表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

45/139

今の殺気は誰だー!

転生者あるあるのお金の稼ぎ方。

 俺は直ぐに向かおうとしたが、ライオスに止められた。


(待て、早まるな!)

(何故、止める?)

(向かって間に合えば、それで良いが、間に合わなかった場合を考えるんだ。)

(ゼロは悪魔の時に、暇潰しに色々と話してくれただろ?)

(あ、ああ。)

(その話の中にオークションに出荷された誰かを助ける方法とかも話していた。)

(……ありがとう、ライオス。冷静になれたよ。)

(嘘をつけ!)

(まあな。あまりの怒りに此処から見える全てを荒野に変えたくなる。)

(その怒りはオークションの開催者が黒だった時まで取っとけ!)

(分かった。流石は俺の相棒だな。)

(オレも焦ったよ。ゼロのそんな怒りは初めてだからな。)

(……ふう。本当に冷静になれた。)

(やっとか?)

(助かったよ、ライオス。)


 俺はルシアに洗浄(クリーン)を掛け、都市エルドラに着くまでに色々とルシアと話した。



 都市エルドラに到着した俺達は、盗賊と馬車5台を売り、既に奴隷に堕されたルシアだが、奴隷の主人が盗賊等の場合、盗賊が死ぬか捕縛されると、奴隷の所有する権利が、この場合は俺に移る。

 ルシアもリンと同じ様に、右肩の奴隷紋に変えた事でルシアも正式に俺の奴隷になった。


 俺とルシアが冒険者ギルドに行くと、俺達の馬車が止めてあって、冒険者ギルドに入ると、リンとキサラが俺を出迎えたのだが、周りからは舌打ちが聞こえたから、後の面倒を考えて、威圧と殺気を同時に放つ。

 ……良し、静かになったな。


「今の殺気は誰だー!」


 2階から筋肉ダルマが出て来て、吠えた。


「今、殺気を放った奴、名乗り出ろ!」


 俺は面倒臭いと思い、無視して受付嬢の所に向かった。


 ……が、舌打ちした奴らの視線が俺に集まった為に筋肉ダルマにバレた。


「貴様か?」

「あんた、誰だ?」

「オレはこの冒険者ギルドのギルドマスターだ。」

「そうか。」

「それより、オレの質問に答えろ!」

「その質問の答えが俺だとしても何か文句有るのか?」

「当然だ!」

「俺は単に、俺の仲間が周りに絡まれない様にしただけだ。」

「ふん。まあ、良い。付いて来い。話が有る。」

「断る。」

「お前も冒険者なのだろう。あれだけの殺気はBランク以上じゃないと出せれん。なら、ギルドマスターの権限で(もっ)て、命令に従わなければならない。」

「俺はDランクだ。」

「嘘をつくな!」

「本当だ。」


 俺はギルドカードのランクげ示されている部分を見せる。


「……信じられん。」

「ま、待て! 話はまだ……」


 俺はかなり本気な威圧と殺気をギルドマスターに放つ。


「俺は今、急いでいる! 俺に構うな!」

「わ、分かった。」


 ギルドマスターが尻餅を着いた所で、威圧と殺気を解き、受付嬢の所に向かう。


「受付嬢さん。質問が有るんだけど良いかな?」

「は、はい。」

「王都では近々、オークションが開催されるらしいけど、開示出来る全ての情報を教えてくれるかな?」

「わ、分かりました。では、説明させて頂きます。」


 要約すると、オークション開催日は15日後で、「買い」に参加したい場合は、参加者からの紹介状か、それ以外のコネが必要で、「売り」の場合は、オークションの品格に釣り合う物を出せば参加出来る。

 但し、期限は開催日の2日前まで。

 更に「売り」に参加出来た者は、「買い」にも参加出来る。

 だから、「売り」に出した物は優先的に前半で出品される。

 ……と、いう内容だった。


 俺達は冒険者ギルドを後にして、宿屋を選び、部屋に入った後、最近覚えた遮音の魔法を掛ける。


「さて、俺から紹介しよう。俺の元侍女見習いで、公式上、俺が死んだ後はティアの侍女になり、ティアが貴族籍を抜けた後は、冒険者パーティーの『翼の追求者』のルシアだ。」

「ルシアと言います。主に回復を得意としています。」

「それで、改めて紹介すると、俺の奴隷の猫の獣人族のリンに、Cランク冒険者のキサラだ。」

「ゼロ様の奴隷のリンです。」

「ゼロの所有物のキサラよ。」

「ヒイロ様、いえ、ゼロ様。キサラさんの『所有物』とはどういう意味でしょうか?」

「まあ、その辺りも含めてティアを助けてから話すよ。

 ただ、夜の方の意味じゃないからな。」

「は、はい。」


 まだ耐性が低いのか、ルシアは赤くなって返事をした。


「さて、これからの事だが、恐らく、もうティアを奴隷から助けるのは難しいと思う。ルシアから聞いたが、ティアもルシアが奴隷になった時に同じく奴隷にされたらしい。」

「……はい。」

「そうなると、もし、オークションが真っ当にやっていた場合は、無理矢理、ティアを助けると俺達は大陸規模での犯罪者になってしまう。」

「ゼロ様、確かに。」

「後、ルシア。」

「はい。ゼロ様。」

「リンと呼び名が重なるから、ルシアは今から、俺の事を『ゼロ兄さん』か『ゼロお兄ちゃん』な。」

「……!? ………………えっ!?」

「どちらか選べ。これ命令な。」


 ルシアが散々、喜怒哀楽の顔芸をして出した答えは……


「……………………………………『ゼロ兄さん』にします。」

「分かった。よろしくな。」

「……はい。ゼロ……兄さん。」

「ゼロは鬼畜だねぇ。」

「仕方ないだろ。リンは頭が固いんだから。」

「私の所為(せい)ですか!」

「なら、変えられるか?」


 リンが俺に対して土下座して、こう答えた。


「………………申し訳ありません。無理です。」

「そうだろ。」

「ゼロ、話を戻そう。」

「まあ、そういう訳だから、不可能じゃないが、裏からの救出は将来的には現実的じゃない。だから、表から堂々とティアを助ける。」


 翌日


 リン達は、王都へ向かって出発した。

 途中の高額モンスターを根こそぎ狩りながら。


 俺は少しでも、金を稼ぐ為に、昨日の昼過ぎから都市エルドラを出て、先ずは、偉い人や大聖女や聖女が居る街や都市に、文字通り翔んで行き、秘密厳守をお願いして、魔の森のモンスターを限界まで売り、それが済んだら、故郷の魔の森に向かい、高額商品、もとい、高ランクモンスターを根こそぎ狩った。

 普段は行かない奥に行くと、ドラゴン達が居たから、コレ等も狩った。

 んで、2日後に、また廻ってモンスターを売るを繰り返す。

 高額モンスターを売る→はい、代金!

 ……は、無理だから若干日を開ける。

 普通は無理。

 だって、俺、Dランクだからな。

 そこをクリアしたのが、偉い人や大聖女達のコネ。

 向こうにはオークションには助けたい人が居ると伝えてある。


 こうして、ギリギリまで、金を稼いだ。


 オークション開催2日前


「貴方がオークションの責任者か?」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ