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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第3章〜毛玉たちの旅立ち〜
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カエル貴族再び

「・・・で?話とは何なんですか?」


僕は突如、社に乱入して来た愚か者。即ち、カエル貴族に『さっさと要件を話せ』とばかりに上から目線で言いました。カエル貴族だけでは無く、ぞろぞろとカエル貴族の部下たちも乱入し、いきなり人口密度が高くなりましたよ。


「ぐぐぐ・・・おのれ、上から目線で物を言いおってゲロ!話とは他でも無い、あの古文書の事だ!今すぐにあれを渡せぇだゲコォ!!」


どうやら、まだ古文書を狙って来たみたいですね。でも、何であの薬を飲んで記憶喪失にならなかったのでしょうか?


「ところで何で僕たちの事を覚えているのですか?記憶喪失になる薬を飲ませた筈なのに?」

「ふん!そんな薬など胃袋ごと吐き出してやったわゲロ!もちろん、洗浄もしたゲロ!!」

「何と、そんな事があぁぁぁぁぁぁっ!?」


帰って来たのはありえない答えでした。


カエルは異物を飲み込んだ際に胃袋ごと吐き出して異物を体外に捨てる事が出来るのだとか。そして、吐き出した胃袋を洗う事で薬を無効化したようなのです。全く、どうでもいい知識がまた一つ増えましたですよ。


「って、そんな事はどうでもいいのだゲロ!さっさと古文書を渡すのだゲコォ!!」

「・・・と言ってますがどうしますか?バウワさん?パウ?」


僕は二人に聞きました。まぁ、答えなど分かりきっていますが・・・。


「「断る!!」」


・・・ですよね〜。ここは僕も便乗するべきでしょう。このカエルには自分の愚かさと言うものを分からせてやるのです。


「お前こそ、パウとバウワさんにした仕打ちを謝るべきでは無いのですか?」

「そうなのだわさ!同じ獣人として恥ずかしくないのだわさ!?」

「・・・懺悔の時間なり」

「そうだ、謝れだぜ!!」

「謝るです!イボガエル!エロガエル!ウシガエル!クサイカエル!!」

「ちょっと待てぃだゲロ!悪口を連呼しやがってだゲロ!あと、ウシガエルは悪口かゲコォ!?」


僕たちの謝れコールに怒りをあらわにするカエル貴族。そして、カエル貴族は強行な手段に出ようとしたのですが・・・。


「おのれ!言いたい放題、言いおってだゲロ!!おい!お前たち!!やってしまうだ・・・ぐはぁっ!?ごほ、ごほ、何だゲロ?突然、目眩が吐き気もするぞ・・・ゲコォ・・・」


カエル貴族は頭を抑えると気分の不快を訴えました。ああ、そう言えば、ここは毒の瘴気とやらが溜まっていた場所でしたね。


「ここはこの魔物の毒が溜まっていた場所なのですよ。まぁ、再封印しましたから。瘴気はもう出ていないですが、溜まっていた分は別なのですよ。早めに解毒薬を飲むのをお勧めするです」

「何だとゲコォォォォォォォッ・・・ぐはぁっ、だゲコォ・・・」


薬は吐き出せても気体の毒は無理だったようですね。解毒薬を飲まずに乱入し、瘴気を吸い続けたカエルは倒れ伏しました。それは部下たちも例外では無く、何もせずとも勝負は決したのでした。


「さあ!懺悔の時間ですよ!!お前が今までにして来た罪の数を数えるのです!!」


僕はカエル貴族に近寄って言い放ちました。するとカエル貴族は泣いて命乞いをしたのです。


「た、助けてくれだ・・・ゲロ。まだ、死にたく・・・無いだゲロ・・・」

「お前は今までに、そうやって命乞いした人々の言う事を聞いた事があったのですか?」

「うう・・・謝るから・・・何でもするから・・・助けてだゲロォ・・・金なら幾らでも払うだゲコォ・・・」

「この後に及んで・・・まだ、金ですか?哀れな奴ですね。どうしますか?パウ、バウワさん。一番被害を被ったのはあなたたちです。どうするか決めていいですよ?」


僕は再び二人に聞きました。バウワさんとパウは頷き顔を見合わせて言ったのです。


「・・・もう、二度とこの村に足を踏み入れるな。もちろん、古文書も諦めろ」

「そして、貴族の地位を返上して有り金の全てを村に寄付するのですよ」

「ちょっと、モツ。何、割り込んでるのさ。しかも、血も涙もない要求だし・・・」


ちょっとした冗談ですよ。まぁ、こんな悪党に今後も金を持たせておくのは、世のためにならないと思いますけどね。


そして、バウワさんはカエル貴族たちに解毒薬を与えました。しばらくすれば、薬が効いて動けるようになるでしょう。


僕たちは社の外にカエル貴族たちを出して厳重にお札を貼りました。中に残して封印を解かれたらたまらないですからね。そして、村に足を向けた時でした。


ーーーードゴオォォォォォォォン!!ーーーー


「「「「「「・・・は?」」」」」」


いきなり、社が爆発したのです。い、一体、何が起こったと言うのでしょうか?

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