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虹の架け橋  作者: 藤井桜
後日談+サブキャラのお話
595/607

一緒に踊ろうか

 特定のアーティスト名が出てきますので、苦手な方はご注意下さいませ。

 そして、時期がころころと変わりますが、最後は二十九日の話で終わります。本番は十月になると思います。



 誰だ、この選曲をした人は、それを聞いた瞬間に(よし)くんは大爆笑した。三人で何かやろうと決めて、先日は、有名な三人組の曲をTV番組でやらせてもらった。今回もそんな流れだ。



「遥くん、ダンスの経験は?」

「麻衣ちゃんから、そう言われるのちょっと、屈辱だな」

「え、そんな事ないよね」



 私は、ダンスと言うか、振り付けありでやった事がある。でも、遥くんのダンスは今まで見た事が無いと思う。レーゲンボーゲンや遥くんのソロでも無かったよね。軽い振り付けはあったけれど、ダンスは無い。


 その時は、Perfumeさんか少年隊さんのどっちか選んで下さいと言われた。そしたら、遥くんがPerfumeさんが良いって即答して、嘉隆くんが爆笑していた。私は予想外の選択に遥くんに「え?!」と叫んでしまった。



「なんで、それ?」

「難易度高い方が良いのと、そっちの方が受けを取れそうだ」

「受けか、遥らしい」

「ああ」



 難易度よりも女性曲と言う事に対して受けを取れるんじゃ無いかなと思う。と言うか、遥くんが振り付けバッチリで踊る姿が想像出来ない。



「まぁ、麻衣が一緒にやるなら俺は良いよ」

「私に投げないで」



 これ、私が『うん』と言えば決まるの、なんかおかしくないですか? 遥くんがOKしちゃうと、私が嫌だと言えない状況なのですが。



「麻衣ちゃんのダンスも見たいな」

「麻衣?」



 流石に、嘉くんの様に首を傾げて、可愛いポーズでは無かったけれど、私は「はい」と頷いたのだった。だって、流されている自覚あるけど、『NO』とは言えません。

 ミュージカルの稽古も本番も控えているのに、これやって本当に良いのかな。



 * * *



 それから、各自練習が始まった。『YES』と言った事に一番後悔していたのは、遥くんだった。すごいな、私。ミュージカルをこれまで何本かやって来た事もプラスになっているのか、踊れる。疲れる事は変わらないんだけど、踊れるんだよ。つうか、私ここで踊っていて良いのか。どこまで、出来るようになったのかの確認と息抜きのつもりだったんだけどな。



「さんさ踊りと全く方向性が違うんだけど踊れるんだね」

「うん、運動神経も関係あると思うんだけど、無い運動神経を踊りの基礎でカバーしている」

「麻衣、自分で自分を評価できているのすごいな。でも、麻衣って自分が言うよりも運動神経悪くないよね」

「なして?」

「さんさ踊りだっけ、上手に踊れているし、それと、こないだ俺にも教えてくれたよね」

「そうなのかな」



 嘉くんは、前に二人で『Wink』さん踊ったし、こないだは、私の『君とSTEP』を踊ったので、上手だ。遥くんも簡単な振り付けなら出来るんだけどね。私とも『Fluss』でやったしね。



「数時間で出来るレベルじゃ無い。持ち帰り案件で」

「それ、こだわり出したらキリが無いんじゃ無いか」

「ものにしてみせる」

「なんか、遥がカッコいい事言ってる」

「その棒読みやめれ」



 あはは、二人とも楽しそうだ。作業部屋に鏡も置いてあるので、私も練習しようっと。遥くんに感化されたわけじゃ無いんだけど、なんだか、楽しくなってきたぞ。


 ミュージカルも始まっているので、今日はこの辺で終わりにしようと思う。



 打診されたのが、TV番組で三人組バンドの曲を歌ったその後になります。そして、今回は各自練習をして、三人で合わせて、十月頃にTV番組で披露することになると思います。

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