1度は1度だ。
やっと、ガイラを出した時から考えていたネタが使えました。
黒幕は、俺の動揺を誘う為に言っているが俺はそう思っていない。
キサラも居るしな。
「問題無い。」
「そうか。それなら、貴様の仲間が断末魔を上げる様を聞きながら遊んでやる。」
「早々に退場して貰うぜ!」
「やってみせろ!」
俺は悪魔と戦いながら、ティア達の様子を見ていた。
6分後
「Gishaaaーーー……」
「やったわ!」
「何!? まさか、低俗な人族如きがバジリスク・キングを倒すとはな。遊びは終わりだ。死ねぇ!」
「お前が、な。」
「え!?」
黒幕を討伐したが、強さ的には男爵級で、その中でも特に弱かったな。
「パチパチ」
「誰だ!」
「初めまして。アサドと言う者だ。とある御方の『兵士』をしている。」
「爵位は?」
「子爵だ。」
……子爵か。
俺とキサラ以外は相手にもならないな。
「あれ? 急に眠気が……」
俺は、メーロンを刻心掌握で眠らせて、ガイラが隅に運んで行った。
「とある御方とは、七公爵の誰だ?」
「貴様! 何故、それを知って……!? そうか。貴様が御方が言っておられた悪魔ゼロか。」
「今、人族だがな。それで、何の用で此処に居る?」
「貴様が悪魔ゼロだったのなら分かるだろう。我らが動くのは忠誠を誓った主が命令を下した時のみ。」
「その主は誰だ?」
「我が主は、七公が1つ、女公爵レヴィアタン様だ。」
「そうか。レヴィアタンか。彼女も動いているのか。」
「そうだ。」
「役目は何だ?」
「今回の事の成り行きを見守るだけだ。」
「それなら、戦う必要は無いな?」
「そうだ。まあ、私としては、悪魔ゼロと戦えないのは残念だがな。」
「俺は助かったよ。兵士と戦うのは疲れるからな。」
「ふん。『負ける』からとは言わないのだな。」
「まあな。」
「まあ良い。次に会う時は、『悪魔ゼロを殺せ!』と言う命令が下る事を願おう。」
「俺はゴメンだな。」
俺がそう言うと、悪魔アサドは消えた。
刻心掌握、解除。
「あれ? あの恐ろしい悪魔は?」
「ガイラが倒した。」
「ちょっ……」
「流石、ガイラ!」
「本当に……」
チョロいな。
「……メーロン。」
「どうしたの? 何処か痛むの?」
「大丈夫だ。」
「本当に?」
「ああ。」
ガイラはなんとかメーロンを誤魔化した。
「さて。バジリスク・キングの心臓から『重石化』の薬を作るぞ。」
「はい!」×皆
1時間後、重石化された人達全員分が完成した。
余ったバジリスク・キングの死骸は全て回収して、手分けして重石化を解除して廻った。
最後は、ダークエルフの城の謁見の間に安置されている1人の女性だけとなる。
「ガイラよ、いよいよじゃな。」
「はい。出会いに恵まれ、此処に来る事が出来ました。」
「娘の為にありがとう。」
「いえ、王妃殿下。当然の事です。」
「いいえ。そんな事はありません。」
「国王様。王妃様。話は彼女を目覚めさせてから。」
「そうであったな。ガイラよ。娘のエリアナを目覚めさせてくるれ。」
「はい。」
ガイラは彼女エリアナに薬を掛けた。
少しずつ重石化が解ける。
……そして、完全に解けた。
「ガイラ! 早く逃げて! ……ガイラ?」
「エリアナ!」
ガイラはエリアナを抱きしめた。
「え!? ちょっと待って。あれ? バジリスク・キングは?」
「エリアナ。全て終わったんだ。助かったんだ。」
「ガイラ……」
ガイラは涙を流しながらエリアナを抱きしめ伝えた。
そして、落ち着いた頃に、エリアナは周りを確認して、引き付けを起こし、周りの「生」暖かい視線に気付き、悲鳴を上げる。
「きゃあああーーー!」
そして、エリアナはガイラの胸の中で気絶した。
俺達はエリアナが気絶している間に、宴会の準備を進め、ガイラは当然、エリアナの監視役だ。
宴会の準備が終わり、俺達がガイラとエリアナを呼びに行った。
部屋に近付くとティア達に気配遮断等をして貰い、忍び足で近付き、扉に耳を付け、中の様子を伺う。
「信じられないわ。」
「だが、本当の事だ。」
「それなら、感謝しないといけないわね。」
「そうだな。だが、何よりもエリアナを救い出して、こうして話が出来て、触れ合える事が何よりも嬉しい。」
「ガイラ……」
「エリアナ……」
「愛しているわ、ガイラ。」
「オレも愛している、エリアナ。」
良し!
今だ!!
俺は、どこぞの「格付け」の様に一気に扉を開けた。
「きゃあ!」
ガイラとエリアナの唇が重なる瞬間だった。
俺の有言実行は為せり!
「ゼロ~。」
「言ったろ。1度は邪魔する、と。」
「だがな。寄りに寄ってこの時を狙うか?」
「1度は1度だ。」
ちゃっかり出歯亀を楽しんでいたティア達が誤魔化す。
「もう、ゼロ君。私達は止めようって言ったのに。」
「ガイラ。ティア達も同類だからな。」
俺がそう言うと、ティア達は視線を外した。
「……はぁ。もう良い。準備は出来たのか?」
「ああ。」
この後は、城の内外で盛り上がり、途中で俺達を「救国の英雄」と称され、最後は、正装したガイラとエリアナのダンスで締め括られた。
翌日
俺達は、借りた正装で謁見の間にいる。
「面を上げよ。」
暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。




