表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/139

披露宴。

途中のBADもあまり好きでは無いので、もう少しのんびり進行します。


次の話は、明日土曜日の午後9時からになり、それ以降は毎日投稿を目指して、午後9時の投稿を予定しています。

 食堂での羊皮紙でのステータス公表は特に可もなく不可もない内容で、空気は穏やかだったが、三神からの祝福には皆、驚いていた。

 あれから、父さんにお願いして武術や魔法を教えて欲しいとお願いしたら了解を貰えたけど、母さんからは教養やマナーの先生を呼ばれてしまった。


 しかし、まさか、凡人なオタク日本人から血を血で洗う悪魔で、3周目の今世は貴族様だもんなぁ。

 日本人の時の社畜を思い出すよ。

 でも、冒険者ギルド的なモノが有れば、頃合いを見てそっちに乗り換えれば良いし、無かったら、領主になった兄を支えますと言って事務系に就くも良いしな。

 上位貴族との腹の探り合いは可能な限り避けたい。

 後、この辺境伯領はかなり余裕が有って、銀と鉄鋼の鉱山が有り、豊かな農地にたっぷりな水源。

 そして、モンスターが(うごめ)く魔の森!



 さて、10歳になった俺は教養やマナーを頑張って身に付けて、武術や魔法も表面上は普通程度に見せている。

 実際は、夜中にこっそりと国で屈指の難易度を誇る魔の森に行ってはモンスターを討伐して異空間収納に仕舞ってあり、父さんに色々聞いて計算すると、換金すれば日本円にして8億円以上を稼いでいる。


 なまじっか、悪魔人生を送ったお陰か「暗視」等は直ぐに出来た。

 形式上の全属性魔法に球系、矢系、槍系、壁系も修得したし、身体強化系、回復治療系魔法も死者蘇生以外は修得した。

 闇ギルドが使う出処不明の猛毒から四肢欠損でもどんと来いだ!

 勿論、オリジナル魔法も幾つか実戦で使えるレベルのモノが有るし、それにダミー用のマジックバッグやマジックポーチも作成している。

 まあ、家族には全てを(さら)せる訳じゃないけどな。

 家族と言えば、もう直ぐ5才になる我が妹「アンリエット=フォン=ウィンザード」が居る。

 女神様、ありがとうございます。

 憧れの妹が出来ましたー!

 近い将来、アンリから「ヒイロお兄様」と呼ばれる様に努力しながら、アンリを洗の……いや、教育をしている。


 次に1年前の当時9才の俺には未来の専属侍女見習いが出来た。

 どういう事かと言うと、我が領には奴隷館が無いのだけど、奴隷商が我が領を通り抜ける予定で、その途中にモンスターの襲撃に遇い、助けが間に合わず護衛と奴隷商と何人かの奴隷が犠牲になった。

 奴隷商は、その業務上の理由から、(あらかじ)め、人数等の内容を記載した書類を領主に出す事が義務付けられている。

 この時にこの世界には冒険者ギルドの存在を知った。

 そして、生き残りを保護して対応したのだが、最後に残ったのが母娘の2人だ。

 助けたのが俺で、この娘ルシア(当時8才)に妙に懐かれて、この母親が俺の側で働きたいと懇願されて、結局は我が屋敷で雇う事になった訳だ。



 次に俺には3年経過した幼馴染みが居る。

 俺が7才になった時に、隣りの公爵領へ俺の顔見せの為に挨拶に行った時に紹介された。

 公爵の名前は「レギン=イクス=セレディエス」で、紹介された三女が「シンティア=イクス=セレディエス」7才で、外見は銀髪ストレートの碧眼の勝ち気なお嬢様だ。

 月に1回以上はどちらかの家に行って交流していて、俺は彼女を「ティア」と呼んでいるし、本人も気に入っている。


 所で、先程まで過去を振り返っていたのは、緊張を誤魔化す為で、今、非常に緊張をしている。

 実は、公爵家の応接室に居るのだが、机上では俺とティアの婚約がたった今、成立したからだ。

 ティアの方は(あらかじ)め聞いていたのか、俺をチラチラ見ながら赤面してモジモジしていた。

 まあ、俺としては問題無いし、婚約が成立した以上は今まで以上に大事にしながら絆を深めていこう。

 俺はティアとの交流で「可愛いが正義!」の意味を知った。


「これからもよろしく、ヒイロ。」

「こちらこそよろしく、ティア。」



 ティナとの婚約が成立してから2ヶ月後

 毎年、10歳になった貴族の子息令嬢は王都で披露宴が開かれる。

 当然、俺も10歳だから参加だ。

 そして、家族の中で俺だけがティアの公爵家の馬車に乗って王都を目指している。

 勿論、馬車の中には婚約者のティナが居るし、我がウィンザード家の馬車も随行している。

 何故、公爵家の馬車に乗っているかというと、レギン公爵の方から打診が有って決まった。

 公爵家の方が「格」が上だから断る理由は無いよな。

 まあ、ティアと一緒の旅は楽しいけど、どうやら乗る時の公爵側のやり取りでティアが希望したみたいで、可愛い事をしてくれる。

 お礼として、何時も以上に熱を込めて誉めた。


「ティア。今日は何時も以上に輝いているね。とても綺麗で可愛いよ。」

「あ、ありがとう……」


 ティアが湯気を出すトマト顔になった。


「ギリス。今からコレで、大丈夫か?」

「ヒイロのコレは天然だ。」


 そんな乗る時にちょっとした事が有ったが、それ以外は特に問題無く、5日後に王都に到着した。

 因みに異世界テンプレの王都に行く途中に「モンスターや盗賊に襲われて、助けを呼ぶ上位貴族令嬢が!?」は無かったけど、代わりに子爵家の馬車に故障が発生して、それを助けた。

 何故、美少女令嬢じゃないんだ?

 まあ、助けたら助けたで、後々、面倒事がありそうだけどな。



 王都でも特に問題無く、披露宴当日の準備を終わらせ、披露宴での国王陛下の挨拶も終わり、今はフリータイムだ。


「父さん。僕はどうすれば良い?」

「ヒイロも、彼方(あちら)の子供だけの集団に混じり、交流してきなさい。」

「分かりました。」


 俺は父さんの指示に従い、子供だけの集団に混じり交流する事にした。

 適当にしていると、ティアもやって来た。


「ヒイロ。やっと来れたわ。」

「お疲れ様、ティア。あっ! 1本ください。……はい。」

「……ありがとう。」


 俺は偶然、近くに来た給仕係りのメイドさんから、ジュース1本を受け取り、少し顔が赤いティアに渡す。

 ティアと仲良く話していると、マナーを無視して話し掛けてくる奴が来た。


「シンティア嬢、3ヶ月振りですね。」




暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ