爆発と探偵再び
「ゲホゲホ、酷い煙ですね〜・・・」
しばらくして、講堂内は静寂を取り戻しました。しかし、煙は依然として上がったまま・・・僕たちは先生たちの指示に従って中庭へと避難したのです(家事が起こったら避難するのは常識ですから)。
そして、学園長先生などの一部の先生たちは既に原因を特定する為に動き出しているみたいですね。実に早い行動なのですよ。
「お兄ちゃんは犯人探しとかはしないのだわさ?主人公なのに?」
「・・・実は探偵の真似事は依然やって見た事がありますよ。しかし、僕の知能では謎は深まるばかりという結果に終わったのですよ」
「え〜・・・それ、主人公としてダメダメじゃないかだわさ。それで結局はどうなったのだわさ?」
チャンコが呆れた目で僕を見ています。しかし、言っておきますが、僕は知能で勝負するタイプでは無いですからね。熱血で何処までも突き進むバトル系なのですよ。
「ふふ、最後まで聞いてくれるとはお前は優しいのですね、チャンコ。その時は『過去見の虫メガネ』と言う道具で過去を見て犯人暴きました(夢の中で)」
「へぇ、推理とかまるで関係が無いのがお兄ちゃんらしいだわさ。じゃあ、今回もそれを使えばいいのでは無いだわさ?」
「二番煎じは嫌なのですが・・・まぁ、一番楽ですしね。はい、過去見の虫メガネですよ。今回はお前に任せるですよ」
「やっただわさ!!ついに私の時代が来たのだわさ!!」
チャンコは僕から過去見の虫メガネを受け取ると走って行きました。さて、僕は妹の活躍を影から見守るとしますか。え〜と、光学迷彩服はどこにありましたっけ・・・。
〜〜〜〜大講堂内 チャンコ視点〜〜〜〜〜〜〜
「学園長先生〜〜っ!!」
「あら、チャンコちゃん?どうしたの?」
私はまず学園長先生に会いに行ったのだわさ。まずは捜査の許可を取るのは捜査の基本なのだわさよ。
「私、学園長先生のお手伝いに来たのだわさ!!」
学園長先生はとてもいい人なのだわさ。学園で迷っていた私たちを助けてくれて、学園中を案内してくれて、オヤツを沢山くれたのだわさ。
「え?お手伝い?でも・・・」
「お兄ちゃんからいい物を借りて来たのだわさ!これは『過去見の虫メガネ』って言って、過去に起きた事がわかる道具なのだわさ!!これがあればきっと役に立つの!!」
「まあ!そんな道具があるの?それは凄いわね」
「そうなの、お兄ちゃんには『豚に真珠』でも私が使えば『鬼に金棒』なのだわさ!!」
「へ、へ〜・・・」
あまりの言いように学園長先生は苦笑いをしているだわさ。でも本当の事なの、いくら凄い道具があっても使い手が馬鹿なら意味が無いのだわさ。
「学園長!爆発が起こった場所が分かりました!!爆発したのは・・・準備室です!!」
そんな時だっただわさ。学園長先生の使い走りの教師1号が学園長先生に報告をしに来たのだわさ。これは私の出番だわさね。
「行くだわさ!!」
「あっ、こら!待ちなさい!!」
私は爆発が起こった準備室に向かって走り出したのだわさ。さあ、私の力で真実を見つけだすのだわさ!!次回も私のターンなのだわさ!!




