表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

98/139

とても苦いお茶が欲しいです。

新キャラ登場!

 コレってテンプレだよな。

 ……良かったー。

 俺には愛するティアが居るし、俺以外の野郎は居ない。

 それに、中の偉い人は、「お嬢様」とか言われていたから、ティアやリン達に付き纏う事は無いだろう。


(いや。まさか、マリア様が見て◯る!)

(何か言ったか?)

(いいや。)


 ライオスとの不毛なやり取りを周りに感付かれず返事をした。


「何か?」

「お嬢様が、直接にお礼が言いたいそうだ。」

「良いのですか? 俺達みたいな冒険者にお姿を見せて。」

「構わない。お嬢様はその様な事は気にしない。」

「分かりました。」

「お嬢様、どうぞ。」

「ありがとう、マリナ。」


 馬車から出て来たのは、綺麗なドレスを着た俺達と同じくらいの外見の少女だった。

 ちょっと待て!?

 馬車は貴族っぽいから、王族では無いな。

 ……ってか、今、所謂(いわゆる)、動ける王女は居ないし、王族なら、護衛は冒険者ではなく、騎士がやる筈だから違う。

 それで、貴族の場合だと、言っちゃあ悪いが、護衛の質が低い事から、公爵や侯爵じゃないな。

 次に、逆に護衛付きだから男爵じゃないな。

 男爵って、爵位を持つ上級平民みたいなモノだからな。

 だから、護衛を雇うのは、それなりに財布的にはキツい。


 つまり、貴族なら子爵か伯爵の可能性が高い。


「初めまして。この先の街『ドラドルーエ』の領主『ガルバン=パトル=ドラドルーエ伯爵』が三女の『ランルーダ=パトル=ドラドルーエ』です。」

「私は、護衛兼専属侍女のマリナよ。」


 何で侍女が護衛をやっているんだ?

 それよりも、とりあえず自己紹介しないとな。


「初めまして。冒険者、星屑の翼のリーダーのゼロだ。」

「初めまして。メンバーのティアよ。」

「初めまして。メンバーのルシアです。」

「初めまして。メンバーのリンです。」

「初めまして。メンバーのキサラよ。」


 ガイラのパーティーメンバーの脱退は済んでいるから、星屑の翼のメンバーはまた身内だけになった。


「それで、『待て』と言うのは?」

「私達は待ちますので、街まで同行をお願い出来ますでしょうか?」

「私からもお願いする。」

「それに、このまま帰るのは貴族としての沽券に関わります。それに……」

「それに?」

「お父様に怒られます。」


 プルプル震え、少し青い顔をするランルーダ嬢が可愛く見えて思わず笑ってしまった。


「プッ。」

「何が可笑しいのですか?」


 ランルーダ嬢はちょっぴりお怒りだな。


「失礼。あまりにも、可愛らしい仕草だったので。

 分かりました。俺達は盗賊のアジトに行って参りますので、戻ってくるまで、お寛ぎください。」

「はい。お待ちしております。」


 俺達は、馬車をお願いして、盗賊のアジトに向かった。


「ゼロ君。可愛い女の子だったね!」

「まあな。」

「ああいうのが好みだったの?」

「まさか! 俺の理想も好みも、好きなのも全てティアだけだよ。」

「……ゼロ君のバカ……」


 ティアが、俺の本心を聞いて、トマト顔になった。

 可愛い!


「とても苦いお茶が欲しいです。」

「……リン。頑張って。」


 俺達は盗賊から聞いた場所に行ってみると、きちんとアジトが有った。

 見張りとかの盗賊を生きたまま「お持ち帰り」するのが面倒臭いから首から上だけにして、お宝を回収した。

 そして、運良く、囚われた人は居なかっ………………


 ……居ましたよ。


「大丈夫か?」

「誰!?」

「俺達は冒険者だ。」

「それじゃあ、助かったの?」

「ああ。今、牢屋から出すな。」


 俺は居合の要領で金属製の鍵を切る。


 キィン


「何をしたの?」

「鍵を切った。」

「嘘言わないで。金属の鍵がそんなに簡単に剣で切れないわ。しかも、そんな細い剣で……」


 俺が切った鍵を簡単に牢屋から外すと、向こうは驚いていた。


「嘘!?」


 囚われた人は、狼人族の少女で予想よりも元気だった。


「何?」

「いや。思っていたより元気だな。」

「そりゃあそうよ。捕まってまだ3日も経ってないし、私を何処かに売るみたいで、汚されていないしね。」

「まあ、捕まったのは屈辱だろうが、良かったな、汚されなくて。」

「まあね。そうなったら、奴らの『アレ』を咬み切ってやるつもりだったけどね。あははは。」


 ……ちょっと、ヒュッと来た。


 そんな訳でとりあえずは、彼女を保護という事で一緒に来て貰う事になった。

 彼女自身も、ドラドルーエに用が有ったからちょうど良いという事で、同行する事になった。


「そういえば、まだ自己紹介がまだだったね。」

「そうだな。」

「私は東の森に住む誇り高き狼人族の族長の娘。名は、『ファラ=グラベール』だ。」

「俺達は、『星屑の翼』で、リーダーのゼロだ。」

「同じく、ティアよ。よろしくね。」

「同じく、ルシアです。」

「同じく、リンです。」

「同じく、キサラよ。」


 こうして、後処理が済んだ盗賊のアジトを土魔法で潰して、ランルーダ嬢達が待っている場所に向かった。


 到着すると、目敏く、ファラの存在に気付いた。


「其方の方は?」

「盗賊のアジトに囚われていた。一旦保護して彼女もドラドルーエを目指しているから同行して貰う。」

「分かったわ。ただ、此方には近付かない様に頼む。」

「分かった。」


 俺はファラに事情を話して承諾を貰った。


「それじゃあ、出発するわ。」


暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ