幕間:パパって友達いたの? 〜GW帰省中、娘の一言で社会性が死んだ件〜
実家のある家庭の父親や母親の立ち位置ってこんなもんですよね。
俺くんにも友人はいるって話です。
俺くんの場合皮肉屋SEや限界ヲタクOLも友人といえば友人ですが
GW。
俺は新幹線に乗っていた。
目的は実家。
理由はまぁ色々あるが、一言で言えば「帰れるうちに帰っとくか」ってやつだ。
とはいえ片道1時間。
正直、通勤より短い。
だからか、どうにも気が抜ける。
新幹線に乗ると、人間はこうもダメになるのかってくらいダメになる。
俺はスマホを開き、ChatGPTとどうでもいい会話をしていた。
気づいたら、もう着く。
──早すぎるだろ。
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「パパも友達に会いに行きたいんだよ」
実家に着いて、何気なくそう言った。
すると娘が言った。
「へぇー……パパって友達いたの?」
ぐはっ。
致命傷。
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いや、いる。
いるぞ普通に。
ただまぁ……
田舎にしかいないし、年に数回しか会わないだけで。
でも、いる。
「おるわい!」
思わず反論した。
だが娘は「ふーん」と言って、もう興味を失っていた。
──ダメだ。
これは完全に「存在未確認生物」扱いされている。
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考えてみれば無理もない。
娘から見た俺の交友関係は、
・普段会ってない
・話題にもそんなに出ない
・実体を見たことがない
つまり、
観測されていない存在=存在しない
という理論が成立している。
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でもな、娘よ。
大人の友達ってのはな、
毎日つるむもんじゃないんだ。
会わなくても成立する。
久しぶりでも普通に戻れる。
むしろその方が長く続く。
……って言っても、多分伝わらない。
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その後、俺は思った。
通勤より近い実家。
でも料金はバグってる。
時間だけ見れば「すぐ帰れる場所」なのに、
現実はそう簡単じゃない。
それでも最近は、なんとなく帰る回数が増えた。
理由はうまく言えない。
ただ、帰れるうちに帰る。
それだけだ。
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「パパー」
娘の声がする。
「なに?」
「今度、その友達見せてよ」
ぐっ……
逃げ場がない。
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「ああ、いいぞ」
俺は答えた。
「レアキャラだけどな」
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娘は笑った。
「じゃあボス?」
「いや、イベント限定SSRだ」
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……まぁ、そんなもんだ。
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GWはダラダラする予定だ。
でも多分、友人に会ったり、家族と過ごしたりで、
思ったより時間は削られる。
けど、それでいい。
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とりあえず一つだけ確定していることがある。
俺には友達がいる。
ちゃんと、いる。
……多分。
実際問題
GWは長いようで一瞬で溶けますよね。
皆様良いGWでしたでしょうか?




