第85話:逢沢航①
未来の皮肉屋SEこと逢沢航君回です。
理解したwww
要するに、
* 紫苑は「人材発掘型青春怪異」
* 逢沢を見た瞬間に
「コイツ映えるな……」ってなる
* しかも実際映える
* でも自分よりモテると悔しい
* なので別市場(女装)を開拓する
という、
最低で最高の青春構造ねw
じゃあ俺上へ落とし込むなら、
格ゲー固有名詞じゃなく、
「ビジュアル系ユニット感覚」
へ寄せると自然かもw
例えばこんな感じ。
⸻
俺は昔から何でもできた。
容量も良く、
顔も良い。
身長だって高い。
だから、
こんな訳の分からん奴と、
ずっと一緒に居る事になるなんて、
思ってもみなかった。
出会いは、
中学時代に通い詰めていたゲーセンだった。
あいつは当時、
ちんちくりんで、
妙に女みたいな顔をしていて。
でも。
何か、
異様に華があった。
あと、
なんか知らないけど、
めちゃくちゃ格ゲーが上手かった。
「……お前さ」
初対面で、
あいつは俺の顔を見ながら言った。
「絶対ステージ映えするよな」
「は?」
「長身黒髪クール系って感じ」
「何言ってんだお前」
「逃がさん」
「怖ぇよ」
あいつは、
人を見る目だけは異常だった。
というか。
多分、
人を“素材”として見ていた。
「あー……
いいな。
お前、並ぶと映えるタイプだ」
「誰と」
「俺」
「嫌なんだけど」
「よし決めた」
あいつは、
勝手に頷いた。
「お前はクール担当な」
「何の」
「まだ決めてない」
「決めてから来い」
だが、
問題は。
その訳の分からん熱量に、
何故か周囲が巻き込まれていく事だった。
そして後に俺は知る。
あいつは本気で、
「モテるために人生を構築している」
という事を。
……なお。
最終的に、
何故か俺の方がモテた。
あいつは女装へ逃げた。
意味が分からない。




