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これから始まる英雄譚! ~俺らの異常な冒険者スタイル~  作者: 丸々。
第五章 [闘技と事件と騒動と]
95/100

小話 無垢な赤い戦士

数ヶ月投稿無しってまじ?

「いいか? 作戦はこうだ」


 強者感を醸し出しながら、赤い筋肉達磨が身体をおこす。それに従って、小柄なセリスも。

 この二方の身長を比べると、ロンゴが巨人、もしくはセリスが小人のよう。


「突撃、激突、突破! この三拍子で異論はねぇな?」

「嫌ですよそんな頭悪そうな脳筋作戦! 手立ては! 魔法は使わないんですか!」

「『臨機応変』という言葉を最近知ったのでな! 自分で適した行動をすべし、である!」

「臨機応変と行き当たりばったりをはき違えないでください! いくら筋肉バカでもキマイラに肉弾戦は無茶ですって!」

「バカって言った?」


 なんか『バカ』って単語に過敏に反応してきた……。


 ロンゴによるとんでもない策にあたふたするも、当の本人は猛獣に向かって駆けだした。

 遊戯施設にやってきた子供のように、ヒャッホウと。満面に笑みながら。


 ミッチリした背筋を見ると、彼の武器である棍棒が、金属製から原始的な木質の棍棒にすり替わっていた。

 彼の本能が働いて、野性に近しい方を選んだのだろうか。


 ……っと、そんなことを気に留めている暇は無い! 私も行かなくては!

 ということで、一般的な魔法使いならば携えているはずの杖は持たぬまま、後に続いた。


「先手必勝なり!」


 ロンゴは金色の草原に溶け込める、艶のある体毛で全身を覆う獣に、天高くから棍棒を叩き付けた。


 今日も今日とて、依頼対象が異なるだけの変わらぬ一日が、それぞれの場所で繰り広げられていた。


 冒険者、という役職に就いている者は数多くいるが、街の外に出てみれば出会う確立は非常に低い。


 広大な大地で激闘を起こしたり、のんびりと採取をしたり。他の冒険者が承った依頼など、彼ら四人には知ったことではない。


 されど、腐っても彼らも(金の為に動く)冒険者。(一部だけ)高額な依頼には目がない。なので、たとえ虎穴に忍び入るような依頼でも、(一部だけ)喜んで請けるだろう。


 ……まあ、遂行出来るかは別問題であるが。

ボックスイベントって大変ですね

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