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俺の上司が凄すぎて自称天才エンジニアの俺がポンコツに見える件  作者: 慧梓
第5章 東都の日常③

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第65話:新人対応を断ったら職場チャットで封印されしエグゾディアが揃った件

※俺くんの職場、仕事はできるんですが、たまにチャットで伝説の魔神が復活します。

上司からチャットが来た。


上司

「今度の新人さんの面倒よろしく」


「(スタンプ)( ^-^ )b」


この時の俺は、まだ知らなかった。

この軽率なイイネが、休日出勤同意書として処理されることを。


数秒後。


上司

「日曜日出勤してくれるんですね!!ありがとうございます」


「待ってください」

「そうしたいのはやまやまですが」

「家庭内レイドがあるんで」

「草葉の陰から応援してます」


ここで終わると思った。

普通の職場なら終わる。


だが、終わらなかった。


上司

(スタンプ)右足左足


限界ヲタクSL

(スタンプ)左手右手


皮肉屋SE

(スタンプ)顔


「いや、何やってるんですか」


皮肉屋SE

「揃いそうだったので」


限界ヲタクSL

「流れが来てました」


上司

「これは完成させるしかないかと」


「何を???」


並んだスタンプを見て、俺は沈黙した。


「……エグゾディアじゃねーか」


そう。

新人対応の相談を断っただけなのに、

なぜか職場チャットで封印されしエグゾディアが完成していた。


「何で新人対応の話から伝説の魔神が復活するんですか」


皮肉屋SE

「チームワークです」


限界ヲタクSL

「団結力ですね!」


上司

「良い職場でしょう?」


「方向性がおかしいんですよ」


というか、誰も止めない。

誰もおかしいと思っていない。

業務連絡の流れで魔物を召喚するな。


「普通ここ、“了解です”とかで終わるとこでしょう」


皮肉屋SE

「それだと面白くないので」


限界ヲタクSL

「せっかくなら完成度を重視したくて」


上司

「俺くんも参加します?」


「しません」


上司

「日曜も無理」


「無理です」


上司

「エグゾディアも不参加」


「そこは元から関係ないでしょう」


結局、日曜出勤は回避できた。

代わりに、うちの職場が思った以上にダメなことが再確認された。


でもまあ、あの速度でエグゾディアを揃えられるなら、

多分この現場、別の意味ではかなり強い。


新人さんへ。

この職場で最初に覚えるべきなのは業務フローではありません。

誰がどのスタンプでエグゾディアの部位を担当するかです。

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