無味無臭で副作用無しです。
諸事情=体調不良です。
早く回復したいです。
すみません。
今回も短いです。
俺達は現場から離れた適当な店に入り個室を取った。
「じゃあ、とりあえず自己紹介からな。俺は冒険者のゼロ。」
「私はティアよ。」
「私はルシアです。」
「私はリンです。」
「先ずは、危ない所を助けて頂いてありがとうございます。
私の名は『カエサ』です。」
「それで何が有ったんだ?」
「実は……」
話の内容は、地道(地味)に新しいポーションの研究をしながら薬草やポーションの売買をしていたが、とある商会がやって来て共同でやらないかと話を持ち掛けたらしい。
話を持ち掛けた商会は、この町の第2位の規模を持っていたから承諾したのだが、ある日に、とある系統に特化したポーションが偶然出来てから、商会の態度が変わってきて、最終的には共同の筈がいつの間にかカエサが商会に借金していた事になっており、追い詰められて逃げ出したというのが一連の流れ、という事だ。
「そこに、俺達と遭遇した、と。」
「はい。」
「それで、差し支えなければ、どんな研究を?」
「体力増強とかの研究です。」
「それで、偶然の産物は?」
「……です。」
「え? 何?」
「……です。」
「聞こえないよ。」
「……う~。 男性用体力強化薬です!」
「……ひぃ!」
「恥ずかしい~。」
「本当に?」
「正確には効果は一晩程度で、無味無臭で副作用無しです。」
「同じ物は作れるの?」
「はい。今では誤差なく作れます。」
「でも、それじゃあ、不自然だよな。」
「どういう事、ゼロ君?」
「カエサには悪いが、効果は兎も角、その程度でそういう商会が目の色を変えるか?」
「そういえば、そうよね。」
「はい。実は、その薬に、とある薬と併用すると、効果は1日に延びて、本来の人格が抑えられ、凶暴化して周りの命令に従う傀儡になります。」
「……本当?」
「はい。しかも、併用する薬は何処にでも有る回復系ポーションです。」
「うわぁ……」
「カエサは逃げたけど、商会が独自にその『増強薬』を作る事は出来るのか?」
「それは不可能かと思います。逃げる前に、研究資料は全て燃やしたので。残っているのは私の頭の中だけです。勿論、現物は全て破棄しました。」
「逃げる前の処置は問題ないか。カエサは、その『増強薬』をまた作るのか?」
「いいえ。単品なら問題なかったけど、併用した場合が笑えないから、売る気にはなれないわね。」
「そうだよな。残るは、金に目が曇った商会だな。」
「そうね。」
この後、商会への対策を話し合った。
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