチはメガトンパンチ、ホブゴブリンはあまりの威力に吹き飛んで行きました。


ちなみに【ホブゴブリン】はゴブリンの上位種で体格はほぼ同じですが、戦闘能力は格段に上がっている魔物でした。


「油断するなモツ!とりゃああっ!!」


更に、倒されたホブゴブリンの合間から攻撃してくるホブゴブリン。頭も良くなっているみたいですね。


しかし、魔剣【スズキブレード】を装備したリックさんが水の魔法でガードしてくれました。


「モツ、気を付けて。4層からは敵の強さが段違いになるわ。幾ら、その機械が強くても油断しないで」

「了解です!ブランさん!!リックさん!!」


4層目からはモンスターの強さも、トラップや迷宮が複雑な物となりましたです。それでも、【バルムンク】の機能により、問題無く進んで来ました。しかし、4層のボーナスルームを目指して、僕たちの快進撃は続いて行くですよ。


「・・・実は、皆に言いたい事があるんだ」


そんな快進撃の最中、アテルさんは浮かない表情で言ったのでした。


「トイレですか?我慢は身体に毒ですよ」

「違うよっ!?実は次のボーナスルームのミッションを僕は知っているんだ」

「へえ〜、どんなミッション何ですか?」

「うん、ボーナスルームのミッションに挑戦している生徒があの流行でかなりいる事は知っているよね」


アテルさんの問いに僕たちは頷いたです。それを確認すると、アテルさんは更に言葉を続けました。


「実は、そのボーナスルーム挑戦の生徒たちでこの先・・・5層に行けたのはほんの僅かなんだよ。大体の生徒たちがここで打ち止めになっているんだ」

「え?そうなんですか!?まぁ、僕には関係無いですけどね。きっと楽勝ですよ」

「・・・君のその自信は何処から来るんだい?楽天的と言うか・・・話は最後まで聞いてくれよ。次のミッションの内容は既に上級生では噂になっていてね。その内容は・・・」


そして、明かされる4層のミッション。その内容に驚愕しつつ、ついにボーナスルームへと辿り着いたのです。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「よくぞ来た。では、4層のミッションを・・・」

「先手必勝ですっ!!ミサイル発射!!」


ーーーーバシュウゥゥ・・・ズドオォォォン!!ーーーー


バルムンクからミサイルが放たれ、標的・・・即ち、初代学園長へと命中したです。


「・・・おのれ!無傷ですかっ!?」


しかし、爆発の後に残された煙が晴れるとそこには何事も無かったかのように立っている学園長がいましたです。


「モツ・・・あなた、何をしているのよ?」

「いやぁ、先手必勝で倒せるかなと。だって、これから学園長と闘うんですよね?」


そう、4層のミッション内容は初代学園長との戦闘らしいです。あの立体映像が実体化して襲ってくるらしいですね。ならばと、先手必勝で倒そうとしたのですが・・・駄目でした。


「そう、4層では君たちの力を測らせて貰おう。ワシと戦い勝利する事。それがミッションだ。さあ、準備はいいかな?今から3分後に戦闘開始だ。戦いたくなければ、この部屋から出て行きたまえ。退くのもまた勇気だ。しかし、あえて言うならば、『この負け犬がっ!!』・・・と言っておこう」


・・・偉そうな態度に輪がかかってますね。ムカつくです。


「このハゲ親父がっ!返り討ちにしてやるです!!」


ーーーー汚い音声を認識しました。戦闘レベルが上がりますーーーー


「「「「「「はあぁぁぁっ!?」」」」」」


何と言う高性能な作りですか!?どうやら、挑発に応じて学園長の悪口を言うと戦闘レベルが上がるシステムのようです。


「ま、待つですよ!このアホ親父っ!!」


ーーーー汚い音声を認識しました。更に戦闘レベルが上がりますーーーー


「「「「「この馬鹿っ!!・・・あっ!?」」」」」


ーーーー汚い音声を認識しました。戦闘レベルMAXですーーーー


僕の悪口に反応した、皆の悪口で更に上がる戦闘力。もはや、学園長からは何か・・・オーラのような物が出始めたですよ。


「では、始めようか・・・全力で戦うのは久しぶりだ」


ーーーーカーーーーン!!ーーーー


ゴングのような音が鳴り響き、ついに学園長が動き出しましたです・・・って、速あぁぁっ!?


「ぐはああああっ!?」


学園長の姿が一瞬ブレたかと思うと、いつの間にかバルムンクの懐にいたです。そして、強烈な掌底により、僕は吹き飛びました。


「何やら、君が一番面倒みたいだったのでね。一番に倒させて貰った」

「うう・・・バルムンクが一撃で・・・」


どうやら、相手の強さ等を指針に優先標的を定めているみたいですね。それにより、僕が狙われたと言う事ですか。失敗があるとすれば、バルムンクはロボットで僕自体は無傷と言う事です。


・・・そして、僅か数秒の出来事でした。


「ぐあっ!?」

「きゃあっ!?」

「のおうっ!!」

「くっ!!」

「ううっ!?」


一瞬で次々にアイアン寮の面々が倒されていきます。何なんですか、この強さは・・・これがレベルMAXの強さですか!?


「ふん!お前らの力はそこまでか?不甲斐ない事だ。これでは、遺産はやれんな」


学園長が倒れた僕たちを見下してため息をつきました・・・ぐぐぐ、何と言う屈辱ですか。


『・・・力が欲しいか?』

「ほ、欲しいですっ!って邪神様!?何の悪ふざけですか!?」

『いやぁ、一度やって見たくてな。それよりも、勝ちたいか?』

「も、もちろんですよ!!このままでは、終われません!!」

『まぁ、負けたとしても死ぬ訳じゃないけどな。だが、せっかくだ・・・これを使え』


時空が歪み、例によって落ちてくるアイテム。それは瓶に入ったビタミン剤の様でした。


『それを飲めばドラゴン◯ール並の戦闘が可能になるんだ』

「おおっ!これを飲めば、あの超王道漫画のように強くなれるのですか!?頂くですよ・・・ゴクゴク」


僕は瓶を開けて一気飲みしました。意外と美味しかったです。き、き、き・・・来たあぁぁぁぁっ!!・・・です。


「うおりゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

「っ!?何だ!?この急激なパワーの上昇はっ!?こんな事は・・・有り得ない!?」


そして、僕もオーラを纏いましたですよ。


「くくく、これが強者の世界ですか?何と、気持ちが良いのでしょう・・・」


今の僕はスーパーサ◯ヤ人状態でしょうか。内なる狂気を外に放ち、あらゆる敵を殲滅する狂気の戦士となりました。ふふふ、負ける気がしないです。


「行くですよ?ひゅっ!!」

「は、速いっ!?ぐうっ!?」


僕は先ほどされた様に、一瞬で学園長との距離を詰めましたです。そして、後方へと吹き飛ばしたのです。


「お、おのれ・・・っ!?い、いないだと!?一体、何処へ!?」


学園長はガードしたようですが、その一瞬の隙をついて僕は学園長の背後へと回りました。そして

・・・。


「ウスノロ・・・です」


まるで魔人◯ウを殴った孫◯飯のように、決めましたです。


「な、ばっ、馬鹿なあぁぁっ!?」


今の僕は最強にして無敵で素敵。そして、初代学園長の面を思い切り殴ろうとしました。しかし・・・。


ーーーーガシッ!!ーーーー


「なっ!受け止めたですって!?」


突き出した僕の拳は顔面に当たる寸前で学園長によって受け止められたのでした。


「ふふふ・・・ふはははははっ!!」

「おっさんの映像が壊れたですっ!?」


学園長の映像は大笑いを始めたです。正直に言って気持ち悪い事この上ないです。


「まさか、ここまで強い生徒がいるとはな。わしは嬉しいぞ!この学園を建てた甲斐があったと言うものだ!!」


映像なので勘違いしているみたいですね。僕は生徒じゃないですよ。ただの従魔です。


「ならば、わしも本気を出そう。いや、正確には本気中の本気と言う奴だ」


・・・どこの筋肉グラサンですか。武器に身体が変化する兄を連れて来て言って欲しいです。まぁ、それはいいです。と言う事はまだ強くなるのですか?


「行くぞ!ふんっ!!」


ーーーービリビリッ!!ーーーー


学園長の服が破れて、おっさんの裸が現れました。しかも、ピクピク動いて肥大化して行きましたです。二重の意味でも気持ち悪いです!!


「さあ、これがわしの本気だ!ついて、来れるかなっ!!」

「くっ!やってやるですっ!!」


僕とおっさんの身体が同時にブレました。そして、鳴り響く衝撃音。


ーーーードゴオォォッ!!ーーーー


「まだまだですっ!!」


ーーーーズドォォッン!!ーーーー


「や、やりおるなっ!!」


ーーーーバシッ!バキッ!バコォォッン!!ーーーー


僕たちの闘いは熾烈を極めました。ぶつかり合う拳は大気を震わせ、躱した蹴りは大地(ダンジョンの床)を破壊しました。


「くくく。実に楽しい闘いであったが、これで終わりだ。この身体が持たんのでな。次で終わりにしようか・・・」

「ふっ、望む所ですよ」


学園長の手にオーラが集まって行きます。ならば、僕も・・・。


「「はあああぁぁぁ・・・」」


ついにあの必殺技の出番ですね。


「「はああーーーーーーーーっ!!」」


僕たちの手から、同時に放たれる破壊エネルギー。あらゆるものを消滅させるその一撃は、僕と学園長の間でぶつかり合いました。ちなみにこの技を【魔法波】と名付けます。


「ぐぐぐ・・・」

「ギギギギギ・・・」


ここまで来たら、後は根性です。僕は全力を振り絞ります。負けられません!負けるものですかっ!!


「はああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


そして、ついに決着の時は来ました。僕の魔法波が学園長の魔法波を呑み込んだのです。


「ぐわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


そして、僕の魔法波によって学園長は塵も残さずに消え去ったのでした。ついに、ついに勝ったですよ!!


「塵も残さずに消え去ったか・・・です」

『いや、消えてねぇから。ほれ、見てみろ』

「は?」


勝利の余韻の最中、邪神様の声で学園長を見ると『合格』と書かれた旗を振っていましたです。


「・・・合格だ。5層に進むといい。それと、まさかレベルMAXのワシが負けるとは思わなかった」


学園長は晴れやかな笑顔を浮かべていました。何でしょうか?殴りたくなるような顔です。


「それと、これを持っていくといい」


いきなり出現した宝箱。どうやら、レベルMAXの学園長を倒した事でボーナスをくれたようです。意外と良いところがありますね。


「こ、これは〜〜っ!?」


僕は喜んで、宝箱を、開けましたです。するとビックリ。宝箱にはとても良い物が入っていたですよ。まぁ、その中身は次回に教えるとして。


こうして、僕たちは4層のミッションをクリアしたのでした。


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