本当なんだけどなぁ。
真っ当な商人は怖いからさっさと離れます。
「しかし、ティアの人気は凄いな。」
「まあな。俺のティアだからな。女神アティアに負けてないぞ。」
「ゼロ君。女神アティア様を出すのはやり過ぎだよ。」
そう言いながらも赤い顔をして、ポカポカと俺を叩く。
「本当なんだけどなぁ。」
「何か言った?」
「いいや。」
「それでゼロよ。この後は、どうする?」
「まあ、休まないといけない程の疲労は無いし、目的地を目指して移動を始めても良いんじゃないか?」
「ゼロ君。私は賛成だよ。」
「ゼロ様に従います。」
「ゼロ兄さんの意見に賛成。」
「ゼロ。私もよ。」
「それじゃあ、出発しよう。」
こうして、俺達は目的地のダークエルフの谷に向かうのだった。
……にならず、宿屋で支払いを終わらせ、「さあ、出発だ!」という時に、囲まれた。
「やっと捕まえたぞ。」
「誰だ?」
「貴方達が商人達に無理強いをさせ、命の危険に晒した冒険者達ですね?」
「何の事だ?」
周りを良く見ると、俺達にイチャモンを付けた商人達が居た。
冒険者ギルドでは話を付いているから、商人ギルドか。
話を聞いてみると、やっぱり、嘘八百並べて、この場を作ったようだな。
「其方側の最高責任者を出せ。」
「私が責任者のギルド・マスターだ。」
「2人で話し合いがしたい。」
「良いだろう。」
急遽、宿屋の応接室みたいな所を借りて2人で話し合いを始めた。
「無駄な時間を費やすのはお互いに避けたい所だが、どうだ?」
「その意見には賛成だな。」
「この短剣が分かるか?」
「……どうい……!? コレは王家の……」
「そうだ。この短剣を持つ意味は分かるよな?」
「あ、ああ。」
「次に中身を読ませる訳にはいかないが分かるか?」
俺は、「聖女の手紙」の外側の名前の部分を見せる。
「なっ!? こ、これは、大聖女様の……」
俺は短剣と手紙を仕舞い、問うた。
「これだけの繋がりを持つ俺達が、三流以下の商人を襲う理由があるのか? 後、俺は片手間でオーガ20匹を魔法で瞬殺したぞ。」
「……確かに、金貨を稼げる者が、銅貨欲しさに犯罪を犯す馬鹿はいない。」
「因みに、何が有ったかは、夜の夜営場でオーガ20匹に囲まれ護衛の冒険者は逃げ出したが、恐らく全員がオーガに殺された。
商人達は俺達の助けを求め、話し合いの結果、金貨1枚で契約が成立したが、討伐した後、請求したが口約束だった為、踏み倒された。
その場から移動したら、逆恨みされ、今の状況だ。冒険者ギルドは、俺達の無罪を支持した。」
「分かった。どうやら、その話は本当の様だな。」
そう言うと、いつの間にか出していた天秤みたいなのを仕舞っている。
どうやら、真偽系を確かめる魔道具みたいだな。
これだから、商人は油断ならない。
「後始末をやっておく。時間を無駄にして悪かった。」
「あの3人だけ、潰してくれれば良いよ。」
「分かった。」
俺達が宿屋から出ると、馬鹿商人達が喚いていた。
「ギルド・マスター。やはり、ガキ共が悪かったでしょう?」
「黙れ! よくも私を騙したな! 商人の誇りを失った貴方達の方が問題だ。拘束しろ!」
「何故です! 私達の方が正しいんだ!」
「黙らせろ!」
「むぐぅ。」
「これで、貴方達は自由であり、冤罪である事を確認した。」
「分かった。」
俺が返事を返すと、馬鹿商人達を連れて帰っていった。
「よし! 俺達も出発しよう。」
「おー。」×皆
因みに、聖女は会わなくて済むのなら、会わない方が良いのでスルーだ。
そして、街道での移動は快適で、なんせ、街道での危険は、1位雑魚モンスター出現、2位盗賊出現、3位大物モンスター出現だからだ。
そして、上位モンスターが居ない限り、俺から離れる雑魚モンスターが殆どだ。
実にスムーズに進む。
……盗賊、現れないかなぁ。
(フラグは発生した。盗賊共、出てこいやー!)
(何故、そのネタを知っている?)
(悪魔時代にたまにやっていたぞ。)
(え、本当?)
(ああ。)
(まあ、流石に、こんなで盗賊共が出る訳が無いよな。)
(しかし、運命は嘲笑っていた。)
(マジか~。)
「ちょっと待ちな。死にたくなければ、武器を捨てろ!」
盗賊15人が現れた。
ガイラの恋人を助ける為に急いでいるのに~
……潰す!
雷撃針×15
「ぎっ!」
「がぁ!」
「ぐぅ!」
次の街まで40分くらいか……
首だけで良いか。
雷撃針で四肢を潰された盗賊共は、這いつくばっていた。
「さて。貴様らの明日を決める為のお話を始めようか。」
「オレ達は、何も話す事は無いぜ!」
「そうか。」
スパッ!
赤い液体を散らかす丸っぽい物が1つ出来た。
「さて。俺のお話だが……」
あの後、4つの丸っぽい物が出来たら、俺のお話の中の質問に答えてくれた。
俺だけで確認しに行くと、きちんと話してくれた場所にアジトが有って、一通りのの処理を済ませて、次の目的地に向かった。
「到着したな。ダークエルフ達が居る谷に入る為の玄関街としての『ジュエンター』に。」
門の近くで盗賊の討伐報酬を貰い、丸いゴミを出す。
今日1日は休憩に当てて、明日、向かう事にした。
「行かせる訳にはいかないわ!」
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