も、勿論だよ、ゼロ君。
十代の頃と比べて回復が遅いです。
すみません。
今回も短いです。
「まあ、正直な話、悪事の証拠さえ有れば、最悪力技でどうにかなるから、そこは安心してくれ。」
「はぁ。でも悪事の証拠が手に入ったとしても、向こうもそれなりの荒事の専門家を雇っていると思いますけど?」
「そっちも大丈夫。俺達はそっちも強いから。」
「そうですね。ゼロ様が居れば、どうにでもなりますね。」
「そうね。ゼロ兄さんが居れば、問題ないわね。」
「おいおい。まるで、俺が『力こそ全て』を体現する男みたいじゃないか。ティアはそんな事、思ってないよな?」
「も、勿論だよ、ゼロ君。」
「そう言いながら何故、目を逸らす?」
ここぞとばかりに器用に冷や汗を流し始めるティアに、綺麗な顔をじっと見つめる俺。
「ティア。」
「ごめんなさいー。」
「全く。」
「ルシア、リン。助けてよ~。」
「ごめん、ティア。」
「ごめんなさい、ティア。」
一連のやり取りを見ていたカエサが一言「仲良いわね。」と若干飽きられながら言われてしまった。
「それで、結局はどう動くのかしら?」
「そうだな。カエサはとりあえず俺達と同じ宿屋で部屋を取って貰って、その間に俺達は情報を集めてくるよ。」
「分かったわ。」
カエサとの話し合いをした俺達は、宿屋に戻りカエサに部屋を取って貰って引きこもりが決定したカエサを後にして、俺達は情報収集を始めた。
……情報を集めたら、まあ、出て来る出て来る。
黒い噂の中には、「先代は誠実な商いをしていた。」とか「今代は店にならず者が良く出入りしている。」とか、な。
それで、商会を見張っていると、確かに外見があまりよろしくない者達が良く出入りしていた。
カエサの部屋で結果報告をした。
「実際に確認したら、黒い噂を事実と思える結果になったな。」
「そうですか。」
「だから、今夜にでも、忍び込んで証拠として使える契約書とか裏帳簿を預かってこようかと思う。」
「ゼロさん。最後の表現は違うと思うけど?」
「何を言っているんだ。盗んだらいけないんだぞ。」
「俺達は預かるだけだ。」
「……まあ良いわ。危ない橋を渡らせる事になったけど、お願いします。」
「任せろ。空から降って来た女の子を助けるのは、男の子として当然だからな。」
「何、それ?」
「気にしなくても良いわよ。ゼロ君はたまに意味が分からない事を言うから。」
「はあ。」
俺達とカエサは宿屋で夕食を食べた後、普通に就寝。
その日の深夜に、俺とリンが商会に忍び込む。
他のメンバーは宿屋で待機だ。
因みにガイラは、結局、何とか清い身体で帰って来たが、キサラに捕まり、未だにダウン中。
「リン、有ったか?」
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