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虹の架け橋  作者: 藤井桜
本編
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ジューンブライドに、感謝とお祝いを



 そして、六月の梅雨の晴れ間に、教会とその近くのレストランでパーティーが開かれる。莉子さん、綺麗です。お互いの事務所の人たちと、莉子さん、沖さん、の友人、家族、親戚が集まる。事務所の所属タレントは、私とレーゲンボーゲンの二人、マネージャーの担当が掛け持ちはしないので、普段、一緒に仕事している人たちになるのは、当たり前だろう。

 それでも、莉子さんのお友達とか、親戚の人たちの反応はすごかった。だって、レーゲンボーゲンの二人がいるんだもんね。当然か。



「期待したのに」

「何がですか」



 私の格好は、普段と変わらない、グレイのタキシード風の衣装は、嘉隆(よしたか)くんのものと近い。白は花嫁の色っていう話なので、白は避けた。

 嘉隆くんは、グレイの長めのベストにスラックス、彼のカラーの青のタイ、古川くんの方は黒がとてもかっこいい、黒のスーツにタイは赤。私の、胸元のタイは鮮やかな紫。私のカラーだ。胸ポケットのコサージュだけが女性らしいとも言える。



「ドレス姿期待したのに」

「そんな、他の人いるところで、油断はしませんよ」



 絵美の結婚式の時に、結婚式向けのスーツ姿だっていうのは、言ってあるので、それからの発言だ。身内だけなら、少しは女性らしい服装にしたかもしれないが、これでも、一応、芸能人を自負していると思っている。

 なので、ワンピースではない、ごめんなさい。こんな、人の多いところでは、歌手の川村麻衣でいたい。招待客は三十人ほど、そんなに多くはない。田舎じゃないとこんな感じなのかな。絵美の時は、すごく多かったのを覚えている。私の時は、結婚式はしていなくて、入籍のみだ。


 花嫁のブーケ争奪戦、本当にあるんだなと、傍観していたら、私の方に飛んできた。莉子さん、確信犯。女の子たち、がっかりして、私の方を振り向いて、今度は黄色い声を上げた。

 古川くん、後ろ姿でも、笑ってるの分かっているよ。嘉隆くん、その嬉しそうな顔で、視線逸らすのやめて。付き合っているかもしれないけど、結婚までは考えてません。



 莉子さんに私たちが贈ったのは、新居に似合いそうな、カウチのソファにした。少しだけカントリーぽくて、長く使うほど、味が出るそんな感じのもの。少しでも、新しく買うものの、出費抑えられるといいなと思っていたんだけど、好評でした。

 古川くんには、大笑いされました。電化製品ぐらいの大きさなら、贈り物に良いかもしれないけれど、まさかの家具。豪快だなと笑われた、でも、結局二人もお金出してくれたので、三人からの贈り物になりました。



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