名探偵☆チャンコ
私は爆発現場である準備室へとやって来たのだわさ。
「うわ〜、ボロボロなのわさ・・・」
爆発現場だった為か殆どが吹き飛んで、何が落ちてあったのかも分からない状況に唖然としたのだわさ。でも大丈夫!この過去見の虫メガネで・・・。
虫めがねのダイヤルを爆発が起こった前の時間にすれば一体、原因が何なのかが分かるのだわさ。ちなみに、この世界では科学調査とかが発達していないから現場検証とかは無いのだわさね。このままだと迷宮入りになるのが確実なのだわさ。
そんな訳で私は虫めがねを除いたのだわさ。すると・・・。
『先に言って下さいですよ、ヒグラ先生・・・』
「ぶふぅ、だわさ!?」
お兄ちゃんが余所の先生の作品を壊しているシーンが見えたのだわさ。お兄ちゃん・・・こんな時でも笑いを取ろうとするなんてどんな星の下に生きているだわさ。
まあ、お兄ちゃんの馬鹿は後で学園長先生に言いつけるとして、ダイヤルを回し過ぎたのだわさ。それにまるで今のシーンがまるで無駄って訳では無いだわさ。これはこれで、お兄ちゃんが準備室にいた時間帯の状況が理解できたのだわさ。そして、ダイヤルを少しずつ早めて何が起こったのかを探るのだわさ。
ーーーーチキチキチキ・・・ーーーー
私は部屋を全体から見渡せる場所に移動して、ゆっくりとダイヤルを回したの。虫めがねの映像はまるで早送りみたいに時間経過をしていくだわさ。
「あっ!ここだ!!ついに見つけただわさ!!」
そして、ついに決定的瞬間を見つけたのだわさ。
「やっと追いついたわ、チャンコちゃん」
「あ!学園長先生!!良いところに来たのだわさ!!これを見るのだわさ!!」
「え?」
・・・と、そんな時に学園長先生が準備室にやって来たのだわさ。私はお手柄を見せつけるように、虫めがねの光景を学園長先生に見せたのだわさ。
「これは・・・」
「犯人はこいつなのっ!この映像が何よりの証拠なのだわさ!!」
そう、爆発物を置いた犯人が虫めがねに写り込んでいたの。犯人はパルテナ先生だったの、パルテナ先生が準備室の作品に小さなアイテムを取り付けたのだわさ。
「でも何故パルテナ先生が?動機は一体・・・」
「そんなの力尽くで吐かせればいいのだわさ。こいつなのは確定なんだしだわさ」
「そ、それはちょっと・・・、それにパルテナ先生は隣国からの使節教師なの。物的証拠も無く犯人には出来ないわ。両国の関係にヒビを入れる事に成りかねないもの」
「この映像だけじゃ駄目なのだわさ?」
「捏造された物だと言い張る可能性があるわね」
「そ、そんな〜だわさ・・・」
これだけハッキリとした証拠があって駄目なんて、おかしいのだわさ!!こうなったら、私が無理矢理にでも・・・。と、そんな野蛮な事が頭を過ぎった時でした。
「ふふふ・・・お困りのようですね」
「誰だわさ!・・・って、うわっ!!お兄ちゃん!?急に出て来ないでだわさ!!驚いて損なのだわさ」
「こら、チャンコ!何なのですか、その反応はもっと喜んだらどうですかっ!!」
声はすれど姿は見えず、お兄ちゃんは部屋の中心にいきなり姿を現したのだわさ。
それに、何なのその服は?変なタイツで出来た服を着て変態なのかだわさ?姿が消えていたのはその服の力なの?姿を消して見ているだなんて嫌らしいだわさ!!
「ふっ、所詮はチャンコですね。ここから先は僕に任せるのですよ。僕に名案があるのです」
「・・・お兄ちゃん、張り倒していいかだわさ?」
「だ、駄目に決まっているですよ!?まぁ、それはさて置き僕の名案と言うのは・・・」
「誤魔化さないで、お兄ちゃん!!よぉ〜し!行くだわよぉ〜〜・・・」
「嫌ぁああぁっ!!暴力反対です!!」
ーーーーどかっ!ばきっ!!ーーーー
そんな訳で私はお兄ちゃんを張り倒したのだわさ。そして、その名案?とやらを聞いたのだわさ。




