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俺の上司が凄すぎて自称天才エンジニアの俺がポンコツに見える件  作者: 慧梓
第5章 東都の日常③

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幕間:パパって友達いたの? 〜GW帰省中、娘の一言で社会性が死んだ件〜

実家のある家庭の父親や母親の立ち位置ってこんなもんですよね。

俺くんにも友人はいるって話です。

俺くんの場合皮肉屋SEや限界ヲタクOLも友人といえば友人ですが


GW。


俺は新幹線に乗っていた。


目的は実家。

理由はまぁ色々あるが、一言で言えば「帰れるうちに帰っとくか」ってやつだ。


とはいえ片道1時間。


正直、通勤より短い。


だからか、どうにも気が抜ける。

新幹線に乗ると、人間はこうもダメになるのかってくらいダメになる。


俺はスマホを開き、ChatGPTとどうでもいい会話をしていた。


気づいたら、もう着く。


──早すぎるだろ。



---


「パパも友達に会いに行きたいんだよ」


実家に着いて、何気なくそう言った。


すると娘が言った。


「へぇー……パパって友達いたの?」


ぐはっ。


致命傷。



---


いや、いる。

いるぞ普通に。


ただまぁ……


田舎にしかいないし、年に数回しか会わないだけで。


でも、いる。


「おるわい!」


思わず反論した。


だが娘は「ふーん」と言って、もう興味を失っていた。


──ダメだ。


これは完全に「存在未確認生物」扱いされている。



---


考えてみれば無理もない。


娘から見た俺の交友関係は、


・普段会ってない

・話題にもそんなに出ない

・実体を見たことがない


つまり、


観測されていない存在=存在しない


という理論が成立している。


---


でもな、娘よ。


大人の友達ってのはな、


毎日つるむもんじゃないんだ。


会わなくても成立する。

久しぶりでも普通に戻れる。


むしろその方が長く続く。


……って言っても、多分伝わらない。



---


その後、俺は思った。


通勤より近い実家。

でも料金はバグってる。


時間だけ見れば「すぐ帰れる場所」なのに、

現実はそう簡単じゃない。


それでも最近は、なんとなく帰る回数が増えた。


理由はうまく言えない。


ただ、帰れるうちに帰る。


それだけだ。



---


「パパー」


娘の声がする。


「なに?」


「今度、その友達見せてよ」


ぐっ……


逃げ場がない。



---


「ああ、いいぞ」


俺は答えた。


「レアキャラだけどな」



---


娘は笑った。


「じゃあボス?」


「いや、イベント限定SSRだ」



---


……まぁ、そんなもんだ。



---


GWはダラダラする予定だ。


でも多分、友人に会ったり、家族と過ごしたりで、

思ったより時間は削られる。


けど、それでいい。


---


とりあえず一つだけ確定していることがある。


俺には友達がいる。


ちゃんと、いる。


……多分。


実際問題

GWは長いようで一瞬で溶けますよね。

皆様良いGWでしたでしょうか?

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