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俺がふざけて作った育成モンスターが異世界に落ちた  作者: 夜逃げ丸
第3章〜毛玉たちの旅立ち〜
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封印の地

「これで全部の素材が集まったですよ」

「大変だっただわさ」

「・・・疲労困憊なり」

「疲れたぜ〜・・・」


あれから僕たちは手分けして村の近隣、森の奥、近くの村への買い付けに行きました。バウワさんから指定されていた素材が全部集まったのでした。


そして、それらの素材を携えてパウの村に戻って来たのでした。


「モツ君たち、ありがとう!これで村は救われる!!」


パウの家に着くとバウワさんはお礼を言いながら素材を受け取りました。


バウワさん、まだお礼を言うのは早いです。全てが終わった訳では無いのですよ?封印し直す時に何かが起きる、例えば魔物復活とか・・・それがお約束なのですよ。などと空気の読めない事を考えてましたが口には出しませんでした。


バウワさんは研究室に篭り調合を始めました。


そして、待つこと2時間ほどだったでしょうか?途中、妙な奇声や異臭がしてましたが無視します。研究室の扉が開きバウワさんが出て来たのでした。


「・・・完成だ」


バウワさんの手には一本のナイフが握られていました。これが例の魔物を再封印する道具なのでしょうか?


「よし!封印の準備だ!!パウ!村長に伝えてくれ!!明日封印に行くとな、あと村の男たちの手が必要だ!!」

「うん!わかったよ!!」


パウは村長に伝えるために慌てて家を飛び出して行きました。


「君たちも、よかったら手伝ってくれないだろうか?」

「勿論、いいですよ」


バウワさんは僕たちにも協力を仰いできました。当然、OKなのですよ。関わった以上、中途半端でやめられませんからね。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「・・・ここが封印の地ですか」


そして次の日。バウワさんと数人の男たちを連れて僕たちは村の森の奥にあると言う封印の地に来たのでした。


「あれ、何でパウがいないのですか?バウワさん」

「危険かも知れないからね。パウは置いて来たよ」

「え?でも、昨日絶対に行くと入念な準備をしていましたよ」

「何っ!?」


僕の言葉でバウワさんは周囲を見渡します。そして、木の陰に目的の人物が、隠れていました。


「パウ!来るなと言っただろう!!」

「うわぁ!み、見つかった!!」


パウはバウワさんに見つかり捕まってしまいました。そして、盛大なお説教と折檻を受けたのですよ。まぁ、親の愛と言う奴でしょうね。


「まぁまぁ、僕たちがパウを守りますから連れて行ってあげましょうよ。ここで除け者にしたら可哀想ですよ」

「モツ君、しかし・・・」

「モツ!もっと早く仲裁に入ってくれよ〜、折檻された後だよ・・・」


バウワさんを何とか宥めて、パウの追従の許可を得ました。その後、ぞろぞろと奥に進んだのでした。


「何と言うか・・・不気味な森ですね〜〜」


森からはあまり生き物の声が聞こえてきません。静寂が支配する森とは・・・かなり不気味だったのですよ。


「封印の魔物の放つ毒の瘴気だよ。その所為で普通の動物や虫が死んでしまったんだ。あ、そうだ。みんな、この薬を飲むんだ。解毒の薬だ。短時間だが、魔物の瘴気を無効化できる」


バウワさんは皆さんに解毒の薬を渡して言いました。ここから先は瘴気が濃くなるので薬を飲むのが必須なそうなのです。


薬を服用して僕たちは更に進みました。そして、ついに目的地に着いたのです。


「・・・ここだ」


そこには社とでも言うのでしょうか?木で出来た神社?のような建物があったのでした。西洋的な文化なのに何故?と思わざる得なかったのですよ。

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