vsローブ男
「死ね!クソガキがあぁぁぁぁぁぁっ!!」
完全に切れたローブ男は僕たちに向かって攻撃魔法をぶっ放して来ました。全く、そこの浅い男ですね。
「全く、そこの浅い男ですね」
「お兄ちゃん、心の声が漏れてるだわよ?」
「え?あれ?声に出てましたか?」
「うん、ハッキリとだわさ」
何と、心の声が漏れていたようです。そして、それを聞いたローブ男はさらに切れました。
「何だとこらぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ローブ男は火の魔法を連続して放って来ます。それはまるで連続エ◯ルギー波のような感じでしたよ。ならば、それに対して僕は・・・。
「何の・・・シ◯ットガンッ!!」
対抗して僕が打ち出したのは、魔法波を拳に乗せて散らせるが如く打ち出す必殺技・・・シ◯ットガンです。これらはヒーローコスチュームのなせる技なのですよ。
どちらもあの超王道漫画雑誌の黄金期に名を馳せた作品。片方は更にまたアニメ化をしていますが、僕はいつでも大ファンなのです。
まぁ、それはさて置き戦闘に戻りますか。僕の拳から放たれた魔力はローブ男の火の魔法を撃ち落とすだけでは無く、威力に押されて火の粉がローブ男に降り注ぎました。
「アチチチチチチチチッ!?く、クソがあぁぁぁぁぁぁっ!!」
「そんな三下のような台詞は聞き飽きました。もっと、独創性のある台詞をお願いするです」
「例えば、どんなだわさ?」
「え?そ、そうですね・・・この痛みが俺を強くする。さあ!もっと攻撃するがいい!!・・・とか?」
「どんなマゾだわさ、それ!?しかも、あの大人気漫画のパクリ台詞だわさよ!?」
そう僕は大ファンですからね。いつも印象に残った台詞を頭にストックしているのですよ。
「ふざけるなあぁぁぁぁぁぁっ!!こうなったら、本気でやってやる!!」
「今までも本気じゃなかったですか?それと、変身でもするのですか?」
「お兄ちゃん、やっぱり漫画の読みすぎだわさよ?」
だから、僕はあの(以下省略)・・・でも、展開的に変身だと思った僕は間違っていないのですよ。ローブ男はローブを脱ぎ捨てると隠された姿を露わにしたのです。しかし、驚くべきはその姿でした。
「きゃああああああっ!へ、変態だわさ〜〜っ!!レディの前で裸になるなんてぇ〜〜っ!!」
「え?誰がレディですか?ぐへぇっ!?」
僕はチャンコの攻撃魔法(風)をくらいました。チャンコの魔法はオーラのような力が混じっていて、ローブ男の魔法よりも威力があったのですよ。い、痛いです。
「あたしだわさよ!失礼しちゃうだわさ!!」
チャンコはプンプンと怒っています。このお子様め、女を気取るならもっと色々と成長をですね・・・はっ!?寒気がするのでここから先は考えない事にするです!!
「おいっ!俺を無視するなぁぁぁっ!!」
「あ、まだいたのですか?ほら、これで新しい服でも買うといいのですよ」
僕は金貨一枚を裸体男に投げ渡しました。それを裸体男はナイスキャッチしました。
「わぁい、ありがと・・・って、違うわっ!!これはファッションだ!!わざとこうしているのだ!!決して金が無いから、こんなカッコをしている訳じゃねぇっ!!」
「ファッションって・・・やっぱり趣味じゃないですか。露出が趣味なんてやっぱり変態ですよ!!」
「だから、違うってんだろがっ!!」
・・・って、そうです。違いますよ。つい悪ノリをしてしまったです。
ローブ男もとい裸体男に隠された正体・・・男の頭には山羊のような曲りがある角があったのでした。これは・・・噂に言う魔族と言う奴の特徴でした(以前、学園の資料で見ましたのです。
「ところで、なんで魔族がこんな所にいるのですか?話を脱線させてないで話すのですよ」
「脱線させてたのはお前だろうが!!それに断る!ここまでコケにされて話すと思うか!!」
「ほら、お兄ちゃんの所為だわよ?早く謝って、今ならまだ話をしてくれるかも知れないだわさ」
「ごめんなさいです、魔族さん。せっかくですから話をして下さいです・・・」
僕は魔族さんに平謝りをします。しかし、魔族さんの答えは・・・。
「死ね」
・・・相当、頭に来ていたようですね。座った目で返されたのです。もはや、理解は不可能と言う訳なのでしょうか。
そして、魔族さんの身体は輝きはじめました。純粋な魔力を高めに高めているのでしょう。純度の高い魔力は目で見る事が可能なのです。
「消え去れぇぇぇぇ・・・ぐひゃあっ!?」
「「「「あ・・・」」」」
しかし、そんな瞬間でした。槍が何処からか降って来て、魔族さんに突き刺さったのでした。そして、絶命する魔族さん・・・哀れ過ぎですよ。
「君たち・・・大丈夫だったかい?」
槍が降って来た方向を見れば、イケメンのお兄さんが立っていました。またの乱入に僕たちは無言になったのですよ。
黒髪黒目で煌びやかな鎧を着ています。そして、周りには美女と美少女を侍らしていたのですよ。なんと言うか・・・。
「・・・死ねばいいのにです(ボソリ)」
・・・そんな言葉が無意識に出てきたのでした。




