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誕生の儀式の帰り道での回想。

元日本人の悪魔からの転生者、爆誕。


次の話は、1時間後になります。

 俺は産まれた瞬間から記憶している。

 あの時は、頭が痛いわ、内側から無限の不快感と不安が溢れてくるわで、此処は何処だと思った。

 確か、魔界の頂点にやっとなれて、魔界第2位の相棒である親友と喜びを分かち合い、後を任せて俺は転生の秘術を使う。

 相棒は最後まで反対したけど800年くらい一緒に居たから良いじゃん。

 何とか相棒の承諾を取って転生の秘術を使うのだけど、奴隷以外で性別が男なら文句は無いかな。

 なんせ、この転生の秘術はランダムだからな。

 最後は笑顔で見送ってくれた相棒に別れを告げて、転生の秘術、発動!

 その後の記憶が無い状態で今の状況だ。


「あれ、泣かな、い……」

「奥様、大丈夫です。喉が詰まっているだけです。直ぐに対処しますから……あれ、詰まってない。鼻は……え、詰まって、ない……!?」


 うげぇ、ゲホッ!

 な、巨体の俺を軽々と持ち上げ……て……!?

 いや、この感覚は違う!

 まさか!? ……3……周目か!?

 そして、泣かない、頭が痛くて喉や鼻が詰まってとかの言葉が……!?

 そうか、出産か!

 やばっ!?


「ぅ、お、オギャア! オギャア!!」

「……良かった。……奥様、どうぞ。」

「初めまして、私の坊や。」


 ふう。

 何とか、誤魔化せたか。

 転生の秘術は成功して、生まれ変わった以上は、新しい生である3周目を楽しく生きていくか。




 3年後


 俺の名は「ヒイロ=フォン=ウィンザード」

 大国ヴレイブァスに所属している東の辺境伯領の領主「ギリス=フォン=ウィンザード」の三男だ。

 魔界の相棒に見送られ、気が付けば3周目の転生で、産みの母親やメイド兼臨時助産婦のケリーに迷惑を掛けたが、何とか誤魔化した。

 その後は、赤ん坊としての仕事を全うしたよ。

 空腹時とトイレ時の泣き要求に、1日2~4回のランダム泣き。

 ランダムの内訳は、母親以外が居る時と、残りは当然、母親が居る時だ。

 これで、赤ん坊転生のテンプレである「あの子は何故か、空腹時とトイレ時以外は泣かないの。」を回避している。

 食う・寝る・出す以外の時間は、テンプレの魔力操作、魔力制御を永遠と繰り返した。

 また、合間に火魔法と土魔法以外を練習して熟練度を上げている。

 この2つを練習しないのは、当然、火は火事に繋がるし、土は関係性が無いのに、部屋に落ちていたら不気味に思われるし、メイドの誰かの責任問題になるからな。

 そして、「鑑定」が発動しないなんて。


 ジーザス!


 さて、首も座り、ハイハイ、掴まり立ちに拙いながらの徒歩が出来た今、世界を広げる時だ!

 それではミッションスタート!

 既に、俺を担当するメイド達の1日のスケジュールやシフトは把握済みだ。

 目指すは「書庫」だ。

 この日の為に、幼児の好奇心を隠れ蓑にして、メイド達との散歩で屋敷を探索して位置を確認した。

 転生者なら、赤ん坊の時でも出来る「魔力探知」や「気配探知」は、俺も身に付けている。

 この2つを駆使して、「書庫」を目指した。


 良し!

 書庫に到着したぞ。

 転生者として自重しなければならない俺でも、知的探求心は抑えられなかった。

 扉のノブを爪先立ちをして掴み、悪戦苦闘して何とか書庫の扉を開ける事に成功したぞ。

 後は、誰かが俺を見付けるのを待つだけだな。


「あっ!? ヒイロ坊っちゃまを発見しましたー!」



 3才児が異世界の文字を読める訳ないだろ!

 そんなのは、神様との転生準備時のチートスキルの付与の時に交渉しないと無理だろうな。

 俺の時は無かったしな。

 だから、書庫。つまりは、書物に興味が有るとアピールしての母親かメイド達に因る、読み聞かせを狙う訳だ。

 因みに母親の名は「セレシア=フォン=ウィンザード」だ。

 金髪碧眼の美女で実家が伯爵家の次女だが、独身の令嬢時代はかなり「武」に勤しんだらしい。

 そこら辺りの話は屋敷の者、全員が口を閉じている為に詳しくは知らない。


 さあ、異世界の知識を増やすぞ!



 2年後


 あれから2年経過して、読み書き計算はこの世界の貴族の成人以上になった。

 3周目だが、まだ小学生レベルなら大丈夫だし、何とか誤魔化して、少し賢い位に見せている。

 ……結構覚えているものだな、800年以上過ぎているのに。

 そして、今日はこの世界の5歳児なら誰でも受けれるし、義務でもある「誕生の儀式」を受けに教会に行き、初めて神様(女神)に会い、チートスキルの付与をして貰った。

 帰り道の馬車の中で、自分のステータスを再確認する。

 因みに、ステータスは自分にしか見えないし、「ステータスオープン」と言わないと、第三者は見る事が出来ない。


 良し。きちんと希望のスキルが付いているな。

 後、称号の所に「女神アティアの愛し子」に、「武闘神ウォルザーの愛し子」、そして「魔法神レンファーレの愛し子」が付いている。

 この三神は、女神アティアは慈愛の神、武闘神ウォルザーは信念の神、魔法神レンファーレは真理の神としても崇められている。

 さて、羊皮紙の確認をしないとな。

 武闘神ウォルザーと魔法神レンファーレの「愛し子」は「祝福」にして、女神アティアの愛し子の「愛し子」の部分を「加護」に変えてあるな。

 後、ステータスの数値やその他の隠蔽と偽装の記入洩れは無いから、夕食の時に安心して見せれるな。


 夕食時


「おめでとう、ヒイロ。」

「おめでとう、ヒイロちゃん。」

「おめでとうだね、ヒイロ。」

「おめでとうございます、ヒイロ様。」


 順番に、父親、母親、長女、執事になる。

 兄2人は既に、王都の王立学園に寮住まいで通っている。

 基本的に貴族は王立学園の寮に入る。

 11歳の長女ミリアは来年から寮に入り、王立学園に通う事になる。

 後、来年に弟か妹が生まれる予定だ。

 出来れば妹を希望する。


「さて。無事にヒイロも5才になり、誕生の儀式も済んだ。これで、ヒイロも神々の愛し子だ。さあ、皆に羊皮紙を見せてごらん。」


暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。


ギリスの「愛し子」は、表現での言い回しで、称号の「愛し子」とは、関係ありません。


祝福、加護、愛し子、神徒、の順に神様からの待遇が良くなります。

愛し子までは各神様の自由採択。

神徒だけは、神様も上に報告して審議してから決まります。

当然、地上での扱いも例えば、祝福は銅貨8枚、加護で銀貨8枚、愛し子で金貨8枚、という感じで差が有ります。

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